霧氷におおわれた木々を背景に

幻想的な雨池の舞台はあった

ある人は小雪散る中で

ある人は吹き付ける雪に顔をそむけながら

ある人は抜けるような青空の下で

それぞれの人生を舞う

 静寂の中 薄墨色に染めた雨池を見ていると 

現実と虚構の間に揺れ動き

さまざまな舞が現れては消えてゆく

運命という振付師に踊らされて

 

平成14年11月3日〜4日

蓼科山