
| 新機種私的考察 centrino搭載VAIOを斬る!! |
SONYが久々に気合のはいったティザー広告まで用意し
周囲を焦らしに焦らした上(笑)ようやく発表された、
待望のcentrino搭載VAIO。注目の2製品を検証する。
VX後継? 独特なデザインの「VAIOノートZ」
14.1型液晶を搭載しながらも本体を薄く、軽く形成して、モバイルの新たな需要を探ったVAIOノートVX。
ドライブが外付けであることや液晶の解像度がXGAと物足りなかったことなど、いくつかの不満点があったが
今回、これらの声をフィードバック。先に発表されたV505と同様の9.5mm厚の薄型光学ドライブを採用、
2スピンドルの14.1型薄型ノートとして生まれ変わった。液晶解像度もSXGA+に進化している。
さらにBaniasのコードネームで早くから期待が高まっていたIntelの新CPU「Pentium-M」を搭載。
Intel認定無線LANチップも内蔵し、「centrino」のブランドネームを冠した初のVAIOとなった。
しかも、低電圧版でなはく通常電圧版のPentium-Mを採用しているため、
ソニーの直販サイト「ソニースタイル」ではカスタマイズにより1.6GHz(通常機は1.3GHz)という
モバイルノートとしては常識外れな高い処理能力を手にしている。
だが、多くの方がご存知の通り、Pentium-Mの省電力設計のおかげで、
これだけの高性能CPUを搭載しながらもバッテリー駆動時間は標準バッテリーで最大7時間。
大容量バッテリでは最大13.5時間と、丸一日中仕事に使うにも問題ないほどのスタミナだ。
主なスペックは…
OS Microsoft Windows XP Professional
CPU Intel Pentium-Mプロセッサ 1.3GHz ソニースタイルでは1.6GHzモデルも販売
(centirnoブランド)
メモリ 256MB(DDR SDRAM) ソニースタイルでは1024MBモデルも販売
HDD 60GB(C:約15GB/D:約45GB)
ドライブ 9.5mm厚 CD-RW/DVDコンボドライブ
書き込み:8倍速(CD-R)、4倍速(CD-RW) 読み出し:8倍速(DVD)、 24倍速(CD、CD-R)
G.A ATI Technologies社製MOBILITY RADEON (3Dアクセラレーション対応)ビデオメモリー 16MB
LCD 14.1型SXGA+(1400×1050ドット)
バッテリ バッテリーパック(S):約4〜7時間、 バッテリーパック(L):約8〜13.5時間
重量 2.1kg(バッテリ、ドライブ搭載時)
※bluetooth内蔵、iEEE802.11b準拠無線LAN内蔵、マジックゲート対応メモリースティックスロット(PRO非対応)
USB2.0 2ポート搭載
うーむ、個人的にはCPUはもう少し遅めでもいいから、これと同じようなスペックで
SRXやC1クラスのサブノートを作って欲しいというのが本音なんだが(^^;
(あ、これらのモデルでは当然ドライブは外付けね)
とはいえ、ハッキリ言って必要十分な機能はすべて備えているといってよさそうだなあ。
USB2.0もようやく搭載されたし、HDDもこのクラスで60GBってかなり多いよなあ。
私はすでにZ505を持っているんで、次にノートを買うとしたらUとかC1のクラスになると思うんだが
こいつはハッキリ言ってこの春に新入学とか新社会人なんかの機会であたらしく自分のパソコンを買う人には
激しくオススメできそうな一台だなあ。従来のVXはドライブ外付けだったから1台目には勧めにくかったが、
こいつならそれなりに薄いし、ちょっと重いが持ち歩けるレベル。
普段は自宅で使い、レポート作成などで切羽詰った時には友人宅や学校などに持っていく、など
学生が使うにはひじょーに理にかなったノートパソコンだと思う。
どうせなら、もう少しCPUやHDDの性能を落とした廉価モデルも用意してくれると良かったんだが(^^;
あと、問題はデザインが気に入るかどうか、ここに終始する気がする。
とりあえず、写真の転載などはちょっとマズイんで、外観は↓で確認してくださいな。
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-Z1/
「真似をしない-ということ」という広告を打っていたわりにはPowerBook G4に似てる気がしてならないが(笑
NECや東芝のノートほど露骨じゃないにしても、真似しないって言っておきながら似た感じ、ってのは
NECみたいに堂々とパクっておいて「私が新しいものを提案しました」とすまし顔しているのと通じるものがあり
いちSONYファンとしては嫌な気分。まあ、キーボードが黒でその周りがシルバー系、ってだけで
PowerBook G4と似てしまうってところは間違いなくあるんだが、「真似をしない-ということ」というキャッチだけは
言わない方が良かった気がするんですがどうでしょ?
でも私はけっこうこのデザイン好きっす。曲線と直線を上手く取り合わせたような感じだし。
キーボード脇の端子接続部や排気口の部分に曲線的なデザインを持ってきたところは面白い。
本体を閉じた時にもその部分だけは凹んでいるようは形になるわけだが、
据え置きにして端子類をつなぎっぱなしにしておく際などは、端子の接続部が保護できそうだし。
というのも、私がVAIOを閉じて机の上などに置いてあるときに、ふとしたはずみでUSBや電源コネクタの
接続部分に手が当たってしまい、かなり強い負担をかけてドキっとしたことが何度かあるからだ。
Zは見たところ電源コネクタは背面に来てるし、それ以外のUSBやi-Linkなどはその「凹んだ部分」に挿せるため
このようなことは起きにくいと思われ、デザインだけじゃなくそれなりの実用性もありそうな雰囲気っすね。
とりあえず一台あればほとんどの用途に応えられるという意味で、ある意味万能ノートかもしれない。
一人暮らしをするような人なら無線LANはいらないだろうけど(笑
A4ノートはVXが出てくるまでどれも据え置き前提だったけど、今後はこういう方向性の製品が
他社からも結構でてくるんじゃないかな。薄型ドライブ内蔵軽量A4ノート。
もしこの春にノートPCを買うって奴がいたら私は強烈にプッシュする一台だね(笑
隠し球のなかにさらに隠し球 新VAIO U
実は上のVAIOノートZは、情報が漏れて事前にかなりの人が存在を知っていたようだが、
Uに関してはティザー広告が出てくるまで、完全な隠し球だった。
今回気になってしょうがないのが、そのVAIO U101。
なにがいいって、はじめから「寝転がって使う」ってことを売りにしている点ですな(笑
夜中、な〜んか眠れないなあ、ってときにもぞもぞと起きてきて、
ベッドやこたつの中でダラ〜っとネットしてるってことないっすか?あるでしょ?(笑
その点、こいつはHPの写真でも思いっきりモデルさんがそういうことやってるんですよ。
とりあえず↓を見てやってくださいな。
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-U101/feat2_master.html
このモデルさんのいかにも、って表情がいい雰囲気だしてますな(笑
しかし、パソコンをタテに持つって発想が今まで無かったことに気づき、逆に面白く感じた。
ノートっていうくらいだから、フツーは縦に持つのが当たり前だしね。
もちろん、キーボードなどの制約があって今の形のノートがあるわけだろうけど、
こうやって文庫本を読むように持って使える点、このU101が本当の意味ではじめて
「ノート」になれたパソコンなのかもしれない。これでタブレットPCになったら完璧だね(無理
VAIOのカタログってのは、ものすごーくキレイに撮ってあるため、実生活とかけ離れたような、
そんな雰囲気があったのだが、ここにきてU101はまったく逆の宣伝方法をとったのも
これまでのVAIOを見てきた自分としては面白いアプローチだと思った。
やっぱ、実生活に密着した提案じゃないと、多くのユーザーを説得できないでしょ。
是非とも↑の写真をU101の売り場に飾ってアピールしていただきたいっすね(ぉ
で、タイトルにある「隠し球の中に隠し球」ってのは、もちろん「CPU」のことである。
Intelからは全く正式アナウンスが無かった「celeron 600MHz」を搭載しているのだ。
だが、システムバスが400MHzであること、チップセットがIntel855PMであることからして、
こいつが従来から存在している「超低電圧版celeron」ではなく、今回新しく発表された
「Pentium-M」と同じコアを使っていると思われるのだ。
超低電圧版Pentium-Mは、900MHzでの登場がアナウンスされていて、
バッテリー駆動時には800MHzと600MHzを処理に必要に応じて切り替える形になっている。
だが、どうやらコイツはこの切り替え機能を排除し、600MHzに固定したものっぽい。
2次キャッシュの容量も半分に削られているので、
「機能限定版Pentium-M」ということで、celeronのブランド名を冠したようだ。
従来機種がcrusoe TM5800 933MHzだったのだが、今回は600MHz。
一見性能が落ちているようにも見えるが、Pentium-Mはクロック当たりの性能が高く、
(さらに言えばcrusoeはクロックあたりに性能が他と比べて低く)
おそらく数字の上では負けていても実際のパフォーマンスは従来と同等かそれ以上だろう。
グラフィックアクセラレーターの強化により、3D Mark2000でのベンチ結果が
前機種の7.5倍という、ちょっとすぐには信じられないようなスコアを達成している。
キーボード配置も従来から見直されたようで、見たところ縦幅が小さくなったのは気になるが、
メインに使う文字キーがすこし大きめにとられるようになったことから
タイピングの快適性はむしろ上がっているのではないだろうか。
このあたりは、春には近く上京するので実際にソニービルなどで触って確かめるつもりだ。
また、ワイヤレスLANも内蔵。ホットスポットなどでは通信カード無しに、
本体だけでネットに接続できるという手軽さも魅力的だ。
また、仮に一人暮らしの自宅でも、ちょっと無理して無線LANを導入してしまえば
まさに↑の写真のおねーさんみたいな寝転がってネットってことも可能に。
ケーブルが邪魔になることも無いから首が疲れたら体制も自由に変えられる。
うーん、いいね。欲しくなってきた。
スペック一覧
OS Microsoft Windows XP Home Edition(Service Pack1対応)
CPU 超低電圧版 モバイル インテル Celeron プロセッサー 600A MHz
メモリ 256MB/最大512MB(DDR SDRAM)
G.A ATI Technologies社製 MOBILITY RADEON (3Dアクセラレーション対応) ビデオメモリー 16MB
LCD 7.1型 XGA(1024×768ドット) CGシリコンTFTカラー液晶
HDD 約30GB(Ultra ATA/100対応)(C:約15GB/D:約15GB)
バッテリ バッテリーパック(S):(約3〜5.5時間)/ バッテリーパック(L):(約8〜13.5時間)
重量 約880g(バッテリーパック(S)搭載時)
※iEEE802.11b準拠無線LAN内蔵、USB2.0×2ポート、マジックゲート対応メモリースティックスロット(PRO非対応)
ハードディスク容量も従来より10GB増えてる。コレくらいの容量がモバイル機にはちょうどいいと思うな。
本体サイズは殆ど変わっていないが、液晶のサイズは一段階アップしているのがポイント。
もともと極小の液晶にXGA表示をしていたため、文字がもう小さい小さい(笑
依然として7.1型は小さいが、それでも少し液晶が大きくなったというのはありがたい点だろう。
従来同様、800×600相当にまで解像度を落としてズームアップ表示する機能も備えている。
また、本体右側のキーボード上部に4方向の十字カーソルとトラックポイントが配置されているので、
右手だけで操作可能。縦にして使うときには、手でここを支えれば操作可能と、かなりよく考えられた作りだ。
さらに、液晶は屋外でも屋内でも視認性が高い微反射型を採用。
外部の明るさに応じてバックライトの強度を切り替えることも可能で、
屋外ではバックライトを完全にオフにしても使えるってところがポイント。
液晶のバックライトは現段階で最も電力を消費するパーツなので、
このポイントにメスを入れたことも大いに評価したい。
価格は16万円と、比較的安めの設定。うーん、金が貯めれば欲しいアイテムだな。
また、今回新しく製作されたキャリングケースのデザインがけっこういい感じ。
この辺の周辺機器をしっかり作りこむところあたりがSONYのいいところなんだが、
これまでのケースのなかでも一番の良デザインじゃないかな。
とりあえず、今回の新機種について簡単に私的コメントを書いたけど、
多分今後出てくる情報や、自分で触って確かめてみた感触などを踏まえて
随時記事の情報をアップデートしていくのでよろしく。