1−3.手巻プラベゼルRef.6263の変遷
(オリジナルとOH後の徹底比較など)
当頁は手巻デイトナRef.6263に関して、当時のロレックス社発行のパーツリストや各種カタログ等の
公式資料だけでは知り得ない各種スペックの詳細データを、巷の現物などより考察することが趣旨で
あり、ほぼ間違いない確実な情報から、推測の域を脱し得ないあくまで私見まで、入り混じった内容で
あることを予めご了承ください。
また、ここに掲載した事項とは異なる事実ないし推測などございましたら、是非お知らせいただけたら
幸いです。 [01/09/09]
| 1−3−1.Ref.6263のマイナーチェンジについて |
| ・文字盤 |
| ・プラスチック風防 |
| ・ベゼル |
| ・トリプロック構造 |
| ・プッシャー |
| ・ミドルケース |
| ・ムーブメント |
| 1−3−2.Ref.6263のオリジナルとOH後の徹底比較 |
[1−3−1.Ref.6263のマイナーチェンジについて]
文字盤
![]() |
![]() |
|||
| [例]銀文字盤・ビックデイトナ | 上画像では、画質の関係でインデックスの止め孔の一部 やSINGER刻印が見えませんが、実際にはあります。 |
文字盤の種類は、上画像の銀文字盤のほか、黒文字盤がありますが、
オリジナルにおけるDAYTONAの文字は、当初より生産終了まで総てピックデイトナです。
80年代後半?ごろからか交換用文字盤がスモールデイトナに切り替わったようです。現在
日ロレで交換すると総てスモールデイトナとなり、当時のピックデイトナは、オリジナルの証
としてマニア間では珍重されています。
| ピックデイトナ | スモールデイトナ | ||
![]() |
※左右の画像の大きさ 異なります。 |
![]() |
|
| 文字盤の中央下側にあるインダイヤル(12時間計) の上縁側に印刷された「DAYTONA」の文字が大きく 「D」が目盛りバー11時より左側に、「A」が目盛り バー1時より右側に位置するタイプ |
文字盤の中央下側にあるインダイヤル(12時間計) の上縁側に印刷された「DAYTONA」の文字が小さく 「D」が目盛りバー11時の真上に、「A」が目盛り バー1時の真上に位置するタイプ |
||
また、DAYTONA文字の大小のみならず、実は王冠マークの形状と大きさも微妙に変化してきて
います。一般的には、当時の古いタイプでは、王冠マークはその上側両端より下端頂点までのライン
が鋭角でシャープな印象の細身タイプが多かったが、スモールデイトナが出現した頃からか、王冠マーク
の下端頂点が膨らむように丸味をおびており、全体的にも丸っこい印象の太目タイプが出ている。
| 細身タイプ | 太目タイプ | ||
![]() |
※左右の画像の大きさ 異なります。 |
![]() |
|
なお、普段はお目にかかれない文字盤裏側ですが、オリジナルではたいてい当時の文字盤発注
先であったSINGER社の刻印が見受けられます。この刻印には、下記画像の2種類のタイプが多い
ようです。管理人が実際自分の目で確認したサンプル数が少ないため強くは言えませんが、ハウス
マークのあるAタイプの刻印の方が、+記号が併記されたBタイプよりも古い時代の場合が多いよう
です。
| Aタイプ | Bタイプ | ||
![]() |
※左右の画像の大きさ 異なります。 |
![]() |
![]() |
![]() |
||
| 完全ドーム型 | 段付ドーム型 (ただしモデルは6239) |
![]() |
| フラット型 (スペアパーツ) |
手巻デイトナのプラ風防の変遷に関しても、様々な噂や説が入り乱れており、正確な変遷時期は今と
なっては分からないですね。
ただ研磨効率の観点よりデザインが変更されてきたのは事実であり、一般的には、
完全ドーム型→段付ドーム型→フラット型、のような変遷を辿っています。
ここで自分が今までに確認できた事実や詳しい方々のお話などを総合すると、
| ◆最初期〜70年代後半 | ・・・完全ドーム型 |
| ◆〜80年代中期頃 | ・・・段付ドーム型 |
| ◆80年代後期〜生産終了 | ・・・フラット型 |
以上の概ね3世代に分類できます。ここで時期的な境はあくまで目安に過ぎず、在庫処理の関係か
別タイプの風防を備えたオリジナル出荷がオーバーラップしている場合も多々あるようです。
なお、今現在も日ロレで交換可能なスペアパーツはフラット型だけです。
| 完全ドーム型 | 段付ドーム型 | フラット型 | |||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
「完全ドーム型」とは、ベゼル内縁に接する下端縁からドーム形に湾曲するタイプで、
「段付ドーム型」とは、ベゼル内縁に接する部位は円柱状の段となっており、その段の上端縁からドーム形
に湾曲するタイプで、
「フラット型」とは、段の上の表面がほとんど略水平となるタイプです。
![]()