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まいど、砂浜走らせたら世界一のYamaです。
第2話「悶絶編」
出走前は、「お互い疲れたら交代な!」が一周半で、きむらさん早くもギブアップさっそく交代してコースイン。
おや?おかしい、まっすぐ走らん。コースインしてしばらくは草地のグリップの良い砂土。第1コーナーを回ると、突然フカフカの砂。砂を走るのは初めてに近い私は、砂のいやらしい攻撃に「かかってこんかい!」と、周りに誰もいないのを確認して、おたけびをあげながら突進。が、すぐに「砂浜さんごめんなさい。もう少し御手柔らかにお願いいたします。」と、独りブツブツとつぶやきながら、両足をばたばたさせての2足2輪でトロトロ安全確認、教習場運転を強いられてしまった。
第2コーナーを回って、俄然慎重になった私はあいかわらずトロトロバタバタ運転。老人子供がいないか?野ウサギなど飛び出してこないか?確認しながらすばらしい模範運転で、確実にポイントアップ。
ちが〜う!レースってこんなんじゃな〜い!
コースもようやく1/3を過ぎた頃、ふと我に帰り気が付くと、すでに10台近く抜かれている。甘かった!こんなに砂上が走りずらいとは思わなかった。こんなことなら仕事などせずに年末、きむらさんと練習しておくべきだったと無理矢理反省。
あと10メートル進めば波打ち際。あそこはいい!砂は海水を含んで締まっていそうだ。おもいっきりアクセル開けてかっとんでください。どこまでも続く海岸線、誰もが夢見る波打ち際を、水飛沫をあげて気持ちよく走れるところ。いざ、セカンドギアからサードギアへシフトアップ!エンジンが、うなりをあげる!おや?「進まんやんけ〜。」
乾いた砂浜よりはずいぶんと走りやすいが、ハンドルをとられるのは同じ。思っていたほど走りやすくないのである。だまされた!砂浜さんは、甘いエサを目の前にちらつかせ、「ここまでおいで」と私の鼻先にニンジンをつるされたロバのように、サラブレットになったつもりでここまで来たのに、やっぱりニンジンを食べられず、でもやっぱり前進しないといけない。悲しい・・・・・・
波打ち際最高!と突き進んだが、わだちがくっきり先行者によってマーキングされており、わだちをはずすとハンドルがとられてふらつき、転倒しそうになる。まずい!このままだと、きむらさんのペースよりずいぶん遅くなる。これはよくない。後で「Yamaちゃんが、あまりにもヘタクソで優勝できんかった。」と言われるに決まっている。
作戦変更。よく見ると、波打ち際のみんなが通ったわだちより、もう1本海側に針路変更。これは、われながらみごとな作戦。これだと海水が砂をかためてくれて、走りやすいはずだ。わたしはここで、サードギアから4速にシフトアップ。ロバにムチ打って勝負に出た。ズバリ的中!わだちのない波打ち際を、4速フルオープンで突き進む。
??????
あまりの気持ちよいわたしのライディングに酔いしれていたが、ふと左脳のはしっこに、ひっかかる疑問。「なんでみんなこのライン走らん?こんなに走りやすいのに。」
と、その時 バシャと海水のしぶきが顔に。
やられた!こんな海水あびて走ってたら、バイクサビだらけになるやんけ。いや、待てよ、真っ赤にサビたセローをみんなに見せると笑えるかな?何という選択だ!笑いを取るか、バイクのダメージを抑えるか。チームフリートの鉄則に笑いをとらなければ、退会とあったっけ?いや、なくともきっとみんなはそれを期待しているはずだと思い、あくまで波打ちギリギリ、それ以上よると水没だよラインを攻めることにする。


左がセローの持ち主やまちゃん。右が木村さん。やまちゃんは波打ちギリギリライン。なんてっても、木村さん、ギリギリどころか、海の中を走ってます・・。おもろい。(^^;)
次回最終回「仰げば尊し我師の恩」・・・・・・・・・・・・・・続く
第3話「完結編」
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