Column (10月) 


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2009.10.29 1週間で10メートル

2年くらい前まで、お台場のアクアシティに行く時は、向島の辺りを通って行っていた。 ルートを変えてからは時間短縮できて、向島を通ることはないまま現在に至る。 先週、アクアシティの現場に行く時、久々に向島を通るルートで行ってみたら、スカイツリー(第2東京タワー)の建設が着々と進んでいる光景を目にした。 まるで映画『三丁目の夕日』で、東京タワーが作られていく映像を見るように、新しいタワーが空へと伸びていく途中は感慨深い。 今日も蔵前辺りに用があったので、スカイツリー経由で走ってきた。 建設中の工事現場には、「現在のタワーの高さ○○m」と大きく表示している。 先週通った時は「174m」だったのに、今日は「183m」だった。 1週間で約10メートル、建設が進んでいるんだね。 今の段階で東京タワーの半分くらいの高さまで出来ているけど、完成時はこの3倍以上の高さになるんだなと思うと、かなり高い建造物になることを実感する。 神に近づこうとしたバベルの塔のように、人々に混乱を招くことがないことを願っている。

2009.10.28 真央ちゃんの出ない五輪なんて

フィギュアスケートのグランプリ・シリーズは、1選手2大会しか出場できない。 フランス大会、ロシア大会と、成績不振の真央ちゃんにとって、グランプリ・ファイナルの出場は、もう無理みたいらしい。 オリンピック出場のためには、残る全日本選手権で優勝するしかない。 まだ今シーズンは始まったばかりなのに、かなり切羽詰まった状況に追い込まれた真央ちゃん。 もし万が一、真央ちゃんがオリンピック選考に洩れたら、バンクーバーは盛り上がるんだろうか? 考えたくも無い。 真央ちゃんの出ないオリンピックなんて想像できない。 それにしても今シーズンの真央ちゃん、一体何が起こったんだろう?  あれだけ本番に強く、逆境を跳ね返してきた彼女なのに、「天才にもスランプはある」ということなんだな。 でも、ぼくは信じている。 どんなにキム・ヨナが、史上最高得点を出そうとも、今シーズンの全日本選手権で優勝し、バンクーバーの表彰台の最上段で、天使のような笑顔を振り撒く真央ちゃんの姿を。 「信じる」ということは、裏付けとかデータとか一切抜きにして、ただ相手を信じるということだ。 「オリンピックには魔物が居る」というから、キム・ヨナだって安心とは言えない。 大逆転を見せてくれ!

2009.10.26 『オトメン』と『JIN-仁-

ドラマをあまり見ない時代だという声を、よく耳にする。 とは言うものの、ドラマの数は増えているんだよね。 超豪華なキャストを集めたTBSの『Mr.BRAIN』や『こちら亀有公園前派出所』も、予想したよりパッとしなかった。 やっぱりドラマや映画は、キャストも重要だけど、何と言ってもストーリーが一番大事だろう。 今、ぼくの中で好印象なのが、フジの深夜からゴールデンに進出した、岡田将生と夏帆の『オトメン』と、TBS大沢たかおの『JIN』だ。 『オトメン』は、今時の高校生の主演2人の会話が、お互いを敬う気持ちから常に敬語で、それが新鮮に映る。 こういう、礼儀正しい若者って良いなって感じますね。 『JIN』は、現代の外科医(大沢たかお)が、幕末にタイムスリップするという話。 時代の違いに戸惑う姿だけで、視聴者を惹き付ける魅力がある。 こういう作品にありがちな、つまらないギャグとかコントのような部分が少ないのも良いと思う。 『サムライ・ハイスクール』といい、古風なものに焦点が当たっているのかな?

2009.10.21 作業前のシミュレーション

似顔絵やイラスト以外の仕事の場合、大概初めてやるものなので、頭の中でシミュレーションをしてからする。 例えば、紙粘土やポリパテで造形する作業と、ロゴやマークのシールを張り付ける仕事の時、時間のかかる造形を先に始めて、紙粘土やパテが固まる間にシールのデザインをするなど、作業手順を組み立ててからスタートする。 行き当たりばったりでやると、無駄な時間を使ってしまうからだ。 如何に楽に、効果的な仕上がりにするかを考えるので、初めて試みる方法も試してみる。 ぬいぐるみのデザインを依頼された時のこと。 絵で毛並みを表現するのは時間がかかるし、そこまでの3Dの技術は持ち合わせていない。 だから、自分で手描きしたものと、イメージに近い毛並みのぬいぐるみの写真をモーフィングして、案外良い結果を得られたことがある。 シミュレーションして「この方法はダメかも知れない」と思う時も、出来れば実際に試してみることが大事だ。 頭だけで判断せず、実際の結果が自分の蓄積になるし、実作業の中に意外な発見があったりするからだ。 今週は久々に試作の仕事があったので、作業手順のシミュレーションが楽しかった。

2009.10.20 NEWレギンス続々登場

ファッション用語は、ドンドン新しいものが出てきて、覚えきれない内に更に新しいものが出てくる。 別に覚えなくても、ぼくの仕事には何の支障もないんだけど、何でも知っておきたい性格なので、取り敢えず覚える努力はする。 昔はスパッツと言っていた西洋”ももひき”が、今では「レギンス」という名称に変わった。 最近知ったんだけど、レギンスってタイツの先がないものという定義があるんだね。 土踏まずに帯状の部分があるものが「トレンカ」というもの。 そのレギンスに様々なバリエーションが登場してきた。 柄のあるもの、レースのもの、デニム風なものなど色々だ。 ネーミングが”まんま”で、柄のあるものが「ガランス」、デニム風なものが「デギンス」。 ダメージジーンズのように穴が空いたものが「アナンス」。 まあ安直なネーミングだ。 極め付けは、レース状のレギンスで「レースンス」だってさ。 「もうちょっと捻ってみたらどうなの?」と言いたくなるネーミングだよね。

2009.10.19 今年の健康診断結果

去年の健康診断では、中性脂肪(TG)が高過ぎる(基準値が149以下のところ、ぼくは255)と注意され、アルコールの量を控えることと、ウォーキングなどの運動をするように薦められた。 今年の健康診断は8月の中旬頃で、今日は結果を聞きに行ってきたのだ。 この1年間、節制をしたつもりもなく、努めて運動もしなかったけれど、今年の中性脂肪の数値は64で、医者に「頑張りましたね」と誉められた。 思いつくのは、アルコールを控えたというより、アルコールが著しく弱くなり、直ぐに眠くなってしまうようになったことだ。 それと、穀物酢のサワーを毎日のんでいたのも効果的だったのかも知れない。 まあ、健康的になったというよりも、一回り衰えたという感じの方が、当たっている感じだろうな。 とは言うものの、去年より数値が安定してきたというだけでも、ちょっと安心しました。 

2009.10.15 来年の2月4日まで天中殺

去年の12月に、アクアシティの占いさんに鑑定してもらったら、丁度その頃の12月と今年の1月が、天中殺の天中月だと言われた。 その時は「最悪の時期」ということが頭を占めていて、それ以外の鑑定結果をあまり覚えていなかった。 今週になって再び、同じ鑑定士さんに占ってもらったら、「前回も言ったけど、来年の2月4日まで(暦が変わるまで)は天中殺の渦中なので、なるべく自分から動くことは避けて、今は流れに委せることが大事」と言われた。 そう言えばそんなことを言われたような気がするな。 最悪の時期を抜け出したことばかりに意識が行っていて、まだ天中殺の運勢の中に居ることを忘れていたよ。 道理で上手くいかないことは多いし、実家のトラブルもあったし、常に疲れが取れないのも頷けるなぁ。 恐るべし天中殺。 あ〜あ、早く2月4日が来ないかな? ちょっとは上向きになってくれると良いんだけど。

2009.10.13 完全否定の1日

「そんなにぼくの絵はダメでしょうか?」  画家7人中、女性5人という体制のアクアシティお台場。 朝からずっと、ぼくの席だけお客さんが来ないまま7時間。 心が凹みまくりで苦しいよー!  「人間、行列の出来るところに並びたがる」とか、「男の画家より女の画家の方に、描いてもらいたい」とか、何かのせいにしたくなってしまい、ドンドン落ち込んでいくから、表情もヒドイんだろうな。 こういう時は、一旦休憩を取って気分転換をした方が、暗い落ち込みオーラがリセットされて、お客さんが来てくれたりするんだけど、休憩を取るタイミングさえ判らなくなっている。 複数の画家が並んで描く現場は、お客さんにとっては選択肢があって良いんだろうけど、干上がってる画家には苦痛でしょうがない恐怖の現場。 同じ現場で、昨日は20人以上描いたのに、今日は完全に無視されている気がする。 結局、自分の努力の問題と言われてしまうので、こういう日は同じような境遇の画家と愚痴るしかない。 そういう相手が居れば良いけど、自分ひとりだけ不毛地帯だと、「もう帰りたいよー!」と心で叫ぶしかないのです。 人混みの中でも孤独を感じている画家が、今日もどこかの現場に座っています。 無理に座ってくれとは言いません。 どうか、「あの行列の人が、一番人気なんだね」とか、大きな声で言わないでください。 (ちなみにこれは、昨日の現場で書いた文章です)

2009.10.08 最大級の台風18号、列島縦断

昨日の夜くらいから、窓の外が騒がしくなってきた。 唸りをあげる猛獣のような、「ウォーウォー」という風の音。 横殴りの雨がトタンの雨戸を叩く、「バラバラバラバラ」という断続的な音が続いた。 テレビのニュースでは、港に打ち寄せる波や、濁流になった水の勢いをレポーターが、傘を斜めにしながら報告している。 台風でも雷でも、荒れている天候の時って、恐いもの見たさで「外の状況は、実際どんな感じだろう?」と確認したくなるね。 今日は台風一過のピーカンだったけど、まだ日本列島に居座っているせいか、風の勢いが残っていた。 夜になっても強い風がヒューヒューと、だいぶ勢いはおさまったけど、まだ名残を残している。 明日は台風一過の良い天気かな?

2009.10.07 加藤清四郎と神木隆之介

子役の活躍に注目してしまう昨今。 赤ちゃんや幼児専門のプロダクションも増え、自分の子供をテレビや雑誌に出演させ、「あわよくばスターに!」と思っている親がたくさんいるんだそうだ。 大人顔負けな意識を持った子役が、ドラマや映画、CMなどで見事な演技を見せてくれている。 中でも、最近テレビで毎日のように目にするのが、トヨタのCMの「こども店長」こと加藤清四郎くん。 小さいのにプロ意識が高くて、演技も上手い。 テレビなどのインタビューでは、あまりにも大人びたコメントや、優等生な発言ばかりで、ちょっと「建前」のような感じがして、「もうちょっとワガママな方が子供らしくて可愛いげがあるのにな」と思ってしまう。 それは、演歌『大漁まつり』のさくらまいちゃんにも感じることだ。 何年か前までは子役といえば神木隆之介くんだった。 小さい頃の彼は、可愛い声が健気さを醸し出していて、切ない演技が上手かった。 今は声変わりして、もう立派な青年になった。 加藤清四郎くんにしても神木隆之介くんにしても、どちらも名前が漢字3文字で、しかも古風な日本の名前なのが共通している。 無理矢理、西洋の名前を漢字に当てはめたような子供の名前が氾濫し出した現象に、そろそろ辟易として、逆に古風な名前の方が新しいと思う人が出てきたのかも知れないね。

2009.10.05 「自殺者リサイクル法」

『世にも奇妙な物語 秋の特別編』の中の一編「自殺者リサイクル法」が興味深かった。 飛び降り自殺をした主人公(生田斗真)が、死の寸前で助けられ、地下室のような場所に集められる。 「あなた方は法律的には、もう死んでいるのです」「あなた方は、これから国家のために働いてもらいます」と強制され、様々な危険地帯に派遣される。 人質を取って立て籠ったバスジャック事件の現場で、人質の身代りになったり、テロリストが設置した爆弾処理などをさせられたり、様々な危険地帯に送り込まれる主人公。 命を粗末にした者に対して、命の尊さを問いかける内容で、極端なストーリーだけど納得するものだった。 ぼくも10年くらい前に、シナリオのプロットとして、似たようなことを考えたことがあったし、このブログでも書いたことがあった。 「地雷」のキーワードで検索すれば出てくるかも知れない。 その時は、大量殺人を犯した死刑囚に対して、「死刑」ではなく本当の意味での罪の償いと、更生を誓わせるために、死と隣り合わせの現場に送り込むというもの。 ぼくが考えたのは、世界中の地雷原に死刑囚を派遣し、規定の数を除去すれば恩赦を与えるという設定だ。 更生の意志がない者や、生への気持ちが薄い者は、自ら自爆を選べば良い。 自らの罪と同時に1個の地雷を、この世から排除できるわけだ。 ぼくも作品を通して「命の尊さ」を描きたいと思っていたのは同じだった。 似たようなことを考えている人は、結構いるんだなと思ったね。

2009.10.01 ケータイ以前と以後

ぼくが初めて電話をかけたのは、小学校の高学年くらいだっただろうか?  そもそも家に電話が来たのが、そのちょっと前くらいだったんだと思うから、電話はぼくにとって特別なものだった。 だから初めて家族以外の人に電話するのは、すごくドキドキした気がする。 今の若い人は、物心ついた時から電話は家に当然のようにあり、更に個人がケータイを持ち歩く時代になった。 それはもう、人種が違うと言っても良いほど、電話に対する意識が違う。 彼女に電話するのにも、相手の家族に遠慮して、出来るだけ時間帯を決めてかけたりしたものだった。 今のように、ケータイでいつでもピンポイントに相手を呼び出せて、時間制限なく話せると、意味のない会話が多くなるように思うんだな。 ケータイ以前のぼくとしては、相手への気遣いと節度は忘れないようにしたいし、そうして欲しい。 ただ、ぼくに比べてケータイ以後の世代は、電話をかけることに躊躇がない分、かける前に悩まず、行動が素早いのが強味のような気がする。 ぼくは本当に電話が苦手で、相手の顔が見えないのが不安でならない。 電話で長話するくらいなら、直接会って話したいと思ってしまう。 これもケータイ以前の(というより、ぼく個人の)弱味だ。