朝方5時過ぎには目が覚め、もう眠れない。ここはザイフェン。外は、まだかなり薄暗い。
夜が明けきっていないのか、お天気が悪いのか?身体は、起きだしたくてウズウズしている。
6時を回ると、ようやく外もかなり明るくなってきて、これなら外を歩けそうだ。簡単に身支度をしてから、
まだ寝ている息子に声を掛け、朝の散歩に出た。雨が少しぱらついていた。
今朝は、Hauptstr.を昨日と反対の方向へ歩いてみることにする。
やはり、エルツの工芸品を扱っているお店がたくさん並んでいて、それらのウィンドウを1つ1つのぞいた。
その中に1軒、ウィンドウには木工芸品ではなく、エルツのモチーフを細かいクロスステッチで刺繍したタペストリー
や装飾品などを飾っているお店があった。どうやら手芸屋さんのようで、窓越しに店の中をのぞくと、
他にも実在する作品をそのまま刺繍の図案にして刺してある作品がいっぱい飾ってある。そして、それらの図案を
まとめた図案集も売られているようだ。私は、もともと刺繍が好きで、自分でエルツのモチーフを適当に刺繍にして
楽しんでいる。そういうわけで、そのお店の作品がとても気になり、是非ともその図案集を手に入れたいと思った。
開店は10時からのようなので、あとで必ず寄ろうと心に決める。 |
さらに歩いて行くと、建物の横に見覚えのある大きなピラミッドが見えた。
う〜ん、これは〜?と考えて思い出した。
Mahoさんがお便りで紹介してくださったザイフェンの
おもちゃ職業専門学校のピラミッドである。
では、側の建物が学校の校舎なのか・・・と感無量。
こんな早朝なのに、明かりがついていて、誰かがいる様子。
Mahoさんは、8月4日からこの学校で2年生の新学期を迎えられる
とのこと。
(実はその4日に、Mahoさんが特別に授業風景を見学させてくださった。
そのときの様子は後ほど・・・)
さて、そろそろホテルに戻ろうと、通りを引き返しはじめると、
学校のすぐ手前の敷地の庭に、大きな削り木の花の飾り物が
ちょこんと頭を出しているのが見えた。
よく見ると、そばには Werkstatt Leichsenringの看板が。
そこは、私の大好きな工房の1つ、ライヒゼンリングさんの工房であった。
どの工房も、誰の工房かわかるような、それぞれの代表作品を飾り付けて
いるのを見るのが楽しくてとても感激する。
このライヒゼンリングさんの工房も、絶対に訪問したいと思っていたので、
場所がすぐにわかってよかった!
同じ庭先に、現在作っている実際の作品を集めたショーケースが置いて
あり、新製品と思われる作品を見つけてこれまた喜こんだ。でも、果たして
手に入れられるかな・・・? |


この2枚の写真は、別の日に撮ったものです!
2日の朝も、あいにくの雨模様でした。 |
ホテルに戻り、息子と朝食を食べに1階のレストランに下りた。ここでも、数種類のハムにチーズ、シリアルに
ヨーグルト、新鮮なくだものにジュースと嬉しくなってしまう。ドイツのバターは、ちょっと酸味があるが絞りたての
牛乳から出来たばかりのようなすごく新鮮な味がした。それと、コーヒー・紅茶と共に必ずグリーンティー(緑茶)
が用意されているのにも驚いた。ドイツでは、最近緑茶がブームとか。
このHotel Erbgerichtには1泊の予定で、あとは、Nussknackerbaudeなどの前から泊まってみたか
ったホテルに移動するつもりだったのが、このホテルの部屋からの眺めが最高に良いのと、重い荷物を引いて
歩いて坂道を移動する気力がなくなってしまって、残り4日もすべて同じ部屋に泊まりたいと思い、フロントで希望を
伝えたところOKがでて、本当に助かった。これで、ザイフェンにいる間、あの眺めが楽しめる!
今日は、10時半にヴォルフガング氏の工房にMahoさんを訪ねてお邪魔することになっている。
朝食後しばらく時間があるので、また少し外をブラブラすることにした。息子は、今度もホテルで待っているそう。
9時から開いている店もあり、初めて店内に入ってみる。すべてのエルツの作品が、ガラスのショーケースに
収められていて、自分の欲しいものを品定めすると、店員さんに声を掛けて、倉庫から出してきてもらうシステム。
開店早々だったせいか、他にお客はいなくて、店に入る時は勇気を出して"Morgen!"と声を掛けた。
向こうからも、ニッコリ"Morgen!"と返事が返ってきてホッとする。
小さなミニチュアの人形から大きなピラミッドまで、カタログに載っているすべての作品が抜け出したかのように、
今までに見たことが無いほどのたくさんの種類の作品がショーケースに整然と収められていた。
すべてを1つ1つじっくり見るのは不可能に思え、それで、どうしても自分が気になるもの以外は、大雑把にさっと
見るだけになってしまった。
そして、そのようなお店が他にいくつも並んでいるわけで、エルツの木工芸品ファンにとって、そこでの時間は、
最高に贅沢な至福のひとときであるのに違いない。 |