8月13日(月)
私は何故かイワナのことが気になり始めた。どうしてだろう。今まではイワナを釣りたいとなどと思ったことは余りなかった。
北海道の渓魚に人気度ランキングをつけるとすれば、イトウやブラウントラウトなどの生息地域が限定的な魚種を除けば、ニジマス→ヤマメ→イワナ→オショロコマという順番になる。特にニジマスの人気は高く、道内のほぼ全域に生息しており、かなり大型化する個体もいるが、人気の一番の理由は言うまでもなくそのファイトである。30cmを超えた奴は一旦ヒットするとそこらじゅうを縦横無尽に走り回り、テールウォークと呼ばれるジャンプを何度も繰り返すのだ。これを目の当りにした
釣り人は一生その虜となるだろう。
一方、イワナに関しては、今でも害魚扱いし見向きもしない釣り人も多く、オショロコマにいたっては、警戒心がなく簡単に釣れる上、イワナほど大型化しないのでほとんど釣りの対象とはなっていない。
しかし、そもそもニジマスという魚は日本にはもともと生息していなかった北米原産の外来種である。ニジマスしか生息していない川は北海道の在来種が絶滅してしまった川と言えるかもしれない。そんなことを考えたら、なんだか無性にイワナに会いたくなったのである。北海道のイワナはほぼ例外なくネイティブである。私が知る限り、道内のイワナに漁業権が設定されているのは阿寒湖くらいのものである。
私がイワナを釣りたいと告げると、親父は一瞬意外そうな顔をしたが、「だったら、XX川に行ってみろ。あそこなら我が家から近いけど100%人は来ない。」と言って簡単な地図を描いてくれた。実は親父はこの日は仕事のためガイドができず、私の単独釣行となったのだ。
北海道の山間部に必ずといっていいほどあるこの種の看板。
日西隊員のように遭遇しないことを祈る。ツキノワグマより
はるかに大きいエゾヒグマだけに余計神経質になる。
果たしてこの看板の向こうにイワナの楽園があったのだ。
川幅2〜3mの支流から飛び出したジャスト30cmの丸々太ったエゾイワナ。餌が豊富なのだろう。
時折、小型のニジマスも混じって釣れてくる。
ちょっとした発見! デジカメのレンズの前に偏光グラスを
被せるとこんな画像が撮影できる。
下のノーマル時と比べるとその差は歴然。
さて、あと何回釣りに行けるでしょう。
<番外編>
川の真中の石の上でファイティングポーズをとるミヤマクワガタの♂
柳の枝から落下したと思われる。幼虫時代に栄養を十分に吸収
できた個体は頭部が発達しこれくらいに大型化する。カブトムシが
ほとんど生息していない北海道では、クワガタは昆虫少年達に絶
大な人気がある。私も子供の頃は血眼になって探し回ったものだが、
ノコギリよりもこのミヤマが好きなのだ。