長野合宿  
                                          
長野支部に案内されたその川。
かやぶき屋根の集落の中の迷路のような道を降りていく。
そして、最後に川へ降りる道はさらにわかりにくい。
河岸の丘に造られた小さな畑におりる道。

川に降りられるルートはこの一ヶ所きり。
堰堤に遮断され、上流からも下流からも遡行は困難。
そんなプライベートなポイント。
こんな場所に降り立った釣り人の無我夢中のキャスト。
いくら釣り人が少なく鱒がすれていないといっても姿勢は低く慎重に。
隊員から伝わってくる緊張と期待。
ベストの背中、深くかぶった帽子、ポイントを見つめる鋭い視線(見えないが)、に注目。
岩魚が来ました。
フライはまたいつもとおなじイエローウィングのグリッズリーパラシュート。
お決まりの水中引き回し画像
 
見える魚も釣れる
 
両岸の岩盤が切り立った深いプール。
居着いた岩名の魚影の濃さに驚く。

潜水艦のように底をはう尺岩魚
中には40cm以上はあろうかという大物も見える。
水面に定位しえさをとっている岩魚をめがけ
ドライフライをたらすが数回興味を示すだけで
見切られてしまい万事休す。
やはり、見える魚は釣れないのか。
しかし、奇跡は起きた。
 
静かなプールに炸裂した水飛沫。

テンカラ竿がしなる。
やっとのことでキャッチした岩魚は体高があり、
斑点が薄く銀色っぽく、迫力十分。
 
さて、この見える魚が釣れた理由はちゃんとあった。
このテンカラ隊員は目の前の岩魚に対し、取っておきのえさ?をベストの奥から取り出した。
なんと一個1200円のスーパーリアルかわむし毛鉤だ。
頭、足の関節、体の模様、とにかく完璧なリアルさ。
フライパターンもいろいろあるが、ここまで忠実に作られたものめずらしい。
そして1200円で売る方も売る方だが、買ってる人もいて、
しかも、それで、ちゃんと見える岩魚が釣れてしまうのだからすごい。
おそれいりました。
 
 
今後、見える魚対策としてこっそり作って見ようかな?
しかし、このめだま。どうやったらここまでつくれるのか・・・・
その後、川はさらに険しくなっていく。
私は首から下げたビデオカメラとデジカメが邪魔でヘズリができない。
先へと進む隊員たちの大成果を祈って残ったビールを飲みながら退却。 
その後、上流の堰堤まで行った隊員たちも引き返してきたので、
早めに野宿準備を開始。
 
期待はイブニングライズ。
テント他をセッティングし、ビールを飲みながら日が暮れるのをゆっくりと待つ。 
さて、そろそろかなと言う頃にはかなりの空き缶が発生してしまっていた。
目指すは昼間つばをつけておいた上流のプール。
遡行する後ろがやけにバシャバシャとうるさい。
見ると、後ろの隊員の足元があやしい。
ひざ下ぐらいのたいしたことのない流れに足をとられて
ふらふらしている。
 
しかし、うかれているのは隊員だけではなかった。
メイフライが1匹、2匹、と飛びはじめてきた。 
実は、日中、カゲロウ、カディス、ストーンフライ他一切見ることもなく
イブニングもだめかもしれないと心配していたのでいやおうがなしに期待がふくらむ。
そんな釣り人の期待とともにメイフライのかたまりも大きくなり、
もんもんとしながら川面を上下にゆれている。 
ちゃんとライズも起こってきた。そろそろ、いいか。
まず、てんからから開始。 
てんからはラインを水面につけないのでポイントにやさしい。
(バシャバシャしないので鱒へのプレッシャーが小さい) 
そして、フライの隊員も反対岸に渡りキャスト開始。
ライズもかなり手前から起こるようになってきたそのとき、

ついにヒット
イブニングの醍醐味。いい形いい型。
 
ちょっと、メジャーも酔っ払っているようです。  
夜のリリース。
 
この後、テントサイトに戻り、いつもどおり、炭火焼食べ放題・飲み放題のうたげと進行していった。

 
二日目、どこに行くか迷ったが
結局、同じ川の下流に向かった。
ひらけたポイントでなんの支障もなく入れるポイント。
ものの本にはヤマメがいると書いてある。 
きのうはイワナだったし、ヤマメもいいなあ。
また、昨夜の雨で、すぐ上流にある釣堀があふれて、
数十匹のどでかいニジマスが逃げてきている。 
との勝手な思い込みにより盛り上がる。
 
さっそくヒット。
 
その後、つれてくるのはこのチビサイズのヤマメばかりだった。
一時に大量放流した結果であることには間違いない。 
橋の下の大きなポイントではこのサイズが群れでライズしている。
キャスト4-5回に1回はアタックがある。
合わせるとチビヤマメが空中を飛ぶ。
 
決して10cmを超える大ヤマメや40cmクラスの逃げニジマスの
気配もないまま、釣りは終了。
 
その後、他にいいポイントも見つからず、温泉につかり、
ヤマメ塩焼き定食を食べて解散。
 
千葉連合。長距離運転ご苦労様。
長野支部。私の飲んだ大量の空き缶の処理ありがとう。

尚、次回は8月15日、旭川で合同合宿開催の予定です。
皆様の奮っての参加お待ちしています。