本の森通信8月号

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8月17日(金)

昨日までの暑さが嘘のような、今日の空模様。朝から大粒の雨が降り、午後になっても霧雨が続いている。空はどんよりとした雲に包まれ、久々に日差しを感じない一日である。

『ふるさと艶笑譚選集 第二集 抱腹絶倒大人の昔話』が納品され、早くも注文が相次いでいる。10日付のこの欄で書いたDMが、早くも効果を示しているのだ。電話・メールが主だが、中にはFAXで「第一集」の感想を寄せてくれたり、著者である佐々木徳夫さんへのメッセージを添えてくれたものもある。このようなお客からの反応は本当嬉しいし、次の仕事への意欲にもつながる。さぁ、「第三集」もしっかりお手伝いしよう!

今朝の河北新報朝刊社会面を見て驚いた方も多いだろう。『再会の日々 犯罪被害者の親として』の著者である曵地豊子さんが、今月九日に山形刑務所で加害者との対面を果たした。曵地さんが会ったのはこれが三人目で、前二人が事件の主犯格であり民事裁判の和解交渉という名目での対面だったことを考えると、今回の三人目との対面はまたさらに異例と言える。もともと、同じ犯罪被害者のSさんが加害者との対面を目的に山形刑務所へ行き、曵地さんはその付き添いだった。もちろん、曵地さんは同じ刑務所に加害者の一人がいることは知っていた。刑務所に着きSさんが申請書を書くにあたって、曵地さんにも申請書を書いてみてはと促した。するとそのまま対面が実現したという。刑務所責任者の英断も大きいが、加害者本人も突然の申し入れをよく受けたものだ。詳細は記事にあるのでそちらに譲るが、「もしかして・・・」と思って持っていった『再会の日々』は、結局加害者には手渡せなかったという。「内容をきちんと受け止めてくれるかどうか」という心配があったそうだ。書き手にしかわからない、特別な感情なのかも知れない。

週明けにはもう秋の空気だろう。夏前から進めてきた企画も、いよいよ佳境に入ってくる。それもあり、早くも来週のスケジュール表が埋まってしまった。涼しさで身体も少しは軽くなるだろう。今月後半も頑張っていかねば。(小)
8月10日(金)

残暑御見舞申し上げます。それにしても暑い夏だ。寝苦しい夜が続き、睡眠不足という方も多いだろう。こんな中、編集部の冷房装置は天然の風(しかし熱風)と扇風機の風(しかし書類が飛ぶ)の二つだけ。慣れれば何とか正気を保つことができるが、気の毒なのは来客だ。そんなわけあって、最近は打ち合わせを街中の喫茶店にしている。自宅でもクーラーは入れず、窓を開けていればそれなりに涼しいのだが、風のない夜だとやはり暑い。水を入れて凍らせたペットボトルをタオルで巻き、それを抱いて寝ている。夏の動物園で、プレゼントされた氷塊に抱きつく白クマがよく報道されるが、なんとなく同じ気分なのだろうなぁと思う。

今日納品された自費出版本は、新たな印刷会社さんで作ってもらった第一号作品ということになった。以前から営業担当の方に来ていただいており、数ヶ月前には工場見学もしてきた。人も施設もしっかりしているとの印象を受けていたので、早く仕事の出来を見てみたいと思っていたのだが、完成品の出来も大いに満足できるものだった。 これからも是非お付き合いを続けて生きたいと思う。

週明けには『ふるさと艶笑譚選集 第二集 抱腹絶倒大人の昔話』が納品される予定だ。前作まで佐々木先生の著作を直接申し込んでくれたお客には、サービス付きのDMを発送する。「第一集」同様、電話が鳴り止まないような反応があればいいのだが・・・。ちなみに今回のサブタイトルにある「大人の昔話」は、「第一集」の大ブレイクの引き金となった新聞記事の見出しに揃えた。書いてくれた記者さんへの、佐々木先生からの感謝の気持ちが込められている。

『文藝春秋』9月号を購入。芥川賞も楽しみだが、特集「証言・父と母の戦争」が目当てだ。15日までこれを少しずつ読み進めよう。同誌一番の読みどころと勝手に位置付けている「蓋棺録」に故・児玉幸多への追悼文が。かつて教科書の赤い表紙を赤黒くした一人として、合掌。(小)

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