7日目・3月18日【木】(キャンプ場→厳島合戦跡→厳島神社→宮島口→広島市→平和記念公園→資料館→原爆ドーム→広島城→広島ユースホステル)

昨夜は族がうるさかった。族と言っても3、4人程度の不良グループみたいな感じで、同じところを騒音をたててバイクを乗り回しているだけ。バカはどこにでもいるのだと痛感した。
7日目の朝。キャンプ場で。
朝食を作ろうとしたら、お湯が沸く前にガスカートリッジのガスが尽きてしまった。中村市で売ってなかったツケが回った。やむを得ずカロリーメイトで済ます。例によって鹿がサイトのトコまで来たので、「餌はあげないよ、キリがないからね」と言いつつもテントをバックに鹿の写真を撮りたかったので、カメラを構えて後退したら、鹿がテーブルの上に置いてあった袋を引っ張り、中に入れてあった食器とかが散乱した。「コラ、洗ったばかりなんだぞ!」ケリを入れるフリをすると、飛んで逃げていった。こっちを見て、「ちぇ、いいじゃんかよそれくらい」と言ってる感じだった。厳島合戦跡経由で厳島神社へ。
初体験:MDを聴きながらチャリに乗ってみた。普段これは後方から接近する車を察知する聴覚を邪魔するので危険なのだが、宮島は車が少ないのでやってみる価値があると踏んだ。「どお、なんて気分がいいんだ。」朝の海沿いを音楽を聴きながら走るなんて...。E.T.のテーマ曲を聴いたらそのまま自転車が宙に浮きそうな気分になった。はい、アホです。
厳島神社は神社というより、神殿のよう。海の上に浮かぶ真紅の建物は神秘的で、世界遺産に相応しい。五重塔と宮島歴史民俗資料館を見た後は昼近くだったので、ブランチを食べることにした。ここらはカキ以外にあなごも名物らしい。定食屋が並んでいるが、どこも高かったのではじめは躊躇していたが、結局あなご丼を食べることにした。
海に浮かべる神社、厳島神社。 
フェリーで本島に戻る。再び国道2号を広島市へ。途中、2号線が突然自動車オンリーになってたじろぐ。迂回路くらい示してほしい。いきなり「はい、ここからは車以外だめですよー」では困る。散々迷ったあげく、気づいたら2号に合流していた。市街に入り、道と空気の悪さにへきえきしながらも平和記念公園を目指す。公園付近には千羽鶴があちこちに山積みされ、哀愁と悲愴がそれらを取り巻いていた。「平和の灯」までの通路を自転車でシャーと走り、停めて写真を撮る。通り掛かりの人に写真を頼まれたのでシャッターを切ってたら、警備員の方が僕に近づき、「これ、おたくの?」「あ、はい。今動かします。」「ここ、参拝道だから乗っていかないで下さいね。」「...!!」やっちまった!世界に誇る平和都市を!汚してしまった!少し動揺する。資料館は入場料50円(!)だった。とにかく、多くの人に見てもらおうという気持ちが伝わる。内容は口で言っても伝わらないと思うので、とにかく重かったとだけ言っときます。原爆ドームを1周し、広島城を目指す。
世界遺産、原爆ドーム。
広島城から広島ユースホステルへ。ここも坂の上にあった。なんでユースホステルはこう...。でも今日で自転車に乗るのも最後なのでいいじゃないか。ここは外国人の客の方が日本人より多く、十数人はいたと思う。夕食時、アメリカ人のおばさんに声をかけた。普段英語を話す機会は少ないので、こういう時にストレスを解消する。その後、屋久島帰りの高知からのヒッチハイカー、流暢な英語を話すスペイン人オギー、鳥取からの「男にナンパされたことがある」という旅人(♂)と親しくなり、夜、芋焼酎でささやかな宴会を開く。お酒はあんまり強くないので、すぐ眠くなる。オギーが日本人の女の子をナンパしはじめた。あ、成功した。オレは眠い。11時頃部屋に戻ってベッドに転がってそのまま寝たが、宴会の方は後から人数も増え、かなり盛り上がっていたらしい。お酒の力を借りて熟睡。
7日目終了。走行距離:42.4キロ