2001年のアジア




floating city  
先日初めてシンガポールを訪れた。人々は英語を話すが、中国系の人が多い。タクシーの運ちゃんは、私と西洋人のカップルを乗せて黙々と運転している。
西洋人が先に降りていった。残されたのは私ともう一人の客、どちらも東洋系だ。運ちゃんがおもむろにカーラジオのスイッチをひねる。大音量で流れ出したのは、中国語のド演歌だ。西洋人に遠慮してたのだろうか?何だか愉快な気持ちになった。
車の外は、オーチャード通りだ。おりしも12月、道の両側の様々なショップの店先のクリスマスの飾り付けがすごい。道路の上にもきらきら光るボールがたくさんとりつけられて、暮れていく空に輝きだしていた。ド派手なこれらのデコレーションは観光客のためにされているらしい。シンガポールは、したたかで、悲しい。いつも他からやってくる者たちの視線にさらされながら、彼らに関わって生きているのだ。


Dancing west to east  
lamaを見た。チベットのお坊さんたちのダンスがはじまる。チベット仏教のダンスは心なしか、日本の神楽の舞に似ている。
ゆったりと眠くなるような旋律、何度も同じような円を描きながら、日本の神楽のような衣装で踊る。
が、外見はやはり日本の神楽とは趣が違う。帽子にガイコツマークがあったり、ガイコツそのものといったスケルトンダンスもある。
私の目にはとても異質に映り、しかしどこかなつかしく、心に共振してくるリズム、ダンスである。
同じようでいて違い、違うようでいて響きあう・・。一瞬、アジアの埃っぽい大地を西から東へ、仏教を伝えながらおどり、移動していく舞人の姿が見えたような気がした。


街を泳ぐためのリンク
The Straits Times
Executive Lifestyle
Singapore Cultural And Heritage Trail
REAL TOKYO




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