角田の浜辺で 陽の落ちるのをじっと待ちながら想う

見事に最終楽章の幕を降ろした母の事を

60になろうとする我が子の首を抱え込み

耳元で絞り出すように言った子への思い

 その言葉が 骨壷に流し込む乾いた音と共に耳から離れない 

今まさに海に沈み行く太陽を見つめながら

子である私はつぶやく

母さん ありがとうね ありがとね・・・と

 

平成16年3月20日〜21日

越後三山 角田山 弥彦山 国上山