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キス オブ ザ ドラゴン

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 久々にしびれるくらい面白かった。
 映画にはいろんなジャンルがあって、いろんなストーリーがあって、いろんな好みがある。が、売れ筋というのがあって、似たような映画が連発するのも否定はできない。最近の映画の中には確かに面白いがひねり過ぎ、というか、濃すぎ、というか、やり過ぎ、というか、観てて疲れるようなのが多い。
 私はこの映画を観て、俺が観たかったのはこういう映画だったのか、と気付かされた。ストーリーはシンプルでいいのである。ハッピーエンドがいいのである。
 そして、ヒーローは一転の曇りもない純粋な無敵の男でいいのである。主人公がヒーローで、無敵で、かっこいい、というのがやはりアクション映画なのである。ちょっと不良ぽかったり、ピンチに陥って困った顔してたりしてはイカンのだ。何があっても動じない無敵の主人公という設定がチープに見えるのは、ストーリーはもちろんのこと俳優が悪いのである。設定自体に罪はない。
 とにかく、ジェット・リ−がかっこいいのである。今まで、私のなかのジェット・リー(というか、リ−・リン・チェイ)のイメージは、ただの少林寺憲法が得意なお兄さん、であった。一昔前のカンフーブームの時のリ−・リン・チェイは非常にきれいな舞いのようなカンフーをするので、観てても戦ってるようには見えなかった。すごいかも知れないが強いふうには見えなかったのである。が、今回は、ただ思いきり殴る、とか、ただ蹴る、とかそういう部分がリアルな強さを感じさせながら完全な無敵ぶりがばっちりハマッていた。最後の警察署に行くシーンの怒りながら歩くシーンなんかいいねえ。この人は自分がどう動いたらどんなふうに見られるか、というのをわかっているんだろうな、と思う。それがわざとらしくなくてかっこよく見えるのだから、良い俳優なのかもしれない。
 そうなんスよ。いいんですよ。ジェット・リー。アクション以外も。これはひょっとするとくるかも知れない。ジャッキ−・チェンよりブレイクするかも知れない。

 それはそれとして、悪者の設定が、リュック・ベッソン手抜きし過ぎ。「ドーベルマン」の悪徳警部と「レオン」の悪徳警部を足して2で割った悪徳警部ではないか。私はこの映画観終わった後で、しばらく「レオン」にもチェッキー・カリョが出てた、と勘違いしてたぞ。

(2001/07/02)


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