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聞いてるだけで英語が話せるようになる本?

効果はあるのでしょうか
投稿者:kyoko

新聞広告で、「聴いているだけで英語が話せるようになる」というのを 見つけました。
これってどうなのでしょうか。
本当に話せるようになるのでしょうか???
英語の学習で苦戦しているので、
どなたか体験談など教えていただきたいのですが・・・。



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聞いてるだけが難しい
投稿者:さか

私は、英語を真剣に勉強しようと思って、数年、でもでもなかなか上達しきれない者です。
 ネイティブの子供が英語を聞くだけで英語ができるようになるという理屈から、英語をシャワーのように浴びれば、いずれわかるようになるというのは、私の経験からして全くの迷信です。
 多分一日2、3時間ただぼんやり英語を聞いていても、何ヶ月しても全くできるようにならないことでしょう。
 実際、その手のうたい文句にのせられて私も英語のシャワーの中で一年以上も実践してみたもんでした。
 その他、英語の教材もいろいろ買い込みもしました。
たぶんこのHPの読者の方々も似たり寄ったりではないでしょうか。
 でも私は最近、やっぱり英語の基本は読解だと確信しています。
英語は、総合力で理解できる学問です。
例えば、willの意味なんかを真剣に考えていると、そのニュアンスがネイティブにはどのように感じているのかなんてことが本当は大切なんじゃないかと思うのです。
 変なことを言うようですが、私は今では絶対willが未来形なんて、学校英語のうそだと確信しています。
次の英文を読んでみてください。

I will go to the movie tomorrow.
I go to the movie tomorrow.

 本当のところは良くわかりませんが、ネイティブの会話ではこの文はほとんど同じ意味で理解されるんじゃないかと思います。
でもwillがあるとどちらか言うと映画に行くんだという思い(will)が込められるか、映画に行くという未来の予測がある程度確かなんだというニュアンスがwillにはあるんだと思います。
 こんな風に、will程度の単語ですら何年も英語を勉強してきているのに本当のニュアンスとなるとお手上げですよね。
 ところがwillと同じように英語を理解するのに深く語感になじまないといけない重要単語は約5000語程度もあり、とことん使いこなすことができるようになると言うのは至難の技のように思います。
 それ以外にも10,000語余りの単語をなんとなく意味がわかるようになり、さらに、時事のキーワードをある程度理解し、辞書に載っていない現代的語彙の使い方を習得できて初めて、流れてくる英語がバックグラウンドミューッジックにならず、簡単に分かるようになるのかもしれません。
 そしてそうなるためには、それはもう一日10時間ほど英語に浸りきり約7年は必要なんじゃないでしょうか(これでもネイティブの5歳程度の英語かもしれません)。
 そして、そんなに英語に浸りきれるのは、突然英語圏に放り込まれた海外出張につれていかれた不幸な子供さんくらいで、例えば留学組人でも、なかなかそんな風に英語漬けにはなれないそうですから、実際本当の英語を身につけることができるのが帰国子女だけだというのもうなづけますね。
 かといってもうすでに何時間かけることの何日かけることの何年も英語をマスターすることを夢見てきた我々に救いの手はないかいと真剣に思うんですが、その答えが、読解(と言うよりも多読多読多読)なんじゃないかと本当に思うんです。
 それと平行して、ディクテーション(聞き取った英語をカタカナででも書き取ってみましょう)でもしていたらそのうち聞き取れてくるようになるもんです。
 私のお勧めは、ロングマンの英英辞書で、ひたすら分からない単語を引いてみることです。分からない単語をいたちごっこのように引いてみてください。
 自分が知っているつもりだった、wayなんて単語もin a wayなんて形でジャンジャカでてきますが、、なんて意味なんだとお恥ずかしいながら、わたしは最初思ったもんでした。もちろん熟語ではないんです。でもく、本当に沢山でてきますよ。「こんな方法で…」という意味なんでしょうね。
 going my wayが、「我が道をどんどん突き進む」って語感で聞き取れるようになるには、何百回もwayや…ingに出会わないとだめなんだと思うのです。
 ヒヤリングの場合でも同じ単語に出会える可能性は同じ程度あるんですが、落とし穴があって、実は回数はゼロになるか、逆に頭を混乱に陥ってしまう可能性があるんです。
だって頭の中ではin a wayは、「イン ア ウエイ」って音なのに、実際英語で聞くと「イナゥエイ」「イナエイ」ぐらいにしか聞こえません。
 何千回でてきてもイナエイは、イン ア ウエイとは聞こえませんから。
 もし、これが同じ英語だと分かるようになるには、今までの英語の音記憶を捨てて、一から聞きなおす必要があるのかもしれません。
それほど学校英語はひどいもんです。頭の中の変な音の英語を消してしまえるなら、シャワー英語も効果あるかもしれませんね。
 でもでも、カタカナ英語の発音でどうしても聞こうとすると頭のなかで英語を壊してしまうんですね。頭はすごく疲れて眠くなるはずですよ。聞こうとすればするほど眠くなっちゃいます。
 まあ、そんなこんなで、シャワー式英語は効果薄です。
 もしシャワー式英語で英語ができるならできるようになった者が一人でもさがせたら貴方の勝ちです。
 貴方は、そのかたにノウハウを聞いてその通り、始めてください。
 しかし、それまで決してその手の広告にのせられてはだめです。
 赤ちゃんが聞いているように、真剣に何時間も日本語英語でない英語として聞き取ろうとして何時間も何時間も聞きつづけることは、成人日本人には、不可能なのではないでしょうか?
 私がお勧めするのは、多読多読多読の間に、精読ときれいな音読(声帯模写的にまで音読できれば最高です)を練習することです。
 そしてそれを何年も一日最低でも数時間できて初めて英語を習得できるのでないかと思っています。
 とにかく、頑張ってください。
 英語の真の習得を日本で成し遂げるのは大変な努力と企画力を要します。
私にとっては、もはや届かぬ夢にもなりつつあります。
 その高みへ届かれんことを切に願っています。