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富樫君

46L60 高柳利充

 8月5日 午後6時頃、高柳利充 ひろみ 亮(高柳の長男)の3人にて富樫君宅を訪

問しました。

札幌市中央区南28条西10丁目3番3号というところは、札幌駅からほぼ真南へ4.5km

程の所で藻岩山と豊平川の間に位置します。車で15分くらいです。

皆様からの手紙と、香典と気持ちを持って訪れました。

義行君と白い大きな犬(種類がわかりません)が出迎えてくれました。

 北海道の家は、玄関が小さな一部屋になっていて、部屋に入る前、雪を落としたり、

防寒具を脱いだりと一作業があるように思いました。

2階建ての大きな家が寂しそうでした。

長い話も出来なかったのですが、鬱状態が続いていたということです。

本当に思い詰めていたようでどうにも出来なかったということでした。

 今義行君は専門学校1年生(コンピューター関連)となって、今は夏休み中ということ

でした。

富樫君の弟さんが後見人となってくれているそうです。

富樫君の家は神道のため線香がなく手を重ねてきました。

奥さんと娘さんと富樫君の写真が3人仲良く並んでいましたが何とも言葉もありません。

 我々にも何も出来なかったのでしょうか?今思っても遅いのですが。……

部屋の中はなかなか片づいてなく、少し煩雑でした(きれいになってはいないのです)。

大きな家に一人は何ともつらいと思いますが、落ち着いた様子もありました。

1匹の犬が大きな支えのようにも思われました。

 どんなことがあっても死んではいけない。

家族がいるなら絶対に死んではいけない。子供のことは何があっても親が見るしかな

いのです。

誰にも変わることは出来ないのです。

自分に振り返ってみて、会社経営、資金計画、業務運営がうまくいっていない時など、

今ここを離れられたらなんて、フッと思う時があるのですよ。

死んでもつらいし、生きていてもつらいのも確か。

弱音も吐きながら生きていこうと思い直す時もあります。

多くを考えないことにしています。

働いて稼いで何とか共に生きていく、そこそこの人生でも良しとする。

日本はまだまだ豊です。少し他の世界を見るともっと貧しい世界もあります。

それがそのまま不幸かどうかはわかりません。

人生、人に迷惑かけないなんてことはまず出来ない。

罪滅ぼしを意識しながら生きていくしかないのかと思います。

人間のはかなさとすばらしさを実感した北の旅でした。

北大の植物園です。昨年の台風でかなりの樹木が倒れていました。

2005年8月 記

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