モデルガン用38スペシャル比較

モデルガンをやってて悩むのは、カートリッジの互換性です。
何しろ同じ名称のカートリッジでも全くサイズが違うのがモデルガンの世界。
ここでは、各社から発売されている38スペシャルの互換性について私が身銭を切って調べた結果を掲載していきます。

諸元

製品 カート長 ケース長 リム径 ケース径 重量 刻印
実物 (357MAG) 40.0 32.8 11.2 9.6 15.7 いろいろ※1
実物 (38SPL) 37.8 29.3 11.2 9.6 15.1 いろいろ※3
コクサイ サンプロ 発火 (M10同梱) 37.8 29.8 10.8 9.5 18.3 (110/6) なし
コクサイ サンプロ 刻印入り 発火 (38SPL) 37.8 29.8 10.8 9.5 18.2 (109/6) W-W .38 SPECIAL
コクサイ サンプロ 刻印入り 発火 (357MAG) 37.8 29.8 10.8 9.5 18.2 (109/6) W-W SUPER .357 MAGNUM
マルベリ フルサイズダミーカート 37.3 28.0 11.0 9.6 16.7 (100/6) WINCHESTER 38SPL+P※2
ハートフォード M36用 発火 36.3 29.0 11.0 9.5 17.6 (88/5) WINCHESTER 38SPL
コクサイ サンプロ M36用 発火 (M36同梱) 34.7 26.4 10.8 9.5 16.8 (84/5) W-W .38 SPECIAL
コクサイ サンプロ M36用 ダミー (M36同梱) 34.5 26.4 10.8 9.5 18.6 (93/5) W-W .38 SPECIAL

※1 WRA S&W 357 MAGNUMとかSPEER 357-MAGとか。
※2 38SPL+Pは、38SPLの強装弾。更に強力な38SPL+P+もある。
※3 R-P 38 SPLとかWRA .38 SPECIALとか。

メーカー 製品 インサート位置
コクサイ M10/M19 38.0
コクサイ M36 34.2+2.0

実銃用カートについて

実銃用のカートは、製品によって少しづつ数字が違います。
特に全長は、ブレットのタイプや製品によって±1mmくらい違います。
重量は海外サイトのカタログにあった数値で、パウダー込みでも軽いですね。
いかに実弾のケースが薄いかが分かります。

比較

全般

発火用カートの先端にかけての絞りはハートフォードのほうがきつく、先端直径も小さくなっています。
バイパス部分の直径も同様にハートフォードのほうが小さいです。

コクサイの38SPL(M36用以外)と357MAGは全く寸法が一緒です。
必然的に、M10とM19のシリンダー長も一緒というか、同じパーツのようです。

コクサイのM36はシリンダーインサートの位置と厚みの為、リアルサイズのカートはインサートに干渉して装填できません。
シリンダーホールに関しては、今のところ緩すぎるとか入らないという事はありません。

エキストラクター周り

コクサイのエキストラクターはリム径10.8mm、ケース径9.5mmの自社カートに合わせて設計されているようです。
その為、リム径11.0mmのカートやケース径9.6mmのカートを装填するにはエキストラクターをヤスリやリューターで削る必要があります。
リューターのほうが均等に削りやすい為、ここではリューターをお勧めしておきます。

ケースヘッド周り

刻印は、マルベリ・ハートフォードのは線がやや細く、コクサイが太いです。
実銃用のカートはだいたい刻印が太いので、コクサイのほうがそれらしいのではないでしょうか。
プライマーの直径は同じなものの、リム径の違いでコクサイはプライマーが大きすぎるように見えます。
逆にマルベリのプライマーは小さく、プライマーとリムのバランスが見た目一番いいのはハートフォードです。

重量

意外にもコクサイのチーフ用ダミーが一番重いです。
全装填しても10g程度の違いでしかありませんが、いざ装填した銃を持ってみると「ん?」と思う程度の差はあります。
モデルガンは実銃より軽いですから、少しでも重量を稼ぎたい場合は参考にしてみて下さい。
マルベリのダミーは分解可能な上に結構内部スペースがあるので、そこに比重の高い素材を詰めればもっと重くなるかも知れません。