Parvarim Tropical/Brazilian Songs
今のイスラエル状況を考えると尚更こんなレコードが出ていたことに驚かされるイスラエル産ボッサアルバム。ヘブライ語で歌われるブラジルのボサノヴァの名曲たちは言葉や地域、人種を越えて人と人とを繋ぐ音楽の素晴らしさを再認識させられる名唱ですが、現在のアラブ地域での諸問題のことを考えると、同時に複雑な心境になってしまうのも事実です。内容のほうですがイスラエル産ブラジリアンミュージックの重要人物マチ・カスピが手がけていることもあり、ブラジル本国のものと比べても引け劣らない全編最高のハーモニーボッサアルバムでした。

OST/T'EMPECHES TOUT LE MONDE DE DORMIR!
これは先日、知り合いのカナダ人から「これいいよ」ってことで譲ってもらったフランス映画のサントラ7インチです。もちろん映画の内容など知るはずもなくジャケットから想像するにちょっとエッチなB級映画だろうという推測ですが、誰かご存じの方いらっしゃいますか?肝心の音の方ですがクロード・ヌガロが歌う主題歌と思われる"La Samba Des Prophetes"がトリステーザ風のラ・ラ・ラサンバで、控えめながら躍動感あるピアノが印象的なナンバー、最高!カップリングの"Marisa"もジャン・ピエール・マスという男性シンガーが歌う上品なボッサナンバーで素晴らしいです。

Disco Tex/Manhattan Millionaire
60's Meets Discoなディスコテックスの2ndです。この人たちはどの曲もポップでわかりやすいのが特長で、セサミディスコとかが好きな方にはピッタリの内容ではないかと思いますが如何なものでしょう?なかでもこのアルバムに収録されている"Jimbo Salsa"は先に再発されたチョコ・ザ・ニューハーレムサウンドが好きな方は必聴の子供物ディスコサルサの最高峰(笑)。それにしても最後のおやじの叫び声は何て言ってるのか気になるなぁ。”酒飲め、ハニー?”(笑)

Society Of Seven/S.T.
今も現役のハワイアンコーラスグループ。簡単に言えばソウルよりのソフトロックグループなのですが、このアルバムはかなりソウル度が高く"I Gotcha"や"Summertime"などをファンキーにカバーしています。そんななかで個人的に好きなのが"Welcome To My World"という曲なのですが、ちょっとイナたい感じながら徐々に盛り上がっていくメロディ、美しいコーラス、間奏のオルガンソロ、グルーヴィーソフトロックという言葉がピッタリくるいい曲です。

Sharon Forrester/Sharon
ラヴァーズ・ロック必聴盤にして大本命盤。僕のなかではこれがラヴァーズのアルバムのなかではおそらく1番好きです。74年制作ということでオール生オケ、それもフルオーケストラを入れた曲もあったりして、この手のアルバムとしては非常に豪華な作りです。曲の方はオリジナルとカバーが半分づつの構成でどの曲も素晴らしいんですが、かわいい雰囲気の"Which Craft Is Witchcraft?",切ないメロディの"Silly Wasn't It",ドリーミーという言葉がピッタリの"Put A Little Love Away"などが特にお気に入り。

Copper Cat/Josephine
デューク・エリントン"In The Mood"に適当な歌詞を付けて子供が歌っているジャマイカのレコードっていうハチャメチャな1枚。実はこれ、先日CIOCCOLATO webのケイくんに頂いたものです。前にケイくんに自慢されてから(笑)「欲しい、欲しい」って言ってたら本当にくれました。ケイくん、君は本当にいい人だ。あっ、肝心の内容ですがビックバンドというにはちょっと貧弱な"In The Mood"をバックに子供が本気で気取って歌っているんですが、どうも音程があやしいのと完全な子供声なのでやっぱりカワイイです。

Sadao Watanabe/Sadao Meets Brazilian Friends
日本にボサノヴァを持ち込んだといわれるナベサダさんの68年のアルバムです。ナベサダさん以外はすべてブラジル人ミュージシャン、そしてブラジル録音ということでこのアルバム完全に本物のジャズボッサになっています。コーラスの入った"Bim Bom"や"Mostra Morena"はそのままエド・リンコルンな陽気なバランソ。そしてお馴染みの"Tristeza"はかなりテンポの速いフロアライクなカバー、もちろんコーラスも入ってますよ。

Piccola Pupa/S.T.
イタリア生まれのかわいい女の子がアメリカンショウビズの世界に巻き込まれレコード出しちゃった的な、典型的なアイドルポップスの1枚。この手のレコードは世界中に無数にあると思いますが、なかなか良いのないですよね。これはその中では結構いいものに入ると思うのですが、人気のイタリアンサンバチューン"Quand,Quand,Quand"が以前紹介したマリソルのようなかわいいサンバで好きです。他にも洒落たボッサの"Anema E Core"等収録。ちなみにアレンジはペリー・ボトキンJRだったりします。

Rock'N Gee & DJ Shawn/Swing Beat
ローラ・ニーロの"Stone Souled Picnic"をモロ使いしたヒップホップの名作シングル。こういう大ネタモノって好き嫌いが分かれると思いますが、個人的には大好きというかこういうのばっかり買ってたりします(笑)。例のピアノフレーズが大胆に使われた夏のイメージを抱かせる清涼系ヒップホップで非B-Boyの方にもアピールしそうな素晴らしさです。これが発売されたのが89年、ヒップホップの幸福な時代だったんでしょうね。

Skweez/King Size Sun
昨年発売されたブレイクビーツもののなかでかなり気に入っている1枚。タイトル曲がレゲエ風のスンドコリズム、間の抜けたようなラップ、心地よいアコギのループにフワフワしたフェンダーローズ風のキーボードで極上のレゲエブレイクビーツ(?)。これを聴きながらリゾートホテルのプールでうたた寝なんて考えただけで眠くなってきてしまいます。カップリングのダブミックスはさらにヤバいトロトロ感。あー本当に眠たくなってきた。