サザンブロット

(試薬)
0.25 M HCl(毎回調合する)
concHClを24mlを1000mlにする。

0.4 M NaOH(毎回調合する)
NaOH16gを1000mlmQに溶かす。

溶液2A(冷蔵保存)
2M trisHCl(pH7・4) 50ml
0・5M EDTA 40ml
5M NaCl 400ml
X50 デンハルト液 400ml
mQ 110ml

X50 デンハルト液(凍結保存)
BSA 10g
Ficol 10g
PVP 10g
mQで1000mlにする。

(方法)
1)ゲノムDNAを適当な酵素で消化する。Hind III, Sma I, Xba I はゲノムDNAを切断しにくいので、用いないようにする。スクリーニングに用いる制限酵素は、できればEcoRIかBamHIを使用する。どうしてもその二つが使えない場合はH buffer系の制限酵素で、できるだけポピュラーなものを選択する。反応は30 ulくらいのスケールでおこない、制限酵素は4 ul (50U)も入っていれば十分(もう少し減らせられる)。O/Nで切断する(大腸菌などを飼う37度のインキュベーター内で反応を行う)。

2)15μlサンプル(24穴サンプルの半分量)を朝から夜までかけてゆっくりと電気泳動する。

3)紫外線を照射し、写真をとる。ゲルのとなりに物差しを置き、あとで大きさを特定できるようにしておく。ゲルをトリミングする。

4)ゲルを0・25MのHCl、400ml 中で15分間振盪する。この操作によりDNAが小断片化し、メンブレンに転写されやすくなる。15分以上は絶対にやらない。

5)ゲルをMQ 水で数回すすぐ。

6)ゲルの裏表を逆にして0・4MのNaOH でトランスファーする。トランスファーの方法は他の教科書参照。メンブレンはハイボンドNプラス(アルカリブロット用のメンブレンであれば他のモノでも可能)を使用する。トランスファーはO/N。

7)6X SSCで洗い、15分間乾燥させ、ハイブリに供する。時間に余裕のあるときはハイブリの前に1時間、80度真空処理を行う。若干シグナル強度があがる。

8)溶液1A(2Aを1/2希釈)、0・2%SDS、0・1% NaPPi、150μg/ml ssDNA、でプレハイ。

9)60度振盪、5時間以上。

10)熱変性させたベクター外側プローブ(10ng/ml)を加える。ベクターの作製方法はメガプライム(あましゃむ)等のキットを参照。

11)60度振盪、16時間以上48時間まで。

12)0・2xSSC,0・1%SDS溶液で洗う。60度振盪。

13)カウントが下がってきたら(メンブレン1枚で、1000から3000カウントくらいが目安)キムタオルを軽く押しつけて水気を取り去り、サランラップで包む。メンブレンの乾燥は厳禁。リハイブリが出来なくなる。

14)BAS2000、もしくはオートラジオグラフィーのフィルムで感光させる。BAS2000は便利であるが、時折弱めのシグナルが落ちることもあるので、フィルムでの感光も同時に行う。

15)メンブレンをアルカリ処理(0.4 M NaOH で1時間くらい、60度振盪)を行って、プローブをはがしとり、プレハイ後、ベクター内側(ネオなど)のプローブでリプロービング。以下は同じ。