| 木村佳子さんのマネーコラム <第四回・嘘のない会社と付き合いたい!> (2002年8月22日UP) ★ 嘘のない会社と付き合いたい! みなさま、こんにちは。毎日いろんなニュースに接しますが新聞にはあまりさわやかな話題が載っていませんね。とっても残念です! 企業の話題としては日本ハムの問題がありましたね。雪印食品同様に輸入肉を国内産と偽り、狂牛病対策の予算で買い上げてもらっていたのです。 消費者相手の商売ならどれだけ売れるか分かりませんが、対策費で買い上げてもらうと確実にお金が入ってきます。儲け主義に走るとこういうことを平気でしてしまうようになるのでしょう。これは立派な犯罪で詐欺罪にあたるとして、関係者が処罰される見通しです。 また、あるスーパーでは米沢牛を松坂牛というふうに表示していたそうです。松坂牛のほうが高く売れるからでしょうか? 消費者のうけがよいからなのでしょうか? いずれも、自社の利益のために公的機関や消費者を欺いたことに違いありません。 「嘘は泥棒の始まり」といいます。私たちは嘘のない商売をしている会社や商店と付き合いたいものだし、そういう会社、商品を投資家として、あるいは消費者として応援していきたいものですね。 ★ その会社が何を大切にしているのか?をチェックしましょう 理念なき金儲けは不法行為に鈍感になります。経済社会では儲けた企業は評価されますから、理念なき商法であろうとも、一見、「儲けたものが勝ち」と思えてしまいます。それは内部の人も外部人もそう思うものでしょう。しかし、雪印食品にせよ、日本ハムにせよ、「不法行為だけはすまい」という強い思いがあれば、手を汚してまでは利益を得ようとしなかったはずです。 ただし、これは、なかなか辛い選択です。事情を知らない投資家からは「なぜ利益を上げられないのか」と非難されますし、社員からも「給料もっと欲しい」という要求が出るかもしれません。 それでも、汚い利を選ばず、辛いけれども潔い選択に身を処すわけです。実際のところ、そうできる会社(最終的には人)はそう多くありません。 しかし、理念の実践に深い喜びが伴うものである、と気づいている人は入り口のところで辛くても、敢然と理を選択します。利でなく理にかなう行為をするのは人間にとって本来、心地よいものだからです。 ああ、この製品をお客さんに提供できて、本当にうれしいな。この会社に勤めていることは最高に幸せだな。 みんなが喜んでくれるようなことを仕事に出来て実によかったな。 長く続けられる仕事とはそうしたものでなくてはならないはずです。そして、そういうことを実現させようとしている「長」のもとに類は友を呼ぶ法則で同志が集まるのです。だから、会社にお金を投じたり、付き合いが始まる時はよくよく、どんな「長」のもとにどんな同志が集まっているのか? を見なければなりません。これは投資の大切なポイントでもあります。 ★ たたえられる社長とは? 社長はどうしてえらいのか? それは雇用創造を果しているからです。大勢の人がその「長」の元で、働いて安心して家族を持つことが出来る、暮らしていける…。社長がえらいとするならばそのシステムを提供しているからこそ、です。経済社会で大切なのは嘘のない製品づくりと雇用創造です。この土台のぐらついている会社=国もそうです=は必ずつまずきます。 しかし、世の中には、創業者や中興の祖が築いた会社にすっかり慢心して、出世競争に勝って「長」になったというような社長がたくさんいます。そして、そういう社長はやはり競争意識から利益追求には敏感だけど、理念も雇用創造に対する意識も低いことが多いものです。 ★見てみよう! この会社 理念の実践と社長哲学という点でよい例としてご紹介したいのがワタミフードサービスです。 【証券コード】 7522 【上場市場】 東証一部 【売買単元】 100株 【エピソード】 ホームページhttp://www.watami.co.jp/ で会社情報のみならず社長の「人となり」 と経営理念、人生哲学に触れられます。 子供たちを対象に北海道で実施している自然学校も 今年で4回目となったそうです。ふれあいカードの売上総額 1%が寄付され、その報告もみることができます。 【配当と優待】 3月末株主に15円配当予定(100株で出取り1200円)のほか 株数に応じて各店舗で使える優待券(100株で12000円分も!) もしくは有機野菜(これもうれしいですね!) <初出 木村佳子の●教えて先生IR! 2002−8−15号より> http://ir.joho-market.com/ で木村佳子のエッセイを継続して読むことが出来ます(無料!)。よろしくネ!
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