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タイタニック

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 大変なブームになった映画である。普段は、恋愛物を独断と偏見でつまらない物と見下している私であるが、勉強のために観た。
 終わりの方に以下のようなシーンがあった。
 タイタニックは氷山にぶつかって沈没寸前である。女子供から救命ボートに乗り移っている。すったもんだの挙げ句、レオナルド・ディカプリオはケイト・ウィンスレットを何とか救命ボートに乗せる。レオは乗れない。ケイトを乗せて満員の救命ボートは水面へと降りていく。少しづつ離れながら見つめ合う二人。3階から降りてきた救命ボートが2階へ差し掛かったとき、ケイトは沈みつつあるタイタニックの2階に飛び映るのである。あなたなしでは生きていけない。
 私はこのシーンを観て、込み上げる怒りを押さえることが出来ず、椅子のひじ掛けの部分を握りしめてブルブルと震えたのである。
 アホかお前は。アホかあ。なぜ、せっかく与えてもらった機会をドブに投げ捨てるようなことをするのか。私は人の好意を自分の欲求のために無駄にする人間は嫌いである。もし俺がレオだったら、2階へかけ降りていって、ケイトを海に突き落とす。

 ケイトが後先考えない大バカたれのせいで、この後の展開は以下の通りである。
・すったもんだで船沈む。
・レオが機転をきかせて何とか船と一緒に沈むことは回避。
・レオ、なんと手ごろな戸板をゲット。
・ケイトが小太りなため、戸板には一人しか乗れず。レオ、海中にて待機。
・寒すぎて、レオ、鼻の下につららを作って絶命。
・その後、改めて助けに来た救命ボーとにてケイト助かる。

 もし、ケイトがきちんと分別のある人間であった場合、以下のようになる。
・ケイト無事脱出。
・すったもんだで船沈む。
・レオ、機転をきかせて船と一緒に沈むことを回避。
・レオ、なんと手ごろな戸板をゲット。
・レオ、戸板の上で待機。
・改めて助けに来た救命ボートによりレオ助かる。

 つまり、ケイトは「ばか」と「でぶ」のせいでレオを殺したわけである。なんで世界中のみなさんは、自己中心の落ち目の金持ちの娘が無知と体重で助かるかも知れなかった命をむざむざ海中に沈めた映画観て泣くのか。レオナルド・ディカプリオがかっこいいのに死ぬからか。そういえば、ケイト・ウィンスレットはデブのくせによりによって「タイタニック」でレオ様の相手役をした、といってずいぶんたくさんの女の人の怒りの対象になったという。それと、今回私が指摘している点は全く別であることをわかっていただきたい。

(2001/07/02)


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