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原 宏の雑話 |
| 男五人の温泉旅行(2009.09.25) |
| 大学時代の友人5人で9月のシルバーウィークを利用して、1泊2日の旅行をした。 | |
| 2年に1度の恒例の旅行ですが、なぜか今年は去年の熱海旅行に続いての旅行となった。 | |
| 今回は私が幹事役で、インターネットによりいろいろ調査をして宿の予約をしたのだけれど、 | |
| インターネットでの予約はいろいろな特典があることを知った。 | |
| 旅先は希望により静岡県にある寸又峡温泉。 | |
| 寸又峡への足は、東京から静岡まで新幹線で約90分、静岡から金谷までは約30分、金谷 | |
| から千頭まで大井川鉄道に乗り約60分、千頭から寸又峡温泉までバスで約40分、合計 | |
| 220分で、乗り換え時間を入れると250分かかっている。 | |
| 電車やバスに乗っている時間が長いので、それだけで旅行した気分になりました。 | |
| 金谷から千頭までの間にSLが土・日に1日1本走っていて、予約制になっている。 | |
| SL(蒸気機関車)は昭和初期に製造されたもので、昭和51年にSL復活運転を始めて、 | |
| 今日に至っているとの事で、ぜひ乗ってみたいと思ったのですが、時間の都合がつかず、 | |
| 断念。でも、金谷・千頭間の行き帰りにおもいがけずSLと出合う事ができました。 | |
| 線路は単線なので、私たちの電車が駅で待機して通すのですが、駅の周辺はSLマニアが | |
| 大勢いて写真撮影をしていました。SLが近づいてくると見ている方も緊張します。 | |
| SLを良く見ると、後で気動車が押していました。もちろん、SLは煙を吐き、客車もクラシック | |
| なので、窓を全開にしていました。 | |
| すがすがしい緑の風をうけながら、自然の景色を堪能する事ができるので、時間が合えば | |
| ぜひSLに乗る事をお勧めします。私たちの乗った電車はこれ又クラシックでしたけれど、 | |
| 冷房車でした。 | |
| 金嬉老事件で有名になった寸又峡温泉は、まさに自然がいっぱい。 | |
| 温泉地によくある芸者やコンパニオン、風俗の店は無く、豊かな自然と温泉を売りにして | |
| いるところが魅力です。 | |
| もう1ヶ月後であれば紅葉が楽しめたかもしれませんが、でも自然の美しさに圧倒されました。 | |
| 早朝の散歩に寸又峡プロムナードコースを90分かけて歩き、途中に夢の吊り橋を渡りました。 | |
| 高所恐怖症の友人が1人いて、その後を私が歩き、 | |
| 少しいじわるをして揺らしてやりました。 | |
| さすが大人の男、悲鳴を上げませんでしたが。 | |
| 吊り橋はワイヤーで出来ていて、巾は2mぐらい、 | |
| 歩く部分は平行に組んだワイヤーに木が渡してあって、 | |
| 巾60cmぐらい。全長600mぐらいでしょうか。 | |
| 片方のワイヤーの手スリにつかまって、多少の揺れを | |
| がまんしつつ、ゆっくりと進んでゆけばいいわけですが、 | |
| 下を見るとやっぱりこわいですね。 | |
| 夜は食事の後、部屋で又ビールを飲みながら学生時代に戻った気持ちになって会話が弾み、 | |
| 気がつけば12時を過ぎ、早朝6時の散歩のために寝る事とした。寝る事はいつも私にとっては | |
| 恐怖の時間です。大酒を食らった者はすぐに眠りに落ち、いびきで騒がしい。 | |
| 常習犯はいつも二人いて、なぜか私の隣で寝るようになっている。 | |
| 今回もいつもと同じで明け方まで眠れなかった。毎回このようになるのは予想しているのだけれど、 | |
| 良い案が無いので困っています。早く眠るが勝ちであるが、これだけは思うようになりません。 | |
| 次回は耳栓をして望んでみようと思う。いきなり耳栓をすると気になって、これ又眠れなくなるかも | |
| しれないので、あらかじめ慣れさせればいいのかも。 | |
| 大へん良い案が浮かんだので、今から次回の旅行が待ち遠しく思われます。 | |
| 次回は耳栓で勝負だ! | |
| 茶の湯の相伝(2007.09.26) |
| 8月末に京都の光悦寺で表千家の相伝式が行われました。 | |
| 私達の産経学園表千家茶の湯の教室では、だいたい二年に1度の割合で行われます。 | |
| 表千家の相伝には、習事・茶通箱・唐物・台天目・盆天・乱飾・真台子の七つあり、乱飾と真台子は家元宗匠から | |
| 直接伝授され、習事から盆天までは家元宗匠にかわり、先生方(家元教授・地方教授・地方講師)によって相伝が | |
| なされます。 | |
| 一般的には盆天が最後の相伝で、今回は相伝最後の盆天で、光悦寺の山下宗匠より直接の伝授でした。 | |
| 最初に受ける相伝は習事13カ条で、茶の湯の基本となります。 | |
| 茶通箱は客が亭主へさし上げたお茶と亭主が客へもてなす茶を続けて味わう場合の濃茶点前です。 | |
| 台天目は貴人に対するお点前。 | |
| 唐物と盆天は茶入れ、茶碗等の茶道具が唐物で、大変貴重なものを扱う点前です。 | |
| 相伝は秘事であるので、当然本や文献等には記されておりません。 | |
| それでも基本となる習事だけは本に記載されているのでいいのですが、茶通箱からは全くなく、年に数回だけの | |
| 先生からの教えでは半年も経つと全く忘れてしまいます。 | |
| いきなり相伝のお点前をしなさいと言われても頭をかかえる状態です。 | |
| 茶の湯は実践の世界なので、体で覚えるしかありません。 | |
| メモ書きは禁止されております。 | |
| しかしながら、私は先生に気づかれないようにメモを取るのですが、限界を感じます。 | |
| 年とともに記憶力が落ちて習い事は早ければ早いほど、若ければ若いほど有利ですね。 | |
| 夏の茶事は暑いので少なく、秋から春にかけて多く行われますが、今回の相伝のための茶事は前回と同じ真夏で、 | |
| 暑さを我慢すれば大変貴重な経験が得られます。 | |
| 露地から始まって茶室まで全てが夏のしつらえになっているからです。 | |
| 建築の設計をしている私にとっては、特に夏の和室の構成に興味があります。 | |
| フスマや障子が簾戸に取り替えられた夏のしつらえの茶室は素晴しく、 | |
| 見事です。 | |
| 茶室は残月亭の写しという事もあり、伝統文化を直接感じる事ができ、 | |
| 大変感動しました。 | |
| 茶事が終わった後、窓を開放され、鷹峯の光景を目にした時には、 | |
| これまた感動で、思わず声を出してしまいました。 | |
| 茶の湯と建築との関連は深く、いろいろと教えられる事が多く、15年間 | |
| 茶の湯を続けてきてつくづく良かったと思っています。 | |
| 盆天の相伝を受け、免状もいただき、表千家の講師となりました。 | |
| 数年の研修期間を経ていよいよ教授者です。 | |
| 茶の湯での呼び名は 原 宗宏 と申します。 | |
| 残月亭 | |
| 名古屋のみやげ品(2007.08.29) |
| 先日も岐阜の現場の帰りに名古屋駅で、いつものようにおまんじゅうを買いました。 | |
| 毎回、これを買うのが習慣化しています。 | |
| このまんじゅうは納屋橋まんじゅうと言い、名古屋名物の一つです。私が勝手に決めているのですが。 | |
| 納屋橋まんじゅう物語の資料によると、明治19年より現在まで同じ製法で作り続け、酒母に餅米を | |
| 合わせ、二日間熟成させた酒種を作り、それに小麦粉を加え発酵させた生地で、北海道十勝産の | |
| 小豆を使用した餡を包んで蒸しあげるという伝統的な製法だという事です。 | |
| 酒まんじゅう独特の香りと酸味のある甘さが特長で、 | |
| 私はこれ以上のものを今まで食べた事がありません。 | |
| 無添加なので、賞味期限が二日間という事なのですが、 | |
| 私は冷蔵庫に入れて、皮が固くなったものを焼いたり、 | |
| 蒸したりして食べています。 | |
| 固くなったものは、風味が強くなったような気がして | |
| 好きなのです。 | |
| 納屋橋まんじゅうを食べる度に、子供の頃の生活や | |
| 家族の事がよみがえり、とてもなつかしく、思い出に | |
| ひたる事ができます。 | |
| この納屋橋まんじゅうとの出合いは、小学校低学年の頃ですから、今から50年前、 | |
| 単身赴任の親父が名古屋からの帰りに毎回買ってきてくれ、大変な喜びでした。 | |
| それを食べた時のおいしさと言ったら、今でも思い出す事ができます。 | |
| その頃の納屋橋まんじゅうは、白皮の表面にてかりが無く、中の餡が今よりも青黒く透けて見え、 | |
| 今よりもずっとずっとおいしく目に映りました。その辺が現在のまんじゅうに不満なところです。 | |
| 岐阜の現場に行くのもあとわずかとなり、納屋橋まんじゅうが食べられるのも少なくなってきました。 | |
| 引き続き、名古屋方面に新しい仕事がある事を願う次第です。 (原 宏) | |
| 江戸川の花火(2007.08.20) |
| 設計事務所を小岩に移転し、それから数年後に江戸川の | |
| 花火大会を見るようになりましたのが、今から10年前位 | |
| からになりますか、夏の楽しみのひとつになりました。 | |
| 毎年、8月の第一土曜日の夕べは予定を入れないように | |
| してきましたが、去年は事情があって見に行けなくて残念 | |
| でしたが、今年から又、復活です。 | |
夕方7時15分から始まるので、40分前に事務所を出、 |
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| 15分ぐらい歩いて、いつもの場所に着き、 | |
| 夕食のお弁当を食べ終えて、ちょっと待つとはじまります。 | |
| 江戸川の堤防や河川敷は見物人でいっぱいになり、 | |
| わずかなスキ間を見つけ、ビニールシートを広げての | |
| 陣取りです。見渡せば、みなさん弁当やおにぎり、 | |
| ビールやウーロン茶等を口に運んで楽しんでいます。 | |
| あまり水分を取り過ぎると、混んでいる仮設トイレに | |
| 行かなくてはならないので、そこは要注意です。 | |
| 7時15分は花火を始めるのには良い暗さとなり、 | |
| 終わりが8時30分というのも、長くも短くも無く、 | |
| ちょうど良い時間です。 | |
| 一般的な打上げ花火と仕掛け花火とが交互に | |
| 行われるので、見ていてあきが来ません。 | |
| 川面を渡ってくる夜風に吹かれながら、寝そべって花火を見ていると、とても気持ちが良い。 | |
| きれいな花火が上がると、一斉に拍手とウォーという歓声が上がり、とても感動的で | |
| 連帯感も生まれます。 | |
| 毎年、新しいデザインの花火が上がり、今年は赤色のハート型と星型のシンプルな花火も | |
| ありました。一番最後の花火は、とても大型で美しい花火で、大きな拍手が沸き起こりました。 | |
| 何も考えないで夜空の花火を見上げているのもいいもので、 | |
| 時間をかけて作り上げてきた花火が、一瞬にして美しく消え去るという事は、 | |
| わびさびの世界に通じるものがあり、それが日本人に好まれる所以でしょうか。 | |
| 先人達がいつの頃から花火見物を楽しんでいたのかは分かりませんが、 |
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| 夏の暑さを忘れさせてくれる庶民の楽しみを、現代人も同じような体験をし、 | |
| 同じ感じ方を共有してきたのかと思うと、文化と歴史の流れの中に | |
| 自分の存在が自覚できます。これが伝統を味わう喜びなのでしょうか。 (原 宏) | |
| 岐阜行きの楽しみ(2007.05.23) |
| 岐阜の現場へ行くのに、いつも楽しみにしている事があります。 | |
| それは、名古屋できしめんを食べる事です。 | |
| 新幹線の改札口を出て名鉄へと乗り換える途中に、きしめん専門の”驛釜きしめん”店があります。 | |
| 昼前に入るのですが、いつ行っても混んでいて、待つ事もしばしば。おいしいものを食べるには | |
| 少しぐらい待っても気になりません。ただ、電車に乗り遅れると困りますが。 | |
| いつも注文するのは玉とじきしめんです。 | |
| ここのきしめんはつるっとしていて適度のやわらかさが良く、スープも全部飲み干したくなるくらいです。 | |
| 客の半分以上の方々は、つゆものでなくざるを食べていますが、私は未だ味わっていません。 | |
| 名古屋出身のクライアントの方に教えて頂いた | |
| のがきっかけで、きしめんにはまってしまいました。 | |
| クライアントの方は、玉とじでなく、かけがおいしい | |
| と言っておられましたが、玉とじの方が断然 | |
| おいしかったです。 | |
| しょうゆ味のかけはスープがいまいちでした。 | |
| きしめんだけでは物足りない方は、天むす3個が | |
| セットになったものもあり、胃袋を満足させてくれます。 | |
| 私にとって名古屋のきしめんを食べる事は | |
| 至福のひと時で、これからも名古屋方面に仕事が | |
| 続く事を願っています。 | |
| 又、帰りはいつものお菓子を買う事が決まりに | |
| なっています。 | |
| 何かは次回の雑話でお知らせします。 | |
E-mail : faskobo@nifty.com
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