| 埋め立て地も、遊水地も好きなように使ってくれ。横浜FCには三ツ沢がある!! 丘の上写真日記 |
| 2009 12月05日 旧横浜国際総合競技場 < 遠ーくのほうでやってる試合とセレモニーを見た!> |
さらに、この日の現場が新横浜だという事情が、気乗りのしなさに追い討ち をかける。しかも、アタマにもカラダにも、まだ昨夜のアルコールが たっぷりと残っているし。12:30のキックオフに間に合うのを あきらめ、トボトボと歩くスタジアムへの道にはわたしのほかに ほとんど人気も無く、すっかり色づいた落ち葉が冷たい風に舞っていた。 2009J2第51節つまり最終節、対福岡戦。16位という順位でこの試合を むかえるとは、さすがにシーズン前は予想もしていなかった。それでも、 夏場までのあきれるほどの弱さを考えれば、よく巻き返したほうか。 とりあえずこの試合に勝てば、他会場の結果によっては15位浮上も ありえるし。仮想降格圏脱出が、この日のせめてもの張り合いだった。 スタジアム到着は、前半15分を過ぎたあたり。なぜか今までとは サイドが入れ替わって、メインスタンドから見て右側になった ホーム側ゴール裏歩いているときに先制点を奪われる。FKのリスタート への反応が遅れ、GKと1対1の状況からあっさりとシュートを 決められた。 スタンドに入ったときからほとんど手前のゴール近辺でプレーが 続いていただけに、妥当な失点なのかと思いながらゴール後ろを 横切る。先についていた2人組の相方を見つけ、1階の一番うしろ の席にたどりついたときにも、まだ相手の攻勢は続いていた。 ここであらためてこの日のメンバーを確認するとGK大久保、 DF田中、早川、戸川、片山、MF根占、鄭 容臺、西田、アツ、 FW難波、エデル。ベンチには小山、吉本、吉田、カズ、安孝錬。 ラスト数戦の固定メンバーか。アツがこれだけ連続して試合に 出られているのも、今年初めてだろう。 自分の体調と座った場所のせいもあるが、とにかくピッチが遠い。 しかも、予想どおりにスタンドはガラガラで、試合の熱気や 臨場感がまったく伝わってこない。2人して腕組みしばがら ぼーっと眺めていたら、遠いほうのゴールにシュートが決まって 同点に追い着いた。 決めたのは早川のよう。CKに合わせたヘディングシュートだった。 前半40分で1−1。これで少し勢いを取り戻す2人組。チームの ほうもこのあたりからパスがつながるようになり、悪くない雰囲気 で前半を終わった。 ハーフタイムには「神田の新ホーム」のマスターが、2人組の姿 を見つけて、メインスタンドからやってきた。マスター自身も、 かなりひさしぶりの現地参戦のはず。お互いに、横浜FCの試合は いやというほど見てきているのに、スタジアムで話をするのは これが初めてということになる。 後半が始まると、カントクの指示が効果的だったのか、横浜FCが ボールをキープする時間が長くなる。前半は中盤であっという間に 囲まれ、ほとんど前を向くことができなかったのに。パスがスムーズ に回り、両サイドからペナルティエリアへの侵入を繰り返す。 ただし、相変わらずシュートは少ない。結局これは1年間、50試合 以上かけても直らなかったが、何本パスをつないでも最後に自分たち のミスで終わっていては相手は怖くない。自信がないのか、余裕が 足りないのか、技術が拙いのか、理由はいろいろあるのだろうが、 このあたりが今年のチームの、つまり樋口カントクのチームの限界 だったように思う。 それでも、このいい流れが続いているうちに、この日は追加点を奪う。 相手GKからのロングボールをヘディングではね返すと、これが 相手DFラインの裏へ。そこにしっかりと走りこんでいた難波が、 あわてて飛び出してきたGKをかわして、落ち着いてゴールへ 流し込んだ。 後半30分になるところで2−1に。今シーズンほとんどなかった 逆転劇で、なんとか最終戦を飾ることができるかと思ったが。 やはり、そう甘くはなかった。 これもカントクの傾向のひとつだが、選手交代のタイミングが遅い。 あるいは、変えることに対して積極性が見られない。この試合でも、 残り10分を切るまで一人も変えずに、結局動いた直後に同点に されてしまった。 最初の交代は、足を攣っていたエデルに代えて吉本。そのあと、 2−2に追い着かれてからアツに代えてカズ。そして3人目に 準備していた安孝錬は、ロスタイムに入ってタッチライン横に 立ったところで試合終了のホイッスルを聞くことになった。 このへんの歯がゆさも含めて、今シーズンを象徴するような展開 で2−2の引き分け。最後まで、爽快感の残らない試合を見せられて、 長い長いリーグが終わった。 2人組はスタンド下の席にいたので気づかなかったが、試合中は こらえていた雨がここで降り出す。セレモニーにそなえて最前列 に出てはみたが、とりあえず屋根のあるところまで戻って待機 することに。 ところが、始まったセレモニーではカントクの挨拶だけでGM の言葉はなし。それはないだろうと思っていたら、どうやら 試合前に恒例の儀式は済ませてしまったらしい。そんなのありか? 冷たい雨の下、薄暗くてガラガラのスタンドに囲まれ、遠くに 並ぶ選手たちを眺めながら物足りなさを感じていたが。そのあとも、 選手たちが淡々とスタンドの前を半周しただけで、2009シーズンを 締めくくるセレモニーはあっけなく終わった。 設立1、2年目のようにグラウンドを一緒に歩かせてくれとまでは 言わないけど。三ッ沢ではないせいもあって、去年よりもさらに 選手との距離ができてっしまったように感じた幕切れ。 まあ、去年も同じような寂しさはあったのだけど、あのときは 一人わざわざお立ち台まで戻ってきてくれた今はいないおバカ のおかげで、かろうじて救われたのだっけ。 それと比べても、最後の最後まで今年はこういうシーズンだった ということでしょうとぼやきながら出口へ向かった2人組。 そのとき見つけた、2階スタンド下のダンマクの言葉は「2009横浜 FCムチャクチャつまらなかった」。あまりにもすべてを言い表し てくれていて、ちょっとだけスッキリした。 最終戦限定キックオフ時間のおかげで、この時点でもまだ3時。 もちろん、シーズンを通した反省会の必要性を感じていた2人組は、 真っ直ぐに野毛へ。この時間でもあたりまえのように開いている いつもの店に落ち着き、まずはお互いの1年の労を労う。 さらに、競馬中継が終わったテレビをNHKに変えてもらい、 J1の優勝争いを観戦。勝つチームの必然性というのをじっくりと 確認させてもらいながら、早くも来シーズンにアタマを切り替えたの でした。それでもまだ6時だったけど。そのあとの記憶は、 ここでは、なかったことにしておきましょう。 ◆横浜FC 2−2 アビスパ福岡 〔得点〕 39分 早川、 72分 難波 〔入場者数〕 4,470人 横浜FCの試合日程と結果は2009 日程&結果で、 メンバー表は 2009選手一覧で、これまでの日記は 日記帳 99〜でどうぞ。 |
| 2009 10月31日 東北電力スタジアム < 今年も秋のビッグスワンを見た!> |
昨年同様に東京駅の地下で食料(肴?)を調達し、新幹線で 出発。昨年と違うのは、今回は相方が海外遠征で欠席のため、 一人遠征ということ。あとは、前泊ではなく、じっくり祝杯を 楽しめるように試合後の宿泊を予約していたことだった。 第89回天皇杯の3回戦、対新潟戦。2回戦のJ2熊本との試合を PK戦で勝ち上がっての、今シーズン初のJ1クラブとの公式戦。 熊本戦でのロスタイム同点ゴールからしても、とにかく失うもの は何もない立場での挑戦。さすがに、先週のC大阪戦のような、 腰の引けた戦いを見せられることはないだろう。 新潟駅到着は、キックオフの約1時間半前。昨年はスタジアムまで 歩いたが、今回は一人ということもあってバスを使ってみる。片道 250円はちと高い気もしたが、ほとんど待たされることもなく、徒歩 約30分の道のりは10分ほどに短縮された。 バスから降りて目の前にあったのは、去年工事中だった野球場。 すっかり出来上がっていたその外観は、横浜スタジアムよりはるかに 大きく立派に見えた。そうか、これからはここで明訓高校が県予選の 決勝を戦うわけだ。 その「HARD OFF ECO新潟スタジアム」を背にして「東北電力スタジアム ビッグスワン」に入場すると、昨年と同じように2階席は使わずに 1階席だけがオレンジ色に染まっている。これは、ウチの動員力を 見越してのものか、新潟の集客が減っているのか、それともまだまだ 2回戦くらいをみんなで応援する必要もないと思っての判断か。 いずれにしても、アウェイのこちらは圧倒的多数のそのスタンドを沈黙 させるのがこの日の一番の楽しみ。ピッチに現れた選手たちを拍手で 迎え、まず1回目のビッグフラッグの下に入る。 メンバーを表示する大型掲示盤は、アウェイゴール裏の1階スタンドから はほとんど見えない。やや遅れ気味で届いたメールで先発とベンチ入り の選手を確認すると。GK大久保、DF田中、早川、戸川、吉田、MF八角、 小野、西田、片山、FW難波、安孝錬。7人入れるベンチには岩丸、吉本、 鄭 容臺、須藤、根占、加藤、エデルがいた。 この日の横浜FCは、昨年と違ってブルーのユニホーム。はたして、 その戦いのスタイルはホーム仕様か、先日小瀬で見せたアウェイ仕様かと 注目していると。試合開始から、積極的に高い位置でのプレッシング を始めた。 たしかに、J1との唯一の公式戦なら、今年自分たちがこだわって きたやり方をぶつけてみないと意味がないよなと納得していると、 その矢先に思わぬ?先制点が。 開始8分、片山からのクロスを逆サイドで相手DFラインの裏に 抜け出した難波が受け、ワントラップから落ち着いて押し込んだ。 前節の大阪戦は不発だったが、その前の3試合で連続ゴールを 決めていた難波が、その復調ぶりをあらためてアピールした貴重 なゴール。これで、一気にスタンドの片隅が盛り上がる。 さすがに、これで逃げ切れるとは思わなかったが、このままの 状態を引っ張れれば、焦りからまたスキも見つけられるはず。 ところが、このリードを守れたのはわずか10分間だった。 横浜FCの左サイド。わたしたちが陣取っていた目の前で、 ゴール前に浮いたボールを大久保があえてキャッチにいかず、 CKに逃げた。まだ試合の序盤だし、リードしている流れ を大事にするならそれもありだろうと思ったが、そのリスタート からあっさりと同点に。たしか、相手の初めてのCKだったと 思うが、ボレーで合わせられたのはゴール前中央にぽっかり開いた スペース。身体を寄せてはいたが、相手のほうが厳しさと強さが 一枚上手だった。これで1−1。 ようやく平常心を取り戻した相手は、こちらの態勢を見極めながら J2とはワンランク違う精度でポイントを突いてくる。そして また10分後、狙い通りの大きなサイドチェンジからこちらの 左サイドを完全に崩した。 逆サイドで受けた選手は、片山の寄せをワンツーであっさりかわ すと、そのスピードを落とさずにグラウンダーで二アサイドに。 そこに走りこんできた矢野は、当たり前のように正確にミートして 大久保の脇を打ち抜いた。これで1−2。 それぞれのパスの早さが、いつもの相手とは違っていたのはたしか。 しかも、それを受ける選手のタッチも、その次のプレーの選択も 迷いがなかった。でも、一番違っていたのはそのチャンスを逃がさない、 ラストプレーの精度。このあとも、チャンスの数だけなら、同じくらい あったのだから。 じつにあっけない逆転だったが、こちらもこれで意気消沈したわけ ではなかった。その後も相手にプレッシャーをかけることでミスを 誘い、シュートチャンスを作り出す。 一番惜しかったのは、西田が相手パスをカットして田中に渡したプレー。 ペナルティエリアまで攻め上がっていた田中が打ったシュートは、 ザンネンながらゴールのはるか上を越えていたった。 新潟もそんなに調子がいいわけではないのだろう。それでも、 点を取り合いながら、まだゴールの可能性を感じさせてくれた 前半の戦いにゴール裏の意気も高まっている。引き上げる選手にも、 その声は届いていたはずだ。 ハーフタイムになるころには、スタンドは完全に日陰に。試合前は 昨年に比べてかなり暖かいと思っていたが、急に風の冷たさを 感じるようになる。ただ、試合とスタンドの雰囲気は確実に今年の ほうが熱気があった。 後半開始からしばらくは、ほぼ互角の展開。バーを直撃された シュートもあったが、こちらもCKをしのいだ後のカウンターで 決定的なチャンスを作る。最後の吉田のクロスは、飛び込んだ 難波の足のほんの数センチ先を抜けていった。 このチャンスの直後に、カントクは疲れの見え始めた小野に 代えて根占を起用。ただ、根占は小野より一列前に入り、 八角がワンボランチで残るカタチに。この変更が効いたか、 ここから中盤で相手のミスを拾う機会が多くなった。 さらに、後半の25分くらいで吉田に代えてエデル。これで、 完全に攻撃モードに。さすがに、トーナメント方式の試合で ここまでリードされていれば、カントクとしてもいつもよりは 踏ん切りがつきやすいだろう。 エデルが入る少し前に、相手チームの交代でピッチに入ってきたのが チョ・ヨンチョル。はじめは身体がひとまわり大きくなっていて 気づかなかったが。これで昨年と今年のわが助っ人外国人が 同じピッチで相対することになった。負けるなエデル。 そのエデルの粘り強いキープも生きて、その後もチャンスは 何度か生まれたが。結局、ゴールには結びつかず。反対に、 ロスタイムにダメ押しの3点目を入れられ、がっくりヒザを ついたところで(これはわたし自身のこと)試合終了。 ザンネンながら、昨年のリベンジはならず。返り討ちの1−3ということで、 今年の天皇杯は3回戦敗退で終了となってしまった。 それでも、うなだれて引き上げてくる選手たちへかけられた声は あたたかかった。ロスタイムに入るまで1点差のまま、同点の 可能性を強く感じさせながらの戦いは、十分に見ている側にも その気持ちが伝わってきたからだ。少なくとも、昨年の 何もできなかった敗戦に比べれば、これが今年負け続けながら も頑なに積み上げてきた成果というものなのか。 それは、この1試合だけではなんともいえない。特に、先週の ような試合を見せられたあとでは。でも、今日の試合終了時の メンバーがもし来年のベースになるのなら、もう1年くらい この続きを見てもいいかなと思わせる内容ではあった。 スタンドから出てくると、あたりはすっかり夕暮れに。野球場の 上にはきれいな月も浮かんでいた。それを見て、そうか昨年は 今年よりキックオフが2時間早かったんだなと、このとき気づく。 2人組で歩いて駅まで帰ったのを思い出しながら、この日は またバスで新潟駅へ。本来なら、ここで祝勝会会場探しをする ところだったが、仕方ないのでホテルにチェックインしたあと 一人反省会の会場探しに。 ま、結局は、やることは同じなんだけど。30分間ほど、駅前と 万代バスセンターの間を歩き回って、自分の勘をたよりに 「越後もちぶたと日本海の魚」を看板にしているお店に決定。 カウンターでは、なるべくサッカーのことは忘れて、テレビに 映っている日本シリーズに見入っていたわたしでした。 翌日は、午前11時に新潟駅を出発して、夜の9時に 無事横浜に到着。そう、遠征の経費削減のため、復路はひたすら 在来線を乗り継いで日本列島を横断(フォッサマグナみ たいだ)してきたのでした。べつに、わたしは鉄っちゃんでは ないけれど、その詳しい経路が気になる方はブログ「6月のソーセージ」のほうで。 ◆横浜FC 1−3 アルビレックス新潟 〔得点〕 8分 難波 〔入場者数〕 7,733人 横浜FCの試合日程と結果は2009 日程&結果で、 メンバー表は 2009選手一覧で、これまでの日記は 日記帳 99〜でどうぞ。 |
| 2009 10月25日 国立競技場 < とても国立とは思えない国立での試合を見た!> |
しかも10月下旬と言えばあのメキシコを、ソウルを、アメリカ を、フランスを目指した戦いに駆けつけ、声をからした季節。 しかし、この日の国立は、とても同じ時期の同じ場所とは思えない ほど静かで、寒々しかった。 J2第47節、対C大阪戦。相手は残り5試合となったリーグ戦の首位チーム。 一方こちらは、前節水曜日の対甲府戦でおおかたの予想を裏切る 勝利を飾り、今シーズン初めての連勝を達成した16位チーム。 もちろん、目指すは今シーズン初の3連勝だ。 数年前の開通以来、わたしの国立行きのメインルートとなった 都営地下鉄大江戸線で、キックオフ約30分前に現地到着。その駅から地上 に出て、目の前の千駄ヶ谷門から場内へと向かう。というより、 この日ホーム側の席に通じる入場門はここだけ。さらに、スタンドも メインとバックスタンド1階部分のごく一部だけが観戦可能エリアと なっていた。 日本リーグ時代や横浜FCのこれまでの主催試合でも、バックの2階 部分を使用しないことはあったが、ここまでエリアを限定したのは はじめて見た。もちろん、運営費用の節約が一番の理由なのだろう。 ただ、いくらスポンサーによるチケットばら撒きもできない状況とは いえ、大きな器の8割くらいを占めるその開きスペースの寒々しさは、 プロの試合を見るという期待感や高揚感を思いっきり削いでくれていた。 また、先週が西が丘だっただけに、選手との距離感のギャップも大きく、 薄暗い曇り空のもとでは選手の顔も確かめにくい(自分の視力のせいも あるけど)。電光掲示盤で確認した先発メンバーはGK大久保、DF田中、 八田、戸川、吉田、MF八角、小野、西田、片山、FW難波、安孝錬。 ベンチには岩丸、吉本、須藤、加藤、エデルが入っていた。 さいわいにも雨は止んでいたが、スカスカのスタンドを吹き抜ける風は 冷たく。現地にいながらも、臨場感を感じるのが難しい雰囲気。ところが、 試合に気持ちを集中できていないのは、見ているわたしだけではなかったようだ。 なんと前半2分、最初に与えたCKであっさりと先制点を奪われる。 いくら相手のキックの精度が高かったとはいえ、一番マークするべき FWに、その淡白な対応はないだろう。 これで、前節甲府戦で見られた守備の集中は一気に崩れてしまった。 たしかに、この試合の立ち上がりは、前節より前で積極的に取りに いこうという意識は見られていたが。そのぶん、ライン裏に スペースがぽっかり。しかも、まるで国立の広さに感覚が 慣れていないのかと思うほどの不安定なパス回しで、その 建て直しができないうちに、さらに追加点まで入れられてしまった。 安孝錬のところで奪われたボールから一気にカウンターに。 GKとの1対1で打たれた最初のシュートは、幸運にもポストが はじいてくれたが、その跳ね返りが吉田の足に当たってオウン ゴールとなってしまった。これがまだ、前半の12分。 あっという間の2点ビハインド。それならそれで、もう攻めるしか ないという開き直りが見えてもいいようなものだが。そのあとも いっこうにこちらのペースは上がらない。もちろん、C大阪にすれば 無理をする必要はないわけで、ハーフウェイラインから後ろの スペースをしっかりと埋めて、大人の対応で45分をやりすごした。 0−2で、ハーフタイムに。 ここで、照明が半分だけ点灯される。天気さえよければまだ 十分に明るい時間だったが、厚い雲には切れ間もなく。 前半から点けられていてもおかしくない暗さ。クラブに してみれば、これも痛い出費かもしれない。 後半開始から、相手は香川を入れてきた。故障明けの試運転 としては絶好のシチュエーションだったろう。一方こちらは、 開始10分ほどで難波をエデルに。2試合連続得点だった難波 は、お疲れだったかこの日はいいところなし。ただ、この交代で 入ったエデルが前線で突破を試みるようになったところから、 どうにかチャンスを作れるようにはなった。 といっても、相手はあわてる必要もない。ただ、この時間帯に 1点返していれば、また試合が動き出すこともあったろうに。 エデルも、片山も、西田も、せっかくのシュートチャンスを ゴールに結びつけることはできなかった。 その間にもマルチネス、西沢と、豪華な交代選手が次々と ピッチに登場してくる。昇格争いの大詰めに、選手に無理を させず、しかも故障明けの選手には短い時間でまず試合の 勘を取り戻させるための交代。首位チームに、ただ選手層の 違いを見せつけられる展開だった。 ただ、こちらの交代出場選手の須藤や加藤も、短い時間の中で 必死にあきらめない戦いを見せていた。シーズンも残りわずか。 このまま終わるわけにいかないのは、選手一人ひとりにとって も同じこと。でも、それにしては2点リードされているにも かかわらず、カントクの決断は相変わらず遅かった。 結局何も起きなかった後半の最後に、香川にお見事 でしたと言うしかない追加点を奪われ0−3で試合終了。 1試合を通じて、ほとんど身体が温まるようなシーンのない 90分間だった。 3コーナーの一角から観戦していたサポーターに、試合後の あいさつのために歩いてくる選手たち。それを試合結果の言い訳 にはできないけれど、この日のスタンドの使い方は選手たち にはある意味屈辱だったろう。その一角さえも埋められない 現状が、また問題なのだけど。 とにかく冷えた身体を温めるために、急いで反省会場へ向かおう とする2人組。国立帰りの場合、信濃町と原宿に2か所の候補 があるのだけど。せめて、ママさんの笑顔に癒してもらえたらと、 20年近くお世話になってる原宿を選択。ところが、その ママさんにも、1ヶ月に1日しかないお休みの日とかで会うこと ができず。まあ、どこまでも救いのない1日だった。 そのお店に向かう途中。千駄ヶ谷門を出たところで、道に貼られた 場所取りのガムテープを発見。そういえばこの国立では、来週 リーグカップ(J2は出してもらえないけど)の決勝があるという ことを思い出す。試合日も定着して、ここ数年の決勝戦の雰囲気は 他人事ながらはすばらしいと思う。 その準備がすでに始まっていることに驚きながら、その同じ舞台で この日のような試合しかできないクラブとチームの現状に、あらためて 落ち込む。同じJにいるはずなのに。 ◆横浜FC 0−3 セレッソ大阪 〔得点〕 〔入場者数〕 3,584人 横浜FCの試合日程と結果は2009 日程&結果で、 メンバー表は 2009選手一覧で、これまでの日記は 日記帳 99〜でどうぞ。 |
| 2009 10月18日 西が丘サッカー場 < ホーム西が丘で真昼の直接対決を見た!> |
今日の目的地は、国立西が丘サッカー場。3年前には、昇格争い の最中にヴェルディとのアウェイゲームで使用したはず。そのとき は夜の試合だったけど、今回は13時の試合開始。通勤並みとは いわないが、わたしにしてはけっこうあわただしい午前中スタート だった。 J2第45節、対岡山戦。現時点での17位と18位の直接対決。 ただ、この試合にたとえ勝ってもまだ順位は入れ替わらない。 それでも、一歩一歩その差を詰めていかなければならないのは 当然のこと。ましてや、慣れていないとはいえホームゲーム なのだから。 地下鉄三田線の本蓮沼駅から歩いて10分弱。真昼間の明るい 空に建つ照明塔が見えてくる。西が丘で昼間の試合を見るなんて、 いつ以来だろう。これまでの横浜FCの試合は、すべて夜だった ように記憶している。となると、Jリーグが始まる前の天皇杯くらいか。 たしかに憶えているのは、静岡学園が大活躍した首都開催初年の 高校選手権の試合。あれからは、もう30数年になるな。 そんなことを考えながら、駅からはぐるっと反対側の入口から ホーム側ゴール裏のスタンドに入る。キックオフにはまだ30分 以上あるが、ゴール裏の段々はほぼ埋まっていて、最上段の通路に 立って観戦となる。このときになって、この日の日差しがかなり 強いことを実感していた。 久々の西が丘は、ほんとにピッチとスタンドが近い。目の前で 練習している選手を見ながら、先発メンバーを確認すると。 GK大久保、DF田中、八田、戸川、片山、MF八角、鄭容臺、 小野、アツ、FW難波、安孝錬。ベンチには岩丸、吉田、吉本、 西田、エデル。 チームは先週、熊本で天皇杯の2回戦を戦ってきた。映像はまったく 見られなかったので、誰が調子を上げているのかも分からないが。 とにかく、その劇的勝利(しかもPK戦)の勢いをリーグ戦に つなげてもらいたいものだ。 前半は、髪を切って軽やかに見える安孝錬と難波のキックオフで 始まる。最初の接触プレーで、鄭容臺が手の指を痛めたようで しばらく治療でピッチを外れる。そのせいもあってか慎重に 受身にまわっていたように見えた横浜FCが、最初のチャンスで あっけなく先制点を奪った。 左サイドでアツが入れたスローインを、相手ラインの裏で 受けた八角がダイレクトで中央の難波へ。これを難波がワン トラップしたあと鮮やかなターンでDFを振り切り、左足 で力まずに蹴りこんだ。リスタートのタイミングがよかった のは確かだが、なんだか拍子抜けするくらいスムーズに ボールがつながったゴール。ひょっとすると難波は、先週の ロスタイム同点ゴールで一皮向けたか。 ただ、このとき喜ぶ選手たちの隣で、足の具合を気にする 八角の姿が。えー、まだ試合開始から10分くらいしか経って ないのに大丈夫か。 と、心配していたらやはり大丈夫ではなく、前半30分で 西田と交代。ここで予定外のカードを1枚使ってしまったことで、 試合の終盤でカントクはずっと悩まされることになる。 この八角の穴には右サイドから小野が。ただ、暑さを警戒してか、 このあともチームの運動量は上がらず、厚みのある攻撃は見られ ない。それでも、下位チームどうしの対戦らしく、相手もミス を重ねてくれて、どうにか1−0の状態をキープしてハーフ タイムをむかえた。 じつは、この日はわたし自身も体調不良で、この時点では まだビールも自粛。ハーフタイムの間も、水を補給するだけで ますます強くなる日差しに耐えていた。 このまま前半の勢いで押されるとつらいな、と心配していた 後半が始まる。ところが、開始数分後のチャンスで、またもや 無駄なく追加点を奪った。 右サイドで得たFKを、小野がファーサイドまで蹴ると。 まず戸川がヘディングに競り勝ってゴール前に落とした。 これを相手DFが余裕なくクリアすると、そのボールが 再び戸川の足元へ。これを落ち着いて、GKの届かない コースを狙って逆サイドのネットへインサイドで押し込んだ。 後半5分にもならないうちに2−0。それほど、こちらが 支配している展開ではないが、とにかくいい時間帯にゴール を重ねてさらに有利な状況に。あとは、のらりくらりと かわしながら、試合をこわしてしまえれば理想だったが。 残り40分というのは、まだ時間がありすぎた。 まず後半15分くらいで、アツに代えて吉田を起用。これは、 カントクにとっては計画通りだったと思うが。八角の負傷 交代があるので、残りは1人しか変えられないことになる。 この1枚をどう使うのかなと注目しているところで、反撃の 1点を取られてしまった。 後半25分で2−1。まだ、逃げ切り態勢を固めるには 早すぎる。受身にまわらないために攻めの意思表示をする ならエデルだが、暑さもあって守備の選手たちにもかなり 疲れがたまっているはず。 この間、ベンチ横ではエデルと吉本がほぼ同じペースでアップを進め、 ほぼ同じタイミングでベンチに戻ってきていた。さあどう動く カントク。 そんな状態が、後半30分くらいからずっと続いていたが。 ここではカントクは動かず、というより動けなかったか。 決断したのは残り5分を切ったあたり。吉本だけが臨戦態勢で カントク横に残り、エデルはベンチ内の椅子に座った。 結局、吉本はロスタイムに入ってから、時間稼ぎも含めて安孝錬と交代。 2−1のスコアのままなんとか逃げ切り、タイムアップとなった。 チームとしての連動と躍動感は、終始岡山が上回っていたが。 とにかく、いい時間帯でゴールを奪えたことがすべてだった試合。 あとは、難波がようやくゴールの感覚を取り戻してきつつあるのが 楽しみではある。かなり遅すぎたけどね。 こちらのスタンド前を通って控え室に戻る相手チームの中には 手塚カントクが。そういえば、富山には楚輪カントクと副島コーチ の元ヤンマーコンビもいたな。日本リーグのころの選手たちが いまのJリーグ、特に地方からJ2に這い上がってきたクラブ を支えているのだとあらためて感じる。次は戸塚か、与那城か。 なんて古い話題を隣の弟と話す。じつは、この日はいつもの2人組の 相方は仕事がらみ試験で欠席。かわりに都内在住の弟が駆けつけていた。 ただ、この時点で試験の終わった相方からは、しっかりとメールが 入っていた。 それから約30分後。つまり、まだ4時にもならないころには、 相方が合流した3人組は赤羽の「OK横丁」で恒例の反省会を。 ここは、以前にも西が丘帰りの反省会場として使ったことがあるエリア。 外が明るくても、お店探しに困ることがないのが赤羽のありがたいところだ。 たっぷりとある時間をいいことに、勝利にどっぷりとつかる 3人組。ただ、この日は日曜日。あまり調子に乗りすぎると、 明日からの自分たちの首を締めることになる。3人とも、さっき のカントクさん同様に、日本リーグから知っている世代なのだから。 自己管理はプロ?の基本。中2日で甲府とのアウェイ戦にへ向かう 選手たちと同様に、もう次の戦いは始まっているということだ。 ◆横浜FC 2−1 ファジアーノ岡山 〔得点〕 12分 難波、 48分 戸川 〔入場者数〕 2,178人 横浜FCの試合日程と結果は2009 日程&結果で、 メンバー表は 2009選手一覧で、これまでの日記は 日記帳 99〜でどうぞ。 |
| 2009 10月04日 ニッパツ三ッ沢球技場 < 今季最終戦でも、見た!> |
その思いは多くの人に共通だったはず。加えて、前節の惨敗への 叱咤激励の意味も込められていたと思うが、坂の途中にはあの06 シーズン終盤の象徴でもあったダンマクが久々に登場。しかし、 タクシーの車中でクラブから携帯に送られてきたアンケートに 集中していたわたしは、ザンネンながらこれを見逃していた。 J2第43節、対草津戦。「プロとしてあってはならない試合」と、 試合後の会見でカントクが謝罪するほどの醜態をさらした富山戦 から1週間。もう、相手とか順位とかはカンケイなく、来春まで 試合ができなくなるホームでの試合を、勝利で締めくくること だけが求められていた。 スタンドに入り、おそらくこれが見納めとなるベンチシートを 眺め写真に残す。たしかに、今のJリーグ基準はクリアしてい ないのだろうが、いまの横浜FCの観客密度にはこのタイプの ほうが自由度が高くて使いやすい気も。だいたい、基準がどうの といっても、今のゴール裏とバックスタンドが出来上がったのは、 Jリーグが開幕した年だったはず。そのときケチっていなければ、 今回の改修も必要なかったのではと思うけど。それでも、もう 16年は使っていたのか。 そんなことを考えているうちに、今日のメンバーが発表される。 先発はGK大久保、DF田中、戸川、早川、吉田、MF八角、 鄭容臺、根占、片山、FW難波、エデル。ベンチには小山、吉本、 アツ、久富、西田。前節の反省なのか、懲罰なのか、中2日の 次節仙台戦への温存なのか、単なるコンディションの問題か、 それとも来シーズンのことがチラつく大人の事情なのか。真相 は分からないが、カントクは大幅にメンバーをいじってきた。 なにより気がかりだったのは、第2クール終盤以降多少なりとも 攻撃のカタチが作れてきた要因であった安孝錬と小野が、二人とも ベンチにも入っていないこと。そのぶんをすべて初先発エデルへの 期待で埋めるには無理があるだろう。 前半は、相手右サイドの廣山のあいさつ代わりのシュートで 始まった。ウチの左サイドでは、エデルがボールに触れる機会 が目につく。そして数分後、中央に走り込んだ根占がワントラップ からハーフボレーでミドルシュート。これが惜しくも右ポストに 跳ね返り、そのボールをもう一度たたいたシュートは大きく 左に外れた。 そうだよ、本来なら今シーズンの中盤を引っ張るはずだったのは、 小野や安ではなく根占のはずだったんだよ。と、思い出させてくれる 攻め上がりとシュートに、チーム全体が勢いづく。サイドでは、 エデルが得意のすり抜けからチャンスを作り出す。この二人を 中心とした攻めで、ほぼ互角かどちらかというとやや押し気味 に前半が進む。 期待していた選手の復調と、新戦力のフィットに、少しだけ不安が 薄らいできていた前半40分。FKから待望の先制点を奪う。 片山が蹴ったFKに、相手DFの裏から飛び足してきたエデルが ゴール前できれいに合わせた。 混戦の中で一瞬のスキを突く、いかにもブラジル人FWらしいゴール。 ウチのチームに足りないものを埋めてくれそうなプレーに喜んで いたら、これまたウチには珍しい宙返りで初ゴールのうれしさを表現する エデル。いいよ、いいよ、遠慮しないでもっとやってくれ。 前半の残り5分で1−0に。今シーズン何度も痛い目にあってきた 時間帯の先制ゴールを、そのまま守りきってハーフタイムへ。 三ッ沢では今年最後のお仕事となるフリ丸が、ピッチを一周。 そのおでこには、ハロウィンバージョンのアクセントが。 この一年で一番クラブに定着した新戦力は、この宇宙人かも しれないな。 後半開始からほぼ1分。前半の根占と同じように、今度は 右サイドから駆け上がってきた田中がバーに直撃のミドル シュートを放つ。この2本のうち、どちらかでもゴールの 内側に跳ね返っていてくれたら、この試合は完全にウチの ものだったろうに。 なんてことを考えている間に、反対側のゴール前で笛がなる。 早川が相手FWともつれて倒れたところで、PKを奪われた。 うーん。このプレーだけのことをいえば、もう少し粘り強く 対応できなかったかと思ったけど。結局は、相手のプレッシャー にずっと耐えてきた末に、お互いの力量が集約された結果なの だろう。つまり、実力で奪われた1点ということだな。 後半15分で1−1。さて、ここからもう一度仕切りなおしだ。 となると、徐々に攻撃の起点が作れないこの日のメンバーの つらさが展開に現れてくる。さらに、疲れも。 あいかわらず頑張っていたエデルには、相手のマークが厳しく なってくる。それでも、倒れている上から踏みつけるチェック は余計だろう。この選手とプレーについては、2日後にビデオ 裁定によって出場停止の処分が下されるというオマケがついた けど。それでも、試合の中ではこのプレーは反則にもならず。 背中を押さえて倒れていたエデルは、30分過ぎに西田と交代 することになった。 ただ、この交代がこの試合で初めてというのは、毎度動きが 一歩遅めのカントクのせい。さらに同点のままの展開が続き、 ようやく勝ちに出ようと次の交代を準備していたところで、 ついに2点目を失ってしまった。 1−2となったのは後半40分。その時点でアツと久富の二人が ハーフウェイラインのところで待っていたけど、すべては後手 となってしまった。 結局、この1点を取り返すことはできず。アツのCKも、 ロングスローも、ラストプレーの難波のバックヘッドも むなしくタイムアップ。ホーム最終戦も、今シーズンの このチームの、ごくごく普通の負けっぷりを見せられた だけだった。 シーズンは残り8試合。もちろん、ホームゲームもまだ数試合 ある。ただ、この三ッ沢で、このゴール裏スタンドで、 選手たちのあいさつを身近に見られる機会は、今年はもうない。 ということは、契約の更新や補強や移籍のあとで、来シーズン この日ここに並ぶメンバーと再び会える保証はなんにもないと いうことだ。それは毎年仕方のないことだけど、せめて この試合くらいは勝ってもらってその笑顔と、お立ち台 パフォーマンスを見ておきたかったのだが。 試合の間にすっかり暗くなった空には、中秋の名月から 一日経ったほぼ満月が。三ッ沢から野毛へというコースも、 おそらく今年最後になる。もちろん、16時キックオフだった この日も、躊躇なく反省会へと向かう2人組。 先週ほどではないにせよ、ゆとりある時間を使ってたっぷり とこの日と、今シーズンの三ッ沢での試合を反省する。 なんだか、春から一歩も成長していないように感じてしまう のはわたしたちだけだろうか。 せめて、この日のエデルと根占のプレーに対する満足感では なくて期待を、第1クールの半ばくらいに戻って感じたかったよな。 ◆横浜FC 1−2 ザスパ草津 〔得点〕 40分 エデル 〔入場者数〕 3,333人 横浜FCの試合日程と結果は2009 日程&結果で、 メンバー表は 2009選手一覧で、これまでの日記は 日記帳 99〜でどうぞ。 |
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