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敦煌

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 entrance of EXIT!? の映画のコーナーは、全然ツーリングに行かない私がホームページを訪ねてくれる皆様を飽きさせないように書いているわけですが、最近は映画館に行ったりツタヤに行ったりするのもなかなか難しいので、私のささやかな映画パンフレットコレクションを一冊づつめくりながら書いています。私のささやかな映画パンフレットコレクションは、過去に何回か整理整頓を試みてその都度挫折しているため、そのシャッフル具合はなかなかのものであり、いつどんな映画のパンフレットが出てくるのか、ある意味楽しみとも言えます。
 そして、今回はこのようなことになっているわけです。「敦煌」です。井上靖原作の中国の歴史物の映画です。オール現地ロケかなんかで、エキストラもいっぱい出てて、お金もいっぱいかかってて、当時は日本映画史上に残る空前のスペクタクルドラマ、くらいのことを言っていたような気がします。この映画に関して思い出せるのはこれだけです。中身はなあ、全然わからんなあ。こうやってパンフレットをパラパラとめくっても、西田敏行と佐藤浩市が出てたなあ、ということくらいしか思い出せませんなあ。
 昭和63年の映画だから今から15年前ですか、うわーこのパンフレット15年物かすげー、当時私は高校2年生だったと思います。たぶん。まあ背伸びしたい年頃だったわけで、映画はその背伸びの一環だったような気がします。今はもう背伸びしなくて良くなったので、映画の面白さは使用される火薬の量に比例する、とか言い切っちゃっても、俺がそう思って楽しんでんだから放っといてくれ、と開き直れるわけですが、確か当時は今ほど映画が遊園地化していなかったはずで、芸術性の理解度とウンチクと観賞本数が映画観賞の世界では幅を利かせていたような気がします。だから、背伸びをしたいワカゾーは、この今後の日本映画史上に燦然と光り輝くことになるはずの「敦煌」を観てですね、大きくなったら「敦煌くらいは観ておかないと」と次世代のワカゾー相手にウンチクたれつつ自分の映画観賞歴を自慢しようと目論んでいたわけです。結局「敦煌」は日本映画史上の知る人ぞ知る存在というかその他大勢のような存在になってあまり光り輝かず、ワカゾーは15年後にそのパンフレットをふと手にとって何にも思い出せなかった、というわけです。どーです。なんか侘びしいなあ。

 ちなみに、私のこじんまりとした映画パンフレットコレクションは、過去の整理整頓の影響か、ここからしばらく日本映画のパンフレットが続いています。ちなみに「敦煌」の後には「オルゴール」という映画のパンフレットが続いていて、もう誰にもわからなくなってしまいます。
 「オルゴール」ってのはだね、オジサンが高校生の時にね、長渕剛が主役の「とんぼ」っていうテレビドラマがあってね、そのドラマはけっこう人気があったんだよ。だから、それをちょっとアレンジして長渕剛主演で映画化したのが「オルゴール」ってわけさ。オジサンは「とんぼ」見てなかったんだけど、友達の中村君は「とんぼ」見てて、絶対に面白いから映画も観たい、と言い出してね、絶対面白いという中村君のセンスを確かめるために観たんだよ。映画が終わった後、中村君は「ごめん」と言ったね。ああ、なつかしいなあ。なつかしいけど、こうやって説明するのめんどくさいなあ。
 高校を卒業してから中村君とは一回もあったことがないけど、元気かなあ。

 果たして、私は次のコラムも日本映画で書くことができるのか。

(2001/07/02)


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