審判経験談(&雑談)

Last Up Date 2002.1.15

過去の記録:1999年度

2000年度:4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

Referee's Cafe より:2000年クラブカップ日記 活動報告

2001年度:4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月


「V1リーグ男子(その2)」

なんとか更新することができそうです(現在22日午前0時10分)。

さて、昨日の続きです。20日は同門対決、NTT東日本宮城vsNTT西日本中国のラインジャッジでした。前日は3番でしたが、この日は4番でした。この日は割り当てからしてちょっとすごいことになっていました。審判団8名のうち、6名が同じ連盟の所属(主審、A・S、ラインジャッジ4名)、そして審判団の平均年齢が27歳(!!)。とうてい考えられない状況です。

このような状況で一番困るのは何か…それはあまりにも知っているもの同士が審判をするため、なれ合いになってしまうことです。もちろん、ローカルの大会(クラブ連の大会のこと)で組むこともあるような仲なので、信頼関係はあるけど、それがいわゆる「慣れ」につながることになりかねませんよね。試合開始前のミーティングではそこをかなり強調して話をされていました。

もちろん、VでもV1でも、チームの試合に対する姿勢は同じなので、気を抜くわけにはいきません。「Vでラインジャッジをやったことがあるから、なんとかなる。」なんて気持ちでは、絶対にミスを出してしまう。いろんな状況の中で、この日はとてもいい緊張感の中でラインジャッジをすることができました。

さて試合の方はと言うと…連日のフルセットです。まさか2日間で10セット分旗を振ることになるとは思いもしませんでした(もちろん、黒鷲旗では当たり前なのですが…)。同門対決ゆえに、かなり白熱した好ゲームになり、きわどいプレーもいくつかありました。

ラインジャッジについてですが、4番は先週失敗をやらかしているので、とにかくライン判定重視、ワンタッチは分かれば出す。そうでない場合は、無かったことにしようと思っていました。それが功を奏したのか、ワンタッチはあからさまなものしか分かりませんでしたが、ライン判定で遅れてフラッグが出ると言うこともなく、とりあえず無事責務を果たすことができました。

試合全体を通して考えると、マーカー外からのボールの返球について、もしかしたらアウトだったんじゃないかということを言われていました。この判定は、ボールが向かってくる側のラインジャッジが判断を下すことになります。この日はたまたま私が判定をしなければならないマーカー外通過のボールは無かったのですが、2番と3番の位置では、かなり微妙なケースがありました。どちらもフラッグシグナルは無かったので、ラリーは継続されましたが、そのうち1本はアウトだったんじゃないかということを、試合後のミーティングで話しておられました。

マーカー外通過の判定については、ボールとアンテナが並ぶような位置まで移動すれば、判定しやすくなります。スパイクボールの時は移動できませんが、チャンスボールなどを返す場合は、移動してみるように心がけなければなりません。慣れるまでなかなか移動できないんですが…。

これで大阪でのV1リーグは終わりました。それでもまだまだVと地域リーグが残っています。後何日参加できることやら…。

[2002.1.21]


「V1リーグ男子」

19・20日と連続で、V1リーグ男子大阪大会のラインジャッジを担当してきました。当初は20日のみ参加の予定でしたが、急遽19日も行くことになり、二日連続でのラインジャッジとなりました。

さて1日目、この日はTOYO TIRE vs NTT東日本宮城のラインジャッジを担当しました。担当ラインは3番で、今期初のサイドライン担当です。先週まで2回連続で4番を担当していただけに、ちょっと不安もありましたが…。実はいきなり失敗しています。おそらく2本目か3本目。ボールはラインを超えてわずかにアウト(後で考えると)でした。しかし、ボールコンタクトに気を取られるあまり(先週から進歩していません…(--;)、何故か勢いでボールインのフラッグシグナルを出してしまいました。それも全く違和感なく堂々と…。きわどかったので主審の先生も私の判定を採用して下さいましたが、すいませんアウトでした(今さら遅いですね)。

さて次、同じセット(かな?)でパン・ケーキ(フライングレシーブで、ボールと床の間に手を置いて、レシーブをする行為)のケースがありました。これも、「う〜ん落ちるか落ちるか?」などと思っていたため、ボールがはねた瞬間にボールインのフラッグシグナル…。直後、落ちていないことに気づき、旗を下げましたが、出した瞬間に後方にいたチームの控え選手が「おいおいおいおい!!」と、抗議っぽい声を…間違ったのは私です(主審の先生は全く落ちてはいないと思っていたようで、ラリーは継続していました)。

この二つのミスはかなり大きかった…。この後は、とにかくライン判定重視で、と頭を切り換えて試合に臨みました。そしてこの日一番の出来事が起こりました。

(私から見て)相手側コートのライトから打ったスパイクが、ブロックに当たりました。と同時?にアンテナも揺れました。私には「今のボールが当たったんか?なんか違和感がある」と思いました。そのブロックボールが、スパイカー側のサイドラインを割ったので、それに対してアウトのシグナルを出したにすぎませんでした。しかし主副審共に判定に迷いがあったらしく、ラインジャッジを呼びました。それで、私を含めた3人のラインジャッジと、副審の先生で確認を取り合いました。確認事項は、「ブロックボールがアンテナに当たったのか、スパイクボールがアンテナに当たったのか」ということでした。私はボールが当たったようには見えなかったので「わかりませんでした」と答え、1番のラインジャッジが「ブロックボールが当たりました」とはっきり答えたので、結果その判定になりました。

もちろんこの判定については、試合後にいろいろと話をすることになりました。主審の先生が、なぜこのときブロックボールがアンテナに当たったという判定を下したのか、その理由は「1番のラインジャッジの方がはっきりとこういう風に言ってくれたから、これを採用した」とのことでした。確かに自信なさげに「当たったような気がします」と言われても、採用しようと言う気にはなれません。ラインジャッジと主審との信頼関係というのは、そういうところから気づかれていくのかなという気がしました。

つぎにジュリーの先生との試合後ミーティングで、同じ箇所について話がありました。ジュリーの先生から「どういうふうに見えた?」と聞かれたので、スパイクが当たったようにも、ブロックが当たったようにも見えなかったので、直後のボールアウトに対するシグナルを出しました」と答えました。で、ジュリーの先生にはどう見えていたかというと…

「おそらくやけど、選手がアンテナに当たっていたんじゃないか」

私には一発で納得できました。アンテナの揺れ方などを考えても、なんだかおかしいと思っていたのは、おそらく選手が触っていたからだと…。となると、実は私が判定しなければならない項目になるんです。

今年度からラインジャッジの責務として、アンテナに選手が触れた場合に合図を送るというのが加えられています。なんと過去にも同じような経験をしていて…そのときにはブロックにボールが当たらなかったので、主副審の方もすぐに分かっていました。ただただ自分のミスとして加算されただけです。

今回のケースも私が選手のタッチネットに気づいていれば、それを言うことができたと思っています。で、気づいたことはボールに集中しすぎると、選手がアンテナに触れるケースはほとんど分からないってことです。なんどか掲示板での書き込みにもあったように、反則やワンタッチを見るときには、そこにスポットライトをあてているような感じで、全体を見るようにしなければなりませんね。

ここまでが19日の話です。今日の話については、また明日更新すると言うことで…(できるのか本当に?)。

[2002.1.20]


「Vリーグ男子(その2)」

さて、一昨日の予告通り、昨日は堺ブレイザーズvs松下電器・パナソニックパンサーズのラインジャッジを担当して参りました。この試合は、JVAがかねてから画策しているVリーグの「ホーム&アウェイ4回戦方式」の実験として、堺ブレイザーズのホームゲームという設定で試合が行われました。なんと府立体育館の2階席(実際には3階)がほとんど埋まるという、私が審判をし始めてから最もお客の多い状態で、試合が行われました。当然ですが、堺ブレイザーズのホームゲームなので、そのほとんどは堺の応援です。スタンド席の東側(副審後方)全体と南北の半分までが、堺の応援席という状態でした。松下の応援席は従来通り西側(主審後方)中央でした。

さはっきり言ってこんなにお客の入った状態でラインジャッジをするのは、ましてや片方のチームの応援団が圧倒的に多いと言う状況で審判をしたことがないので、審判のくせに試合開始前からその状況に飲み込まれそうになってしまいました。ひとつ前の試合(東レ・アローズvs富士フイルム・プラネッツ)も、フルセットにもつれ込む大接戦を演じ、観客のボルテージ上がりっぱなしの状態ですから…。

さて、話を審判の方に戻します。この日は4番担当でした。メーリングリストで少し話があったあのエンドラインです。一昨日の試合を見て、そしてメーリングリストでのやりとりを読んで、試合前には自分なりの答えを出した上で審判に望むはずでした。しかし…1本目に結構きわどいボールコンタクトが見えたため(私だけシグナルを出していました)、「今日は見える」と過信してしまったのでしょう。これが後の失敗へとつながっていくのですが…。

それは第2セットでした。反対側コートのレフトから、松下のビテンクールがストレートに向けてスパイクを放ちました。これがまた私のすぐ側に落ちたのですが…ワンタッチを気にするあまり、ボールアウトというのは分かっていたのですが、判定が遅れてしまいました。何を考えていたのかというと…

あったかなぁ…(と1番を見る)、あれ旗が出ていないぞ? へ、あ!オレがシグナル出さなあかんやん!(と思ってからアウトのハンドシグナルを出した。もちろん、この間は1秒ちょっとぐらいだと思いますが、私には5秒ぐらいゲームが止まったのかと思いました)

エンドラインは越えているのが分かっていたのですが、私にはサイドラインも越えたのではないかと思いこんでいました。なので、1番を見た後、ワンタッチがあれば合わそうと思い、一瞬迷ってしまったんです。

この直後にも、松下の(またも)ビテンクールのジャンプサーブがエンドライン少し手前に落ちました。そんなにサーブスピードが速くなかったのと、明らかに選手がボールをカットしそうな雰囲気だったため、選手の方を見てしまい、一瞬ボールから目が離れてしまいました。そのために、ボールを追いかけるような感じでライン判定をすることになり、ボールインの判定は出せたのですが、心拍数が激増しました。

このセット後はライン判定を中心にやるんだという気持ちに何とか切り替えることができ、どうにか試合を乗り切ることはできましたが、判定が遅くなってしまったというのは、例え1本しか無かったとはいえ、これからの糧になる失敗だったと思います。来週はV1リーグ@松下電工です。今度こそ失敗の無いように…。

[2002.1.15]


「Vリーグ男子」

昨日、大阪府立体育会館にてVリーグの男女両方の試合が行われました。第1試合が女子で東洋紡・オーキスvsNEC・レッドロケッツ、第2試合が男子のNEC・ブルーロケッツvs堺ブレイザーズでした。私は第1試合の戦評担当でした。戦評というのは簡単に言うと、jVIS用の試合の感想文みたいなものです(簡単すぎますね、言い方が)。もともと割り当てが無かったのですが、暇だったので(大嘘)会場に行ったら、戦評の割り当てをいただいたという感じです。

それはさておき、第1試合はかなりあっさりした試合になってしまいました。昨年の覇者、東洋紡は今回のリーグでいまいち元気がないようで…今日の試合でもなんだかチームがちぐはぐと言った感じでした。それに対して、NECはサーブで崩した後、大友、杉山の両センターがブロックを止め放題。チーム全体でも3セットで16本のブロックポイントを奪っていました(そのうち、竹下が1本)。ちなみに、期待の新人河村めぐみは、第2セット終盤で少しだけ出場、ブロックを1本止めてそれなりにチームに貢献していたと思います。

なんだか戦評の続きみたいになってしまいました。第1試合では特に大きな問題もなく(NECに一度だけWrong serveがあったぐらいです)、ストレートでNECが勝ちました。NEC応援団としてはこの勢いをそのまま次の男子の試合に持っていきたいところですが…。

第2試合、戦評を書いていたのとその他諸々の仕事のため、第2セット終盤からようやくゲームを見ることができました。ちなみに2セット目を終わって、2−0で堺が勝っていました。ここからNECが、執念の逆転劇を演じます。その逆転劇の影で、この試合ではかなり審判泣かせなことがありました。

それは勝負を決める第5セットです。NECの新外国人選手、アンデルソンが副審側から打ったスパイクがブロックの上を通過?しました。ボールはエンドラインを割って、アウトの判定。レシーブ側のサイドラインはノーシグナル、副審とスパイカー側のラインジャッジもノーシグナル。その結果、最終判定はアウトと言うことになりました。それで怒ったのはアンデルソン。「どう考えたってワンタッチがあっただろ!」みたいな雰囲気で(もちろん日本語しゃべっていないので何話しているか分かりません)、副審に詰め寄っていました。主審が審判団を集め、確認をとりましたが、判定はやはり変わりませんでした。

これでアンデルソンは怒り爆発。4、5ラリー終わるまでは何度となく主審・副審に対し暴言でも吐いているんじゃないかという態度を示していました。もちろん監督からなだめられてはいましたが、その怒りはジャンプサーブに注ぎ込まれていました。ジルソン(サントリー)顔負けの強力なサーブを、堺陣内にたたき込んでいました。

試合はNECが勝ったので、その後アンデルソンの怒りは収まったようですが、もしこれで負けていれば大変なことになっていたのではと思います。ちなみに、上記のプレーですが、試合後のミーティングでジュリーの先生は「オレはあったと思う」と一言。競った試合でのワンタッチが見えるか見えないかは、かなり大きなことなんだなぁと言うのを、改めて実感した試合でした。

明日(14日)は私がラインジャッジに当たっています(たぶんVはこれが今季最後っぽいです)。対戦カードは堺ブレイザーズvs松下電器・パナソニックパンサーズです。筑波大学OBvs大商大OBの因縁の対決、どうなることやら…。

[2002.1.13]


「謹賀新年」

FairJudgementをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。

当ホームページ、1999年10月以来実に3回目の元旦を迎えることになりました。閲覧者のみなさまのご支援を受けてこれだけのホームページに成長したこと、とても嬉しく思っております。

私もあと3ヶ月で大学を卒業するため、今年は更新ペースが鈍るかもしれません(すでに鈍っていますが…)。修士論文を書き始めたため、現在はそれを中心にした生活に切り替わりつつあります。卒業できなければ何の意味もないので…。

ちなみに、今日はこれから高校でOB会です。2002年バレーはじめと言ったところでしょうか。今年は就職してからバレーをする機会が減ってしまう気がするので、残り3ヶ月はバレーも楽しみつつ、卒業に向け頑張りたいと思います。

これからも当ホームページをよろしくお願いします。

2002年1月2日 管理人 nt