アメリカン・ウイスキー豆電球講座 

American Whiskey


アメリカン・ウイスキーといえばバーボン。
スコットランドやアイルランドから移民してきた頑固なウイスキー醸造者たちは
ブルーグラス(牧草)とライムストーン(石灰質の地層)の地である
ケンタッキーに住み着き、この土地をバーボンの故郷とした。

■アメリカン・ウイスキーたちのふるさと■

・1492年・
コロンブス、アメリカ大陸を発見。

・1607年・
イギリスが最初の本格的植民地ジェームスタウンをバージニアに建設。
当然ながら新大陸でも「命の水」ウイスキー造りをするために、
スコットランドから蒸留器が持ち込まれる。
このアメリカでも簡単に自給できるトウモロコシやライ麦
目を付けてのウイスキー造りが始まった。
開拓地にはサルーン(酒場)がまずでき、そこを中心に町が拡がっていく。
男も女も、老人も子供も、朝から「命の水」を飲む。
100年もたたないうちに、アメリカはアル中だらけになったという。

・1789年・
アメリカ合衆国正式発足。初代大統領はジョージ・ワシントン。ちょうどこの年、
まだバージニア州の一部だったケンタッキーの
クレイグ牧師によって、バーボンの製造法が確立されたという。
「レッド・リカー」「リキッド・ルビー」「アメリカン・ルビー」
彼は内側が焦げた樽を使ってしまったために赤いウイスキーができた…とか。
ともあれアメリカ合衆国とともに、バーボンも誕生した。

・1791年・
イギリスとの独立戦争で財政難になっていた政府が酒類物品税を法制化。
農民の誰もが酒を飲み造っていたのだから当然大反発、
「ウイスキー反乱」がおこった。ワシントン大統領はこの鎮圧に、
イギリスとの独立戦争よりも3千人多い1万5千人の軍隊を動員したという。
農民たちは西へ、つまり国外へと逃れ、
ケンタッキーのブルーグラスとライムストーン・ウォーターと出会う。
アメリカに味方したフランスの王朝ブルボンの名を付けた土地、
英語読みのバーボン地の酒である。
(今は残念ながらバーボン郡には蒸留所はないらしい)



アメリカン・ウイスキーの半分を占めているのが
単一原酒による「ストレート・ウイスキー」で

バーボン・ウイスキー、ライ・ウイスキー、コーン・ウイスキーなどがある。
「バーボン・ウイスキー」の場合は、アルコール分80度未満で蒸留し、
内側を焦がした新しいホワイト・オークの樽で最低2年間貯蔵、
40度以上で瓶詰め。
さらに「テネシー・ウイスキー」の定義は厳しく、
「バーボン・ウイスキー」にプラスして、
テネシー州で生産し、テネシー州産のサトウカエデの木炭でろ過する。



その他に
「ブレンデッド・ストレート」「ブレンデッド」「ライト・ウイスキー」などがあるが、
やはりここでは、ストレートにこだわっていこ〜っと。


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