奥穂高岳山頂までの岩場を

落石しないように慎重に登る

何も考えず山と対峙し ひたすら登る

ただただ登る

心は無になり 大自然に寄り添う

大きな大きな懐に抱かれる幼子のように

人手溢れる上高地に下山した途端

さまざまな感情に揺れる人間社会に引き戻される

荒々しくそびえ立つ穂高を見上げ

終わってしまう寂しさを感じながら

 

平成18年8月12日〜15日

奥穂高岳