北の川から 2003 夏 その2  
                 

8月11日(月)
 
実家から2時間強で辿り着いたX川。
北海道のフライマンなら誰でも知っているニジマスの名流だが、敢えて実名は伏せさせていただく。
 
増水もしておらず水も済んでいる。この辺は台風の影響を殆ど受けなかったようだ。
 
今年もガイドを務めてくれた親父はドライで釣り上がる。
私は途中でニンフに切り替えた。この川は水深がある淵が連続している。気温も余り高くなく、水生昆虫のハッチも少なそうだった。
こういう時はドライへの反応は鈍い。
 
案の定・・・
ニンフでコンスタントに釣れるのは大変気分がいい。
マーカーがピューと水中に引き込まれるのは結構エキサイティングだ。
一方の親父はドライでかなり苦戦しているようだ。
 
この日は結局最後までニンフで通した。
 
10匹位は釣ったかな。アベレージサイズは24〜25cmほどだが、大物の気配も感じさせる流れだ。
 
 
この日本離れしたロケーションが巨大な鱒を育むのだ。まるでアメリカの川にいるような錯覚に陥る。
 
 
そして、ついに・・・
ジャスト60cmのモンスターレインボー(♂)をキャッチ!!!    ご覧下さい。私の3番ロッドがおもちゃのよう。
 
 
・・・とそんなうまくはいかない。
実はこれ、上流から流れてきた死骸である。
この川にはこのサイズの奴が生息しているのだ。そう思うだけでも興奮してくる。なんと脂鰭だけでも私の親指ほどの大きさがあった!!
ただ、このサイズをヒットさせたとしてもランディングできるのだろうか? なにせ私の手持ちのランディングネットでは、こいつの体の半分
しか収納できなかったのだ。
 
 
死骸の状態からして、この数日間に絶命したものと思われる。一体何があったのか? 単なる寿命かな?
これだけ条件のいい川だったら70〜80cm位までは成長しても良さそうだが。
注)ニジマスは毎年産卵し、鮭のように産卵後に死ぬ魚ではありません。産卵時期も春です。
 
「このクラスの奴には、死骸でしかお目にかかれないんだろうな・・・」 と、その時はそう思ったのだが・・・。
 
 
 
 
(その3)に続く・・・