| トップ > パイプあれこれ1 |
| ◆ はじめてパイプを喫う人へ |
|
パイプ喫煙を習得するには何が必要か?如何にシガレットスモーカーで有っても、初めてのパイプ喫煙では、他人が言う程に容易で無い場面に直面する事が多々有る。私の友人に5人のビギナーがいる。5人共に私がほぼ付きりで教えたのだか、その上達振りは一様では無い。内3人は、大したトラブルも無くクール&ドライの基本を着実に学習している。所謂、感がいいのだ。しかし後の2人が問題児?なのだ。何時迄経ってもクールに喫えない。舌や手を火傷する。パイプ内には常にジュースが溜まり、再着火を幾度も繰り返す。等々、何重苦をも抱えて悪戦苦闘している。どう成る事かとも思うが、そう落ち込んだ物では、決して無い。それではここで一つ、希望的観測を披露してみる事にしよう。 まず、パイプは難しい。パイプ喫煙で、煙草が持つ真味に到達すると言う事は、事程左様に容易な事では無い。つまり、難しくて当たり前なのだ。初心者レベルで小器用に喫煙動作が出来てしまうようなスモーカーは、煙草の真味に到達出来ない者が多いと言う事だ。器用な人は、想像、推理を働かせ無くてもパイプを扱えてしまう。これは、パイプ喫煙には禁物で、返って初期段階では、不器用な程に手間と時間を取る人の方が、常に疑問と推理を持って取組むので、身に付いた経験や技術は高く、煙草の持つ真味に到達する可能性が、より高いと言える。本来煙草とは、語らず、競わずで有る。何故ならパイプ、シガーの喫煙の世界は嗜好の世界で有り、嗜好とは一人々々千差万別、極々個人の主観の世界だからだ。 しかし乍ら、多くのスモーカーが犯している過ちは、その主観を他に押し付 けてしまっている事だ。よく、喫煙具店で見掛ける光景なのだが、VIP席、或いはガラス張りのゲストルームのような所に、場所を占め、店員さん相手に蘊蓄?を傾けて居られる紳士を目にした事は無いだろうか。彼等は、あれは違う、これは違うと、誤ったご高説を滅多矢鱈に振り回す。店員さん達は慣れたもので、入れ代わり発ち代わり登場する、彼等学者?先生?のお説に如才無くお追従を繰り返す。中には、年齢は行っているが、経験の浅い、小器用なだけの俄スモーカーも多いのだが。いやはや店員さん達は実に偉い!まあ、これは一流店を自負して止まぬ店の場合で有る。残念乍ら、最近ではパイプ扱いの覚束無い、店主や店員の店が増えつつ有るのが危惧されるが、返ってその方がいいのかも知れない。しかしそれは、確実に斜陽に向かうものでは有るのだが。 唯、小器用にパイプが喫めるだけで「ライトタバコはねぇ、舌を火傷するんだよ。」(軽いから言うて喫い過ぎるからじゃボケ!) 「ピーターソンリップは火傷するんだよね」(システムの喫い方知らんのかい!)「このタバコは切れが悪い。」(ビールとちゃうで!) 「あれはコクが無い。」(タバコ熱燗で一本、あかんがな!)「パイプはロングスモ ーキングが出来ないと」(そんな奴がパイプ焦がすんじゃ!)「このパイプは陰が足り無い。」(なんのこっちゃ?) 果ては「このパイプは直ぐ燃える。欠陥品だ。」(そらお前が下手やからやろ!) 等と誤った認識や、形式、嗜好の押し付け等を言い募り、技術の未熟を認めず、煙草の強弱、パイプの形状やパイプコンディションに合わせた喫煙が出来ていないスモーカーが実に多い。嘆かわしい事だが、彼等は真のスモーカーと呼ぶに値しない。これからパイプを始める人には、純粋に煙草の美味探求に砕心して頂きたい。 |
| パイプあれこれ1 |
![]() |