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お花はとってもデリケートです。
何もしないとすぐにしおれてしまったり、ほんのちょっとのひと手間ですごく長持ちしたりします。生活の中に上手にお花を取り入れて楽しんでいただけますよう、切花のお手入れ方法などをご紹介いたします。ぜひ、試してみてね♪
・切花のお手入れ
包装紙は蒸れて花が傷む原因になります。家に着いたら輪ゴムも全て取り除き、水揚げをしてください。フランス、オランダ、ドイツなどは見栄えをよくするためお花屋さんから持ち帰って輪ゴムをしたまま生けるのですが、お花は密集するほど傷みやすくなります。

花をはじめとする植物には根があります。この細胞膜が水と栄養分だけを茎の導管を通じて花や葉の毛細管まで運んでいます。切花はその大切な役目をしている根が切り取られた状態です。切花がしおれる原因は切り口から直接水揚げされるので、水や養分の通り道が目詰まりをおこすからです。

お花が下を向いていても大丈夫です。バケツにたっぷりと水を入れます。夏は氷も入れてください。導管に空気を入れないため、茎は水の中で切りましょう。その時、水のできるだけ深いところで切ると、水圧で水が揚がり易くなります。切る時は切り口がつぶれないようによく切れる鋏で斜めに切ります。これは導管の切り口の面積を広くするためです。切ってから1時間くらいはそのまま水につけておきます。

葉からも水分を蒸発させるので、余分な葉や、水につかるところにある葉はとってしまいましょう。茎を持ってさかさまにして霧吹きをしてください。この時、花びらには水がかからないようにしてください。

水替えは毎日してください。花瓶がヌルヌルしてしまったら、花瓶をよく洗って殺菌消毒をします。この時、茎もきれいに洗いましょう。

チューリップやカーネーションなど春のお花はバクテリアに弱いので、花瓶の水は少なめ(約10センチぐらい)に入れて、こまめに取り替えてください。(延命剤をお使いの場合は薄めた液を継ぎ足すだけで結構です。)

また、10円玉や砂糖を入れたりするのは絶対にやめてくだい。(水道水だけよりも悪い実験結果が出ています。)

冷暖房の風は、花から水分を奪い、傷みを早めてしまうので気をつけましょう。朝は水の温度と気温にあまり差がないので、花にとっては水分を補給するのに最適の時間であるといわれています。これは鉢物にも同じことがいえます。

・お花ごとの注意
野菜や果物が発するエチレンガスはお花を傷める原因になりますので、それらのそばには置かないでください。特にスィートピー、カーネーション、キンギョソウ、ラナンキュラス、アネモネ、かすみ草、アルストロメリアなど)

フリージアやチューリップ、スイセンなどの球根花の白い部分は球根なので切り取らないでください。

ガーベラやひまわりの茎についているうぶげはバクテリアを繁殖しやすくしますので取り除いてください。

ブルースターやスノープリンセスの茎から出る白い液体はお花を傷めますので、他のお花とは別に水揚げをしてください。生ける時は必ずふき取ってください。

マーガレットの鉢植えは寒さに弱いのでお部屋の中に入れてください。

チューリップやアネモネは5度ぐらいの温度が良いので、玄関などが適しています。よくものすごく開いたチューリップを見かけませんか。

蘭は亜熱帯の植物なので湿気を好みます。暖かい部屋で毎日霧吹きをしてくださいね。

ガーベラは有害物質を取り除く作用があるので、新築祝いなどの花材に適しています。

ラベンダー、ガーベラ、ゼラニウムには忌避作用があるため、害虫を寄せ付けません。鉢植えを夏の窓辺に置くと良いでしょう。お子様には化学薬品を使いたくないというお母さんがたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。洗面器一杯のお湯にラベンダーの精油を一滴たらします。そのお湯をタオルなどで身体につけると、虫にさされません。また、そのお湯で網戸をふけば、虫は近づきません。

お庭がノラ猫にあらされるというお宅は、お庭の周りをレモンバームで囲むように植えてください。レモンバームは猫を寄せ付けません。水の入ったペットボトルをならべるより、ずっときれいです。

・お花を食べてみる?
ショパンの恋人、ジョルジュサンドやオーストリア皇妃エリーザベトが愛したというすみれのクリスタルフラワーを作ってみませんか。自宅の農薬のかかっていないものを使用します。なければ、最近ではスーパーでも食用のお花を売っていますし、インターネットでも手に入ります。

@ 朝摘んだ、すみれ(パンジーでも可)をさっと洗い陰干しにする。
A しっかり乾いたら、硬く泡立てた卵白を筆でまんべんなく塗る。
B 卵白を塗った花びらにグラニュー糖をまぶして、紙の上に広げ陰干しにする。
C すっかり乾けばできあがり。密閉容器に保存して、紅茶の砂糖がわりや、
   ケーキの飾りにいかがですか。

紅茶にバラジャムを入れてロシアンティー

@ 作る前日から花びらを水にひたし、ざるなどでおもしをしてアク抜きをする。
   花びらの付け根部分は苦味があるので除く。
A 鍋に花びらがひたひたになるほど水を入れ、沸騰してから花を入れる。
B 仕上げにレモン汁と砂糖をお好みの量を加え、できあがり。
C さめてからビンに移して冷蔵庫で保存してください。

その他

花びらやハーブの葉をよく洗って、氷を作るときに製氷皿に入れてみてはいかがですか。可憐な花や葉が目をたのしませると同時に、見た目にも涼やかです。ハーブなら香も一緒に楽しめます。

ナスタチウムは花も葉もサラダなどに入れていただけます。葉はピリッとしていてハムと一緒にサンドイッチにしてもお勧めです。

アメリカには「バラの香をかぐために時間を作りなさい。」という諺があります。忙しくても自然と向き合う余裕を持つって大切ですね。
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