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国連自由権規約委員会NGOからの報告国際批判にさらされた日本の人権
46判並製296ページ
本体2000円
われわれはあまりにも不自由で、抑圧的な社会に生活しているのではないだろうか。国連人権委員の様々な指摘をみていると、そんな気持ちにさせられる。否、気持ちの問題ではない。どうやら、「人権先進国」からみると、明らかに遅れた国のようである。発展途上国の人々が、貧しさを一面であたりまえのこととうけとめているように……。
国連側は日本の人権状況が、問題とされる水準にあると指摘するが、日本政府は「法令はこうなっている」ので問題はないと、原則論を繰り返すばかりで、実態がどうなのかについてはいっさい口をつぐむ。しかし、NGOからのカウンターリポートを入手して実状を知っている委員からは、改善を求める声がつづく。1998年、4回目の報告書を政府は国連に提出する。そして1、2年後にはには審査。そのとき日本の人権はどうなっているのだろうか。問われているのは、日本人自身の努力である。
国連人権規約にもとづいて、5年に一度、各批准国の政府の報告を審査する機会が訪れるのである。日本の人権は93年10月に、国別審査の対象とされた。本書は国連人権委員と日本政府代表のやりとりを、審査会場のジュネーブにおもむいたNGOが報告したもの。女性の権利、職場での思想差別、外国人の処遇、死刑問題などが中心的な課題になっている。
A5判並製270ページ
本体2000円
NGOの招きで来日した、世界の人権状況の監視者・国連人権委員エリザベス・エバット氏は日本でなにを見、なにを語ったか……。
「わたしは日本の労働者のおかれている状況を知れば知るほど、わたしはこの人権の基準(国連人権規約)に対して違反をしている、そういった状況を改善することができない日本の状況をまのあたりにします」
と語って帰国したエパット氏と日本の労働者の対話の記録。日本の職場における人権侵害を国際世論に訴える実行委員会(現・国際人権活動日本委員会)編
竹沢哲夫・山田善二郎編著
46判並製140ページ
本体1000円
「再審・冤罪事件全国連絡会」は、1993年に結成20周年をむかえた。それを記念して竹沢哲夫弁護士の講演を中心に、わが国の再審・えん罪事件の現状を考える。
刑事司法に存在する、治安最優先、結果としての国民の人権無視の実態を訴え、現在も多数存在するえん罪事件を解説する。また、一般に知られることの少ない、わが国の再審制度の実態そのものにも迫る。推理作家・佐野洋氏が、再審・えん罪事件についてを解説する。
市民の正義を法廷に
宮本三郎著
46判並製224ページ
本体1600円
朝日新聞書評で鶴見俊輔氏が激賞
現在の裁判を本当に信頼できるだろうか.公平で公正な裁判を望むことができるのだろうか.ひとたび,裁判に関係したことがある人なら,だれでも持つ疑問のひとつである.
しかし,裁判制度は社会にとってなくてはならないものである.このことは否定することができない,事実である.それだけに,裁判の公正と公平が失われるとき,社会の存立を危うくする.
公平・公正な裁判と民主主義を考えるとき,どうしても必要になるのは陪審裁判である.あまり聞きなれない言葉だが,日本でも陪審裁判はおこなわれていた.それが,現在は停止中なのである.
アメリカやイギリスなどであたりまえにおこなわれている,主権者である国民が同朋を裁く,という民主主義の原則が,日本ではおこなわれていない.「それほどの民主主義が育っていないからだ」ということが主な理由らしい.だが,民主主義国家の旗手のひとつの国民として,国民主権をうたう憲法の下の国民として,国民の司法参加を要求する必要がある.その実現される形は当然陪審裁判でなければならないだろう. より詳しくはこちらをクリックしてください
埼玉陪審フォーラム編・著
46判並製312ページ
本体1800円
戦後初めて,「陪審裁判」の模擬実験がおこなわれた.青年法律家協会が主催しておこなった,大阪・池田市での「陪審裁判」の詳細な記録である.
1年以上の準備段階をへ,一般市民が陪審員として公募されて,この模擬陪審が開廷した.交通事故事件の被告が,本当に被害者を轢いたかどうかという点が争われた,専門家でも判断がむずかしい争点である.それを6人の陪審員は立派にこなした.その陪審の計画から準備,シナリオ作り,そして陪審裁判の法廷,評決までを記録.
日本人には陪審は向かないという,反対論者のもっとも強く主張する不向き説を,この模擬陪審はまっこうから否定し去った.模擬ではあるが裁判は,手続き面でも厳格にすすめられ,評決がだされたのである.この事実こそが,すべてであり司法のあり方が問われている今こそ,司法に対する信頼を取り戻す手段として,また,国民主権の本来のあり方としての裁判を考えるとき,国民が裁判に直接関わる必要とその可能性を事実として国民の前に広げてみせている.単なる記録ではない,解説を中心にしたドキュメントである. より詳しくはこちらをクリックしてください
自由法曹団編・著
46判並製280 ページ
本体1400円
現代の警察権力は異常に肥大化している.市民を守るべき警察が,市民を犯罪予備軍として見ているのが現状である.このことは,各種の報道や市民の日常生活のなかでも,ハッキリと実感させられる.教育の現場への異常なまでの介入,天皇の代がわりに見られた異常なほどの過剰警備,そして街頭での職務質問,交通取締り,市民運動にたいする敵対視,えん罪の多発…….本来の正常な市民社会の安全を守る,という姿勢からかけはなれている.体制を守るための政治警察になってしまっているのである.
風俗営業法の改正に見られたように,戦前の内務省時代の行政警察が復活している.地域社会にまで,その手をのばしている.青少年の健全育成に名を借りて,老人のケアーに,そして街づくりにまで,警察が「ご相談に乗ります」というのである.警察による社会管理である.
警察とはなにか,社会の安全を守る機関ではあるが,市民を指導する立場にあるものではない.市民を「善導」したときなにがおこったかは,歴史が証明している.「警察国家ニッポン」が生まれようとしているのである.
パンと自由と平和を求めて
大久保賢一著
46判並製260ページ
本体1600円
「くらしに憲法を生かそう」の看板を事務所正面に掲げた,ある地方都市の弁護士が語りかける.「昭和」の戦後がつくり出した日本人の生き方の指針,座標軸の基点としての憲法を,くらしの中から問い直そう,と.
十数年間の弁護士生活の中から,日本人の生き方の基軸とさるべき,国民にとっての憲法の現状とその再生(ルネサンス)を問う.憲法状況における新しい「ビーナスの誕生」である.
憲法に恋をしてしまった,弁護士が綴る憲法物語は,とかく法律家の文章は難解であるという批判とは無縁な,憲法への恋文ともいえる情熱を傾けた文章で語られている.ちょっと,目次を参照してみよう.「皇帝はフィガロが嫌いなのだ」 「ネズミと古テレビと文化的生活」 「借金マンはどこへ行けばいいのか」 「あなたを裁くタダの人」など.モーツアルト,シェイクスピアから果てはゴーゴリが飛び出し,最高裁,検察庁,国家秘密法がまな板に乗せられる.異色の「憲法物語」である.人は憲法の保護と規制の中でどう暮らしているのか.暮らしと憲法を考え,市民の生き方と憲法のルネサンスを提唱する.
抑圧と抵抗の昭和史事典研究会編
A5判並製232ページ
本体3000円
戦争の足音がしのび寄る中で昭和が始まり,核戦争の恐怖が世界の人々を脅かす中で終焉をむかえた.昭和の63年間は戦争と平和,反動体制と民主化,天皇主権と国民主権が入れ代わった時代だった.その間で,権力による国民の抑圧があり,国民による抵抗運動が展開されてきた.
1926年は京都学連事件という学生運動への弾圧で幕を開けている.この事件は治安維持法が初めて適用されたケースとして,昭和史の中でも大きな位置を占めている.1932年に始まる満州事変に向けて,日本帝国主義がその完成期を迎えるための,様々な国民教化をおこなっていた時期である.弾圧もすさまじかった.それだけに国民の側の抵抗も強かった.それから数年で,国民は戦争体制に組み入れられていった.その中でも,抵抗の旗は下ろされなかった.
そして1937年,戦争へ突入.45年の終戦をへて,連合国による占領で憲法が改正され,民主化が始まった.が,それは同時に新たな抑圧の始まりでもあった.その歴史を詳細な年表でたどった書.労働・農民・政党・学生・市民運動など,あらゆる抵抗運動を網羅.「抑圧責任」を問う書. より詳しくはこちらをクリックしてください
抑圧と抵抗の昭和史研究会編
A5判312ページ
本体4000円
天皇,国家,社会,あらゆる権力,そして国民自身の『抑圧責任』を問う書.45年 8月15日という近代と現代を分けた分水嶺をこえる画期と悲惨,世界平和と人道への罪を体験した「昭和」時代をふり返ると,それは一面で抑圧と抵抗の歴史であったといえる.
過去から現在につらなる抑圧の歴史を知ることを拒否して,世界の諸国の民衆弾圧を批判できるのだろうか.自国の歴史の重大な一面をおおい隠したまま,国民として,主権者として生きることがはたして可能なのだろうか.少なくとも「国際人」としては,誰も認めてくれることはない.
この抑圧と抵抗の様子は,時間とともに国民の意識,記憶のなかからはうすらいでしまっている.否,知らされていなかったことが多いのである.学校教育ではもちろん,マスコミなどでも意識的に避けて通られた歴史である.本書では年表編につづき,事件そのものをとりあげ,民衆の側から実際になにがおこったのかをキーワードを通して解説する. より詳しくはこちらをクリックしてください
請求者の側からみた再審
竹沢哲夫著
46判上製350ページ
本体3500円
帝銀事件再審をはじめ,山中事件,丸正事件再審など戦後の数多くの,再審・えん罪裁判をたたかってきた弁護士が訴える「請求する側からみた」再審制度のあり方論.
現行憲法のもとでも,裁判所は「真犯人」が現れた事件ですら,再審開始を拒否していた.有名な事件では弘前大教授夫人殺し事件,徳本事件,そして徳島ラジオ商殺し事件にもこの構図がみられた.これほど明白な誤判すら,裁判所は認めようとしなかったし,再審請求にたいして検察と同様に妨害すら辞さなかった.この状況は75年5月のいわゆる白鳥,財田川差戻決定が,最高裁によってなされるまで,存在していた.司法が国民の名を騙って犯罪を犯していたのである.
しかし,両決定は揺らいでいる.再審開始理由の緩和を法律化しようとする要求にたいして反対論が公然と主張され,逆に,同決定以前に押し戻そうとする動きが画策されているのである.そのなかにあって,日弁連人権擁護委員長をつとめ,現在は同再審法改正実行委員長の立場にある著者が,これまで国民にはもちろん,法曹界ですらあまり知られることのなかった,再審制度そのものの犯罪性を,無辜の救済の側から究明する. より詳しくはこちらをクリックしてください
クラス担任の四季
柏村茂著
46判並製216ページ
本体1500円
四季折々、小学校でくり広げられる「小さな戦争とかわいい和睦」のドラマを、現役校長がエッセー風のタッチでつづった学校通信。現代のギャング・エージは、なにを考え、どう行動しているのか。それをとりまく教師、そして父母たちは……。5年間にわたる新聞連載120余点を厳選して収録。子どもたちを見守る、ベテラン教師のあたたかい眼差しと、父母、教師への鋭い切り込みが、そこにある。
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闘いの火をかかげ続けて−岡崎一夫のメッセージ 46判上製346ページ 本体2700円
佐藤義弥-その時代と軌跡 46判上製342ページ 本体2000円