木村佳子さんのマネーエッセイ@
                                  
(2004年1月14日UP

【この原稿は株式会社投資レーダーの週刊チャートプックの03年12月27日発売の04年新年号に掲載された文章です。ご参考にしていただければ幸いです】

木村佳子の【2004年の株価見通し】

●2004年の相場見通し
株式市場に影響を与える大きなイベントとしてアメリカ大統領選挙を抜きには語れないでしょう。現職ブッシュ大統領が再選されるためには、景気刺激策を実施し、株高を維持し、為替の水準によっても企業業績を良好に保ち、ウォール街から「この大統領であと4年やってもよい」というコンセンサスを取り付けなくてはなりません。そのためには、年明け早々にも、日本に円高協力を要請したいはずと年前半、105円程度の円高圧力がありえると想定しています。円高が進行すると一般的に株式市場にとってマイナス要因と受け止められがちですが、資源価格が高騰している今、円高で輸入物価が押さえられ、好都合な面もあります。この流れで推移するなら、年前半の株式市場は@ニューヨーク株高の好影響、A円高の恩恵、B信用買い残の整理進行、C企業業績改善、D対中貿易活発化、という点から好調に推移するものと思います。買われる銘柄はオールドエコノミーも含む日本の代表的に企業やおもに内需型企業になると思いますが、そうした銘柄の日経平均株価寄与率はそう高くはありません。日経平均株価の高値時期としては4月末から6月末あたりに13000円前後を想定していますがさらにそれ以上上がるには、値がさハイテクがある程度盛り上がってくれないとなりません。そのためには03年並の外国人買いと円安傾向が生じないと難しいと思います。
限りなく秋に近い時期にブッシュ再選無しという条件の元で円安が起これば、ハイテク上昇がありえるかもしれませんが、それによって日経平均株価が持ち上がっても一瞬の高値でその後は難しい展開になると思います。逆説的に言うとハイテクはそこが有終の美的な高値になるかもしれません。商品市況高騰と円安がダブルパンチになって企業業績に響き、悪いインフレ(スタグフレーション)傾向が出てくる可能性も考慮しておく必要ががあります。

● 懸念材料
テロが拡大すれば自由貿易を阻害し、「平和は売り、戦争は買い」といわれる株式市場にとってマイナス。また、異常気象による商売不振、毎年言われることですが地震等の天災には要注意です。

●注目銘柄
対中貿易が活発な点から海運、倉庫、鉄鋼、機械などが有望。JFEホールディングス 5411、日本車輌製造 7102、コマツ1111、アネスト岩田6381、郵船9101、商船三井9104、第一中央汽船9132、中国塗料4617、日本ペイント4612、タダノ6395に注目。世界的には人口爆発傾向で食品不足が指摘されています。バイオテクノロジーによる先進医療にも注目で酵母工2891。デジタル家電ではホシデン6804、カシオ計算機6952、日本電産コパル7756。防犯ではオブテックス6914、HOYA7741、タイテック6893。内需型成長企業としてヤフー4689、楽天4755。資源では大阪ガス9532、エース交易8749、帝国石油1601に注目しています。木村佳子(2003年12月24日出稿)





 木村佳子さんのマネーエッセイA

【このレポートはアスカビジネスカレッジ(03‐3513‐0281)のお客様へのご提供と一部分はリンク先の為替エッセイにも年初に引用したものです。ご参考になれば幸いです】


アスカビジネスカレッジ 04−1−6 木村佳子のレポート

【謹賀新年】
皆様、明けましておめでとうございます。今年は休みが少なくて、すぐ、仕事始めになりましたね。正月休みが長くてダラダラしているよりは、適度なところで通常状態に切り替わるほうが仕事もはかどりますし、株式市場にとっても日常リズムを取り戻せてよいと思います。
さて、今年は甲(きのえ)の申年です。甲は10の始めにあたり草木では木に当たります。申は伸びる、うめくともいわれます。季節では八月、時刻で言うと午後3時〜5時を現し、方角としては西よりの南になります。
五行では「金」、九星では二月節分から五黄土星の年まわりです。八白土星が変化入りし、一白水星がかん宮に、九紫火星が離宮に、東に三緑木星が入る点から推定すると
水産、漁業、石油業は従来の商売から変化せざるを得ない環境に見舞われる
株式市場は第一ラウンドが節分から3月春分の日、第二ラウンドが6月夏至あたりまでをピークに堅調。以降、特に秋分の日あたりから低迷傾向顕著に。05年、06年の株式市場は難しい展開になりそう。
年後半、万物土に帰すような出来事(刷新、天地異変、崩壊、大型倒産)などの可能性がありそう。小泉氏に対する不信任から、退陣につながる可能性もありえるかもしれません。
化学、薬品は年前半、良好。年後半は低迷。
05年に大きく利食うなら今からデノミ、電子マネー、金鉱、銀行、プラント株を仕込むと良い。
インフレ傾向が顕著になります。金などを購入しておくとよいかもしれません。
来年は円安になる可能性も考えられますので、外貨建てのものを購入するなら今年の円高時がチャンスかも。
商業、商社、繊維、製紙、運輸、海運、電気、音楽、情報通信、広告などに関した業種が順調。
という傾向になるのではないでしょうか。

相場格言では「辰巳天井、午下がり、未辛抱、申酉騒ぎ、戌笑う」とか「戌亥の借金、辰巳に返せ」などがあります。申酉騒ぎ…という点と、八白が今年変化年、来年が離宮入りという点を考えると政局が変わるのではないかと思います。アメリカでは大統領選挙の年ですが、ブッシュ再選問題だけでなく、国内では今年後半から来年にかけて、小泉さんが窮地に追い込まれる可能性は十分ありそうです。

【スケジュール】
2004年スケジュール
1月 大発会、通常国会、証券税制改正、米大統領選(アイオワ、ニューハンプシャー州)
2月 大阪府知事選、米大統領選(7州で予備選挙)
3月 スペイン総選挙、米大統領選(16州で予備選挙)、ロシア大統領、台湾総統選、日本開国150周年、本決算企業多し
4月 新年度、日本改正ガス事業法施行、消費税内税表示義務、国立大学独立行政法人に、ロースクール開校、インドネシア、韓国議会選挙、小泉政権3周年
5月 NATO首脳会議、EU25カ国体制に、フィリピン大統領選挙、3月決算企業の業績発表目白押し
6月 主要国首脳会議(ジョージア州)、イラクへの主権委譲期限、ASEANと中国の自由貿易協定交渉期限、株主総会
7月 自衛隊創設50周年、インドネシア初の直接大統領選、参議院議員選挙、米大統領民主党大会
8月 アテネ五輪、米大統領共和党大会
9月 インドネシア大統領決選投票、3月本決算企業中間決算
10月 日本市町村合併41件、東京海上・日動火災、西日本銀行・福岡シティ銀行合併
11月 米大統領、上下院選挙、APEC首脳会議
12月 外資決算、商品先物手数料完全自由化、ベトナムWTO加盟目標期限、大納会
2005年 ペイオフ全面解禁(4月)

 
【今週の注目株】
東洋埠頭 9351 東証1部 売買単元1000株
パイオニア 6773 東証1部 売買単元100株
東芝プラント建設 1983 東証1部 売買単元1000株(長期)
日立製作所 6501 東証1部 売買単元1000株(長期)
三洋電機 6764 東証1部 売買単元1000株
東芝 6501 東証1部 売買単元1000株

【2004年1月6日出稿】


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