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ボーン・コレクター
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「ボーン・コレクター」 出演:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー 解説:ニューヨークで猟奇的殺人事件が発生。無惨な被害者の姿。現場に残された謎の物的証拠。ゲームのように殺人を重ねる犯人に立ち向かうのは、全身の93%が麻痺した伝説の科学捜査のエキスパート。ジェフリー・ディーヴァー原作の同名ベストセラー小説を映画化。全米初登場第1位のサイコ・サスペンス・スリラー日本上陸。 とまあ、こういうふうに宣伝されるわけです。デンゼル・ワシントンといえば、最近ではトム・ハンクスと双璧を為すアカデミー常連男優であり、一方、アンジェリーナ・ジョリーはといえば、「17歳のカルテ」でアカデミー助演女優賞に輝いた方であります。(この映画の公開は「トゥーム・レイダー」よりも前だった)映画の方はというと、「羊たちの沈黙」「コピー・キャット」「セブン」と新ジャンルであるがゆえに様々な手法がまだ残っていそうなサイコ・サスペンス。全身麻痺だが頭は抜群にいいという主人公の設定が、いかにもプロットに凝っているというか、頭脳戦というか、意外などんでん返しがあるに違いないというか、まあ「ストーリーがない」という最近流行りの紋切り型評価からは遠い位置にあることをアピール。しかも、原作のミステリーは超ベストセラーで、とどめに全米初登場第1位。この全米第1位というラベルは日本の映画興業上、非常に重要視されているらしくて、いろんな評価の仕方でできるだけたくさんの映画を全米第1位にしているという噂もあります。 映画を観る前にその映画が面白いかどうかを判断するのはなかなか難しくて、あまり頻繁に映画の宣伝等をチェックしていると、中途半端にストーリーに詳しくなってしまって困ってしまったりするし、だからといってポスター一枚から判断するのは危険が多い。自ずと出ている俳優、ジャンル等から匂いを嗅ぎとらなければなりません。そういう観点からすると、この映画はやはり面白そうだといわざるを得ないでしょう。年に1回、風変わりな娯楽として映画を観るような人は釣られないとしても、映画観賞を趣味の一つと自覚し、文芸作品をそれほど好まないという客層は相当数釣られるのではないでしょうか。映画というビジネスをいかに成功させるかという腕の見せ所でもあるわけですね。 あ、映画そのものですか。先頭に書いた宣伝から得られる予想以上のものは何もなくて、この映画で一番うまくできているのは宣伝だったということは否定できませんね。立派な大きなカニを買ってきて食べようと思ったら身がスカスカだったけど、まあカニはカニ、というような、そんな感じでした。 (2001/07/02) |