
いんさいど世界(2)
中国バスケ事情
中国でもっとも人気のあるスポーツは何?
バスケットボールなんだそうです。
CBN(中国バスケットボール連盟)というプロリーグがあって、すごい人気になっています。
そこで、中国バスケットボール最新事情を。
中国にバスケを持ち込んだのは、YMCAの宣教師たちなんだそうです。19世紀のことです。
それがすぐに受容されて、根付きました。1935年には、国技になっちゃったそうです。
例の文化大革命でも、ぜんぜん批判にさらされず、嵐の時代を無傷で生き延びました。
でも、中国の人たちのバスケに対する熱狂を呼び覚ましたのは、なんといってもあのヤオ・ミン選手です。
身長226センチ。現在、アメリカのプロリーグ、NBAのヒューストン・ロケッツというチームにいるスーパースターです。
このヤオ・ミン選手の大活躍が衛星テレビで放映され、熱狂をもらたしているわけです。
現在、NBAでプレーする中国人選手は、ヤオ・ミン選手を含め、3人ですが、CBAの方も、松井やイチローのメジャーリーグに対する日本のプロ野球のようなかたちで、ものすごい人気になっている。
驚いたことに、CBAでは、アメリカ人選手が29人もいて、プレーしているんです。
日本のプロ野球でいう「助っ人ガイジン」ですね。それもみな、NBAで活躍していたプレーヤーばかり。これってすごいことですね。
CBAには12チームがあって、リーグ戦を闘っていますが、ドラドンズとやタイガースとか、チーム名がついています。
おもしろいのは北京のチームです。どんなチーム名かおわかりですか?
ヒントは中華料理・・・。
そう、北京ダックスっていうんです。愉快ですね。
CBAのチームの選手プロフィールをみると、8割以上が200センチ以上の巨人 ジャイアンツですね。
それも、いわゆるセブン・フィーターっていう、213センチを超える超巨人選手がごろごろいる。
中国って北の方に背の高い人が多いらしく、NBAのスカウトが現地でリクルート活動をしている。
モンゴルとの国境隣接地域で行われたデトロイト・ピストルズのスカウティングには、18歳未満のセブン・フィーター選手がなんと20人も集まったそうです。
中国ってノッポの子どもたちを寄宿舎に入れてバスケなどスポーツをどんどんさせて、選手を育てるシステムがあるんだそうです。
そこで淘汰をして、だめな選手は人民解放軍に、もっとだめな選手は家に帰すんだそうですが、そこで生き残れば、スーパースターにもなれる。
そういうところから、すごいプレーヤーが出てくるそうなんです。
中国バスケが強いはずですね。
でも、中国の若いバスケ・ファンのアイドルは、ヤオ・ミン選手のような超巨人プレーヤーだけじゃないんだそうです。
平均的な中国人は中肉中背ですから、背が低くてもすばやい動きをするプレーヤーにも注目が集まる。
NBAのフィラデルフィア76ersの天才・低身長プレーヤー、アレン・イバーソン選手も、中国の若者たちのアイドルだそうです。
変幻自在なプレーが人気の秘密だそうです。
超巨人プレーヤーに続いて、孫悟空のような低身長プレーヤーが育ってくれば、中国は鬼に金棒。
近い将来、アメリカのドリームチームにも対抗できるようになるかも知れませんね。(2003年12月4日)