
| 学生的レビュー |
今となってはこの記事にも本体にも懐かしさ溢れるこのS500C。
当時の私は高校生だったんだもんなあ。思いっきり制服着てるし…。
はあ、高校生に戻りたい。
palmデバイスであるCLIEは他palm機種ど同様、大変コンパクト。ビジネス色が強そうなデザインで好みは分かれるかもしれないが、個人的にはとても気に入っている。 サイズは学ランの胸ポケットにホントにジャストフィットといっていいだろう。薄手のケースまたは通信用アダプターをつけたままでも入る。この小ささでネットもメールもできて各種PCのデータを持ち出せるんだから技術の進歩は凄いもんだ。 |
このとおり、学ランの胸ポケットにもすっぽりと入る。 |
充電台も兼ねたクレードル。クレードルに乗っているときの外観もなかなか。 |
ソニーのお得意技といえば小型軽量化・スタミナ化・そしてジョグダイアルとメモリースティックであろう。このCLIEには全部活かされてると言っていい。ジョグダイアル自体に結構厚みがあるにも関わらす、かなり頑張って薄型にしている。バッテリーもかなり持続する。コレは後述する「反射型液晶」の影響が大きいのだが、消費電力の多い通信を一日に数回行ってたとしても、数日に一度充電すれば十分であることは大きい。 |
メモリースティック(以下MS)も勿論使える。 だが。正直言って便利ではない。なぜなら、MS内のファイルを、本体メモリにコピーしないと使えないからだ。(一部アプリ除く)結局、利用したいアプリケーションは本体に移しておかなければならないし、併せてアプリケーションで利用するデータベースなども必要になってくる。コレを繰り返していくと、結構本体の容量にもすぐ限界がきてしまうため、是非とも何とかしてほしいところだ。しかし、MSを挿すと自動的に指定したアプリを本体にコピーしたり、MS内のアプリ情報だけ本体にうつして起動時にだけコピーするなどといった、この欠点を補完するアプリが登場してきて、最近ではかなり使いやすくなった。 (管理人注:現在ではソニーからMS上の辞書を閲覧できるアップデートファイルやMS上のソフトを起動できるアプリも登場していて、この問題はほぼ解決された) |
けっこう使えるようになったMSスロット。 |
こいつがジョグダイアル。便利。 |
ジョグダイアルはマジ便利。画面スクロールを片手で行えるため、DOCファイルを読んだり、ネットをするときには大変便利。ホームと呼ばれる、Winで言えばデスクトップみたいな画面でコレをまわすと、インストールされているアプリの一覧が出てきて、押し込むと選択できるようになっている。携帯にも同じようなギミックを備えるものがあるので分かる人は分かるはず。拡張アプリケーションを利用することでさらに多くのことが片手で行えるようになり、慣れると他のpalmデバイスで不自由を感じること間違いなし。実際、お店で他のデバイスに触ったとき、左手の親指でジョグダイアルがあるべきところをスリスリとしてしまった経験がある。
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| で、反射型液晶のこと。この液晶が気に入らなくて購入を止めたり、モノクロモデルに買い換えた人もいるようだ。確かに、他のpalmデバイスのカラーモデルはバックライト常時点灯型で非常に見やすいのだが、慣れればこちらも十分に使える。逆に、日のあたるような場所ではむしろ反射型の方が見やすく、学校のようにある程度窓から採光している場所では使うのに問題はない。ちなみに上の写真は屋外で撮影したものだが、必要十分な明るさである。しかし窓から遠い場所(大きいオフィスとか)で、蛍光灯だけで使うのはちょっとキツイかもしれない。ただ、ある程度天井が低ければ、右下の写真くらいは見える。 ちなみに、4月に発売された新機種PEG-N700Cではこの液晶の見にくさは改善されている。 |
屋外なら結構明るい。 室内でも蛍光灯下ならこれだけ見える。 |
| バックライトも一応付いているが、その効果は殆ど期待できない。左の写真は真っ暗な室内でバックライトをつけた状態で撮影したものだが、暗闇でバックライトをつけてもこの程度の明るさでしかない。 | |
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ハードウェアはこれくらいにして、次はソフトウェアに目を向けてみる。palmデバイスは「ハンドヘルドPC」とも言われ、PCと同様、アプリケーションを追加したり削除したりできる。これがいわゆる「電子手帳」との最大の相違点だ。palmの場合、標準の状態では気に入らない点などを、web上にある7000以上とも言われるアプリケーションやバッチファイルを利用することで、操作性などの細かい欠点をも改善してしまうことが出来る。また、CLIEには携帯電話およびPHSと接続できるアダプターが標準で添えつけられていて、買ってきたその日からモバイル可能という点は大きい。メールソフト「MaltiMail」とブラウザー「Palmscape」も標準でバンドルしている。さらにPDAで写真を持ち歩ける「PictureGear
Pocket」や、音声は無いが動画を再生できる |
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最後に、私自身がどのようにCLIEを使っているかを紹介。英語の授業中は常に机の上においておき、黒板の重要語や熟語などをメモ帳に記録している。palmデバイスは液晶下にある入力エリアにアルファベットの一筆書きのような独自の書体(graffiti)を入力することで文字を入力する。このgraffitiは最初は戸惑うが、なれると大変入力が速く、特に英文を書くときには手書きよりもかなり速い。入力エリアの位置を手がおぼえてくれればいちいち手元を確認することなく、黒板を見たまま一気にノートを取ることが出来るので、これが授業での書き取りの速さに大きく影響する。また、不明な単語があった場合、範囲指定をして「辞書を引く」コマンドを実行すれば即座にその単語を検索してくれる(左の写真参照)。辞書の内容もコピー&ペーストでメモ帳にすぐに添付できるため、使い勝手は紙のノートの数段上をいく。メモ帳は標準搭載のアプリケーションだが、追加アプリケーションでは手書きのメモを取ることを出来るようにしたりと、カスタマイズ次第でさらに使い勝手を向上させる可能性も秘めている。また、左の一番下の写真は「cardy」というアプリケーションで、現在はまだβ版だが、登録した単語などを見た目はまさに単語帳そのまんまのインターフェースで表示してくれる。このソフトにはセンター試験直前までお世話になった。これら以外にも、工夫次第で受験生や学生が使うのに有効なアプリケーションは多数存在すると思われる。 |
| 総合コメント |
私は、今までPDAという物を使ったことが無かったのだが、今回、このデバイスの魅力に触れ、今では手放せない存在になっている。発売当初の各種デジタルグッズのサイトや雑誌による批評ではやたらと液晶が見にくいことばかり取り上げられ、その内面には殆ど触れられないままに他のデバイスを薦めるような声も見られたのだが、深く追求すればそれだけの楽しみがあるpalmだけにそれだけで切り捨ててしまうのは早計だ。カラーデバイスは現在このCLIEを含め3機種存在するが、これほどコンパクトで軽量、しかもデザインや操作性に優れる機種は無いと思われる。ジョグダイアルも一度つかったら手放せない。つい最近販売価格が改定され、発売初期より10000円も安くなった。通信アダプターやメモリースティックを除いた本体単体モデルは、34800円とカラーでは最安の値段となっている。(ただし、一部店舗では先発のPalmIIICというカラーモデルが値崩れを起こしていて、この限りではない) オリジナルソフトの充実度なども考慮すれば、かなり良い選択肢と言えるだろう。もちろん、他機種が悪いわけではない。正直、私自身もかなり他機種が気になっているが、やはりジョグダイアルやメモリースティックなどの |
| レビュー |
操作性 ★★★★★ |
個人的にS500Cは私をはじめてPalmの世界に導いてくれたものであり、
しかも私を情報学の道へと導いてくれたそのものでもある。
ハードウェアは今となっては貧弱に感じてしまうが、そういうものとはまた違った愛着をいまではコイツに感じる。
現在は現役を退いて机の上の置物と化しているが、
将来私が何らかのソフトウェアを開発した時には動作検証用としてまた活躍してもらう予定だ。
次は現在の現役機種N750Cについて。
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