ぬくもり登録ボランティアの皆様、こんにちは。ぬくもり代表の鬼頭です。今日は、皆様にお伝えしたいことがあり、メールしています。それは、ぬくもりがグループ発足以来掲げてきた理念(HP参照)の内のひとつを変更するということです。
ご存じの通り、ぬくもりは障害を持つ方などが旅に出る上で遭遇するバリアを越えるお手伝いをするボランティアグループです。旅行介助者派遣その他の活動は、そのような目的を実現するために行われています。
そして、これまでの活動を通じて、障害を持つ方などが旅に出るには、想像していた以上にたくさんの越えなければならないバリアがあることに気づかされました。なかでもとりわけ大きなバリアがあります。それは費用です。バリアフリーツアーは、その性質上通常のツアーに比し多大なコストが生じるため割高になります。しかも、障害を持つ方等は旅行に際して介助者を必要とします。よって、これらの人々が旅をするにはただでさえ割高な旅費を介助者の分も含め負担せねばならず、大きなバリアとなるのです。
そこで、ぬくもりは、従来の「段差を越えるお手伝い」と題する理念に変えて、会報第20号「つれづれたずねある記」でご紹介した副代表・藤井渉の提唱する「すべての人に旅行参加の機会拡大を」を新たに採用し、旅費というバリアの軽減を目指したいと考えるに至りました。具体的には、今月下旬発行予定の会報をはじめとして、HPや様々な広報活動を通じて広く旅費負担軽減のための資金を集め、経済的事情により旅が困難な方等に旅費として支給するということです。将来的にはその目的のための法人の設立等も検討しています。
もとより、必要十分な資金が順調に集まるとは考えておらず、当初は限られた方々を対象とするささやかな援助しかできないでしょう。しかし、どのような大きな変化も初めは小さな取組みから始まりました。今日では国や地方公共団体により整備される養護学校や知的障害者施設等が、石井亮一という一私人によって始められた活動を端緒とするが如くです(前号「つれづれたずねある記」参照)。誰かがはじめなければ何も変わらないのです。
ぬくもりがそのような活動を継続し、障害を持つ方などが楽しみや生き甲斐を持って生きていく上で旅が不可欠であり、いかに大きな意味を持つかが世間に広く知られるところとなれば、国家ないしはこれに匹敵する力(経済力等)を持つ企業等により資金提供を受けられる可能性があります。事実、NPOやボランティアグループに対し、多数の企業が社会貢献活動として助成金の支給を申し出ていることからすれば、資金提供を申し出る企業等が現れることは十分あり得るのです。
そこで、ぬくもりの従来通りの旅行介助活動に対するご理解・ご支援と共に、上記の趣旨に基づいて理念を差し替えることにつき、まずは登録ボランティアの皆様にご了解をいただきたく、こうしてメールさせていただいた次第です。もしご意見やご提案等がありましたら、積極的にご発言ください。
(担当の藤井 frei-fujii@nifty.com、安武 yasujii@par.odn.ne.jp までメールいただければ幸いです)。どうぞよろしくお願い致します。
ぬくもり代表鬼頭大助 並びに ぬくもり世話人一同