日野市 住民 直接請求(1994年12月)の背景について
(電話での聞きとりの部分もあるため数値・正確な名称の間違いをお許しください)
15000人の市民の直接請求のきっかけ(言いだしっぺ)となったのは「生活クラブ生協」
日野市は東京のベッドタウンにあり 日野自動車 富士電機など5000人規模の工場多数, 住宅 動物園・遊園地・お寺などの 観光資源もある。工業・商業・(農業)など産業のバランスのとれている市と言える。
この時期のバブルの崩壊により(このあたりうまく説明できないが)持っていた土地(緑地)を手放して山際にマンションを建てることがいくつか行われた。
市=緑地を増やす(守る)市の40〜50%を緑地として残しておくことをしたいと毎年緑地を買い入れる努力をしていたが「買う」だけでは何億もかかり限界がある。また規制だけでは対応しきれない問題がたくさんある。
市民=緑地が減ってくるのはいやだ!行政に「こうしてください」と言うだけでなく自分達で何とかしないといけないのでは?
この2者の思いが重なって直接請求へと結びついた
実は 直接請求が起こる1−2年前に「生活クラブ生協」では「市民が作るマスタープラン」を約70人の教育や福祉に携わる者で作っており,これが直接請求の元ともなったといえるし,後の109人の市民参画の基礎ともなった。
<市民の意識がなぜ高いのでしょうか?>
@ ここは昔,東京の米倉といわれ,農業(米作り)が盛んであった。田を住宅地に変えていったため,住んでいる人は網の目のような水路に小鮒などが泳ぐのを毎日のように見ることができた(この風景が好きだった!)が,同時に自分達の生活排水によって汚れる水路の様子も目の前で見ることとなった。(自分達の行動が直接水を汚すことを実感する)
A ここは秩父の山のすぐそばにあり,5分も歩けばすぐ斜面(緑)に行き着く。そうやって親しみ,いつも目にしてきた緑をなくしたくないという思いが潜在的に強いのではないか?
@ A についてはフライブルグとほぼ共通するので驚いています。
市・および市民は今教育への期待が高く,小さい頃から美しい自然にしっかり触れさせ,自然への感性を高め,自然を大切に思う心が将来にわたって自発的にでてくるような教育に力を入れているとのこと。