レビュー 通信編


9月23日、管理人にとっての2台目のpalmになるソニー製のN750Cを購入。
まさか1年で買い換えとなるとは思わなかったが(^^;
しかしその価値あったといえる十分にある優秀なマシンだ。

管理人の旧機種であるS500Cの液晶は反射型のため、外部光量の少ない場所では非常に見にくかった。
一応バックライトも搭載しているが、その効果は微々たるものではっきりいって実用には厳しいものであった。
詳しくはS500Cレビューのページを参照。
しかし、S500Cの登場から半年あまりたった3月14日に、 液晶をはじめとするS500Cの問題点をことごとく解消し、
従来比4倍のドット数を誇る高解像度の明るいフロントライト搭載液晶や音楽再生機能を搭載した意欲作 「N700C」が発表される。
今回管理人が購入したN750CはこのN700Cの直系の後継機にあたり、
外観はほとんど変わっていないがpalmOSや各種アプリケーションがバージョンアップしたり、
音楽再生がソニー独自の「ATRAC3」だけでなく一般的な「mp3」にも対応したり、
さらに液晶は65000色のフルカラー表示が可能になるなど細かいところに多くの変更が加えられ、
ある意味でCLIEのひとつの完成形を見たモデルとなっている。

では、早速管理人の利用方法などを紹介するとともに、この機種をレビューする。

 

ハイレゾ液晶の威力

 
左がS500C、右がN750C。
両者を比較していただければ一目瞭然。
一文字あたりのドットが3〜4倍になっているだけあって文字の美しさが断然違う。
特に画面下部の漢字はその違いが良く分かるだろう。
S500Cを買ってから1年間、palmのメモ帳を授業のノート代わりに使っていた私としては
この画面の見易さだけでも今回の新機種を買う価値はあったと確信する。

これはCLIE内に入っているハイレゾフォントの恩恵なのだが、ハイレゾに対応していないアプリも数多く存在する。
しかし、そういうアプリでも文字を強制的にハイレゾに置き換える「ハイレゾアシスト」機能を搭載するため、
事実上ゲームなど一部不都合が出るものを除いてはすべてのアプリをハイレゾできる。


管理人のサイトをブラウザ「Xiino(ジーノ)」で表示したところ。
画像にかなりノイズが載っているが、実際に液晶で見る時にはこんなに酷くはない。おそらくスクリーンショットを撮ったソフトの問題。
文字はしっかりハイレゾになっており、画像も比較的鮮明に表示される。
ただ、文字自体はここまで大きくなくてもよかったので、文字を小さくして1画面に表示できる文字数を増やせれば言う事無しだったのだが。
これはこのブラウザに限らずメモや予定などの一般アプリにも言えること。
今後ハイレゾを活かして多くの情報を一度に表示できるアプリが多く出てくることを願ってやまない。


全世界を震撼させたとあるロボットを表示して見た。
こんな感じで画像もしっかりキレイに表示される。
ブラウザがアニメーションGIFにも対応してくれていれば面白かったのだが。キャ○ンとか。


ホームの画面。ハイレゾの美しさが活きてます。
ちなみにフレームや選択反転の色は「Mitekure」というフリーソフトでVAIOカラーに変更してます。

 

CLIEならではの各種機能


今回の機種には予測変換機能を備えたATOCが搭載される。
上の画面のように単語を途中まで入力すると、過去に変換確定したものから近いものを自動的に予測し、候補を表示してくれる。
携帯電話などに最近よく搭載されている「POBOX」などとはあらかじめ予測語辞書が入っていない点で異なるが、
使い込んでいけば同等以上の使い勝手だ。
ただ、間違って確定してしまったものもしっかり覚えてしまうのが難点。
使い込んでいけば使用頻度の高いものが優先されるので弊害は少なくなっていくが、
覚えこませた単語のリストを表示して、間違ったものを削除できるなどの機能があればなお良かった。
また、予測変換機能を利用しない時よりも若干変換動作がもたつくように感じた。
この辺が惜しいところだが、実用上はほとんど問題ない。
特にメールや同じような単語を連続して使うメモなどにおいてはかなり重宝する。


メモリースティック上の音楽ファイルを再生する「Audio Player」。
N700Cよりバージョンアップし、mp3も再生可能に。つまり青のメモリースティックでも音楽再生可能ということ。
白スティックは割高になるので金のない学生にとってはうれしいところ。
 また、今回はスキンを変更して外観を変えることができる。ただ、スキンファイルがひとつ当たり100kB以上と結構がでかいため
いくつもスキンを入れて気分によって変える、という使い方はちょっと難しいかも。
ちなみに表示されている曲はZONEの「secret base-君がくれたもの-」。大好き


CLIE専用のメーラー、CLIEMAIL。S500Cに付属しているMultiMailよりも動作がかなり軽快で
さらにメモ帳などのPIMデータを添付したメールを送れるのも便利。
ちなみに旧機種のMultiMailではクロックアップをすると送受信時にエラーが発生してしまっていたがコイツは大丈夫な模様
常に37MHz駆動で使ってます。ブラウザのXiinoも同じ。


今回の目玉とも言える「MS Backup」。
メモリースティックに現在の環境をまるごと保存してしまうという便利なツール。
まあ、もしデータが吹っ飛んでしまってもhotsynkをすれば今までも復旧は簡単に出来たのだが、
外出先で思わぬ事態に直面し、ハードリセットを余儀なくされた時などには便利だろう。
なによりも非常に手軽にバックアップを取れ、ワンタッチで復旧できるのがいい。
ただバックアップには比較的多くのメモリースティック容量を要するので、大容量のメモリースティックが欲しいところ。


こちらは動画再生ソフト「gMovie」。
なんでミニモ二なんだという突っ込みはこの際無し(汗
この動画データはサイズは中間的なもので、音質も中音質でサイズは約10MBほど。
動きはお世辞にもあまり滑らかとはいえないが、見られないことはないというレベル。
これより一段階大きいサイズにすると明らかに処理が追いつかなくなるようなのでこのサイズが個人的には限界と感じた。
でも、これをpalmを知らないような友人に見せればびっくりすること間違いなし。
実際、モー娘。好きの友人はコイツを見てなんか叫んでました


そしてデジカメ狂いの管理人にとって一番嬉しいのがこの「PictureGearPocket」。
残念ながらこのスクリーンショットを撮るソフトが65000色に対応していないため、美しい画像を掲載できないのだが
画面一杯に表示した画像は美しいの一言に尽きる。お見せできないのが残念だ。

続・ハイレゾ液晶の威力


第2回CLIEプログラムコンテストの入賞作品である「2DMemo」。
いや、すごいっす。これぞ本当の意味でハイレゾを活かしたメモ帳と言えるだろう。
標準メモ帳とはもちろん完全互換、このアプリ内でメモをとることも可能。
右下の四角をドラッグすることでウィンドウの大きさも変更できる。


Palm界の大御所、山田達司さんの作成した「data@glance」
ちらりと見る(ことができる)という意味の「glance」という単語を使ったアプリ名も直感的。
このように予定表の週表示のときに、各予定の中身を一度に確認可能。
上のように時間割のように使うことも出来てしまう便利さ。
さすが大御所さんはよく分かっていらっしゃる。


そしてハイレゾの威力を最大限発揮しているアプリといえばなんと言ってもコレだろう。
こちらも大御所山田達司さんの「J-DOCreader」。
コレくらいの文字数があれば画面送りの回数も少なく快適ってもんです。
さすがにこれだけ細かいと電車の中では辛いものがあるが、
もう少しフォントを大きくすることもできる。
ちなみにコレは夏目漱石の「こころ」の始めの部分。
二行目に謎の文章が含まれているが、この種明かしは下で。

 

プログラムコンテスト入賞作品について


第二回コンテストにおいてビジュアル賞を獲得した「DispArt」。
スクリーンセーバーのように、線や立方体などの幾何学模様を表示する。
スタイラスに反応するという点もユニークで、動いている様子はとてもキレイだ。


DOC編集ソフト「PenDoc」。
DocファイルをPalm上で編集できる便利なツール。
上の「J-DOCreader」のところで出ていた文字はこのソフトで変更を加えたものだったのだ。
Docリーダーとしても使えるが、その際もう少し小さいフォントで多くの文字を表示できればなおよかったのだが、
DOCなら4KBという制限を気にせずにメモを取れるので長い文章を書きたいときには非常に重宝する。

 

その他いろいろ


バックライトまたはフロントライト点灯状態のS500CとN750の比較。
部屋が比較的明るいこともあり液晶について酷評の多いS500Cも割と見やすいが、
バックライトが付いているかどうかはほとんど分からない。


暗闇におけるS500CとN750Cの比較。
S500Cのバックライトがかなり貧弱な様子がわかる。


付属の「OpenMG Jukebox」の画面写真。
現状では最新バージョンとみられ、バージョン情報には「Ver.2.2.00.08231」とある。
赤でチェックを入れたところに注目、このバージョンはどうやらソニーの最新規格
NetMD」に対応している模様。
NetMDとはメモリースティックウォークマンやCLIEと同じように、
ATRAC3形式のファイルをMDにチェックアウトできる規格で、現状ではまだ対応製品が出てきていないので役には立たないが
製品登場を待たずしてアプリ側が対応しているということは、すでに準備万端ということなのか。
なお、MDLPのように標準LP2LP4の3モードが選べる。


お次は通信機能関連の記事。

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