憧れのザイフェンを訪ねて 


ドイツ旅日記 2002 Contents




はじめに・・・
Introduction

 2002年7月31日からの約20日間、石畳が敷き詰められたドイツの街や村をくたくたになりながらも
ひたすら歩きまわり、教会の鐘の音や行き交う人々のドイツ語がここちよい音楽のように感じた旅の日々が、
 
つい1ヶ月ほど前のこととは思えなくて、今ではすべてが夢であったかのような気がします。
 
旅の前半は私と12歳の息子との2人旅、途中から主人も合流して、今までにない最高の夏休みとなりました。
 

 今年のヨーロッパの夏は、天候が安定せず、ドイツ東部や中欧諸国に大雨と洪水の被害をもたらしたことは
日本でも大きく報道され、今回訪れたエルツ地方やドレスデンも大きな被害を受けたのですが、私たち親子は、
 
その前にその地を離れていたので、予定通りの旅を続けることができました。
 
しかし日本に戻り、その被害状況がはっきりするにつれ、被害が大きかった地域の人々が受けた悲しみやショック、
 
また失なわれてしまったもののことを思うと、本当に心が痛みます。
 
 
 ザイフェン訪問が主な目的の今回の旅は、約1年前から計画していたものの、我が家の引っ越しのあと
私が体調を崩したりで、実際に旅の手配を始めたのは、出発日の約40日前でした。
 
何とか、ドイツ往復のチケットが取れるメドがついて、ザイフェンで職人修行中のMahoさん連絡ができたときは、 
本当に幸せで、それから出発直前まで、Mahoさんからメールや郵便で
いろいろな情報をいただき、 
ザイフェン滞在中は、ほぼ毎日ご一緒していただきました。
 
 憧れのマイスターの工房を訪問したかったものの、自分1人ではとても勇気がいることですが、Mahoさんが 
Wernerファミリーをはじめ、時間の許す限りたくさんの工房のマイスターと会わせてくださったので、 
本当に有り難かったです。
 
 Mahoさんはとても頑張り屋さんで、提供されるチャンスをすべて生か
され、ヴォルフガング氏期待の愛弟子でいらっしゃることは容易に想像
 
できたのですが、実際にお会いしてみて、Mahoさん持ち前の愛くるしい
 
雰囲気と素直に相手の懐に溶け込む親しみやすい人柄に惚れ込んだ
 
ヴォルフガング氏や多くのマイスター、おもちゃ職人学校の先生、
 
博物館の館長さんたちから、とても大事にされ
ているご様子でした。 
 また、下宿先のご夫妻やベアテさん一家からも実の家族のように愛さ 
れ、地元の小学生からバスの運転手さんまで、ザイフェンとノイハオゼン
 
の村中のすべての人たちと知り合いでは?と思うほど、たくさんの人から 
声を掛けられ、親しそうな挨拶を返したり立ち話になることもしばしば 

ザイフェンの絵葉書  
でした。そのおかげで、私まで楽しい思いをさせてもらって、Mahoさんには、本当にいくら感謝させていただいても 
し足りないくらいです。
 

 あれほど念願だったザイフェン訪問で、職人修行中のMahoさんや憧れのマイスターに会え、エルツの工芸品が
出来
上がるのを目の当りにし、店内はもちろんウィンドウや外回りにも趣向を凝らし、溢れんばかりのエルツ製品
 
並んでいるショップを見学できて(もちろん買い物も!)、やはり夢だったとしか思えないほどの体験でした。
 

Nitsche 氏と廊下の壁一面のコレクション 
 もう1つの旅のハイライトが、ベルリン在住のエルツの工芸品コレクター
Ernst Nitsche氏のお宅を訪問することでした。
Nitsche氏が、昨年の6月頃に私のこのHPを偶然見つけ、メールを送って
くださったのが縁で知り合い、もし私がドイツを訪問することがあれば
 
是非自宅に招待したいとのお申し出をいただいていたのです。
 
 しかし本当にお訪ねしてもよいものかどうかすごく迷ったのですが、
 
いただくメールからすごく温かい誠実な方という印象が伝わってきて、
 
やはり思いきって訪ねることにしました。
 
Nitsche氏のお宅には1泊の滞在でしたが、想像以上に素晴らしい博物館 
クラスのコレクションにもう感激し、思わず日本語ですごい!すごい!
 
を連発してしまいました。
 
 ベルリンを訪問のあと約10日間、主に南ドイツを巡り、それから帰国の途につきました。それらの街での様子を 
含め、今回の旅の思い出を皆さまへの報告をかねて、詳細に残しておきたいと思います。 
 
                                             2002.9.12
私がザイフェンでお世話になったMahoさんについては、 
「Mahoさんのザイフェン便り」にて詳しくご紹介させていただいています


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