![]() |
The Jef Gilson Nonet/New Call from France KINDRED SPIRITSからの再発など近年再評価著しいフレンチジャズ界の奇才ジェフ・ギルソン。マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンらのモードジャズをフレンチジャズ界にいち早く取り入れたり、アフリカのリズムを取り入れたスピリチュアルな作品を残す彼の独MPSからの1枚。このアルバムは調度そんな彼のモード期からフリー・スピリチュアル期の狭間に録音されたアルバムで彼の作品の中では比較的聴きやすい内容です。同時期のクラーク・ボランのバンドの様に洗練されたヨーロッパのジャズが全編に渡って演奏され、冒頭の"Overture"に代表されるような変拍子ジャズが好きな方には堪らないアルバムです。 |
![]() |
Luiz Carlos com Conjunto CBS/Samba Jovem マイナーブラジリアンの傑作アルバム。詳しいことは知らないのですが、他にもアルバムを残しているルイス・カルロスという人物がCBSレーベルのお抱えバンド残した1枚です。昔、とある方に教えてもらったこのアルバム、聴かせて貰うまではいかにもラウンジ的なアルバムジャケットに半信半疑でしたが、一聴してその考えは吹き飛びました。とにかく冒頭の"Samba na Palma da Mao"から最高のジャズサンバコーラスもので、正しくキラーと呼ぶに相応しい1曲。その他の曲もジャズサンバとバランソ調度中間的な音作りでありそうでなかなか無いいい感じのブラジリアンソフトロックと言った感じでしょうか。Som Okey 5などが好きな方には堪らない1枚だと思います。 |
![]() |
The Boy Hairdressers/Golden Shower フリッパーズ・ギター の歌詞の中にも登場するUKグラスゴーの伝説のバンド唯一のシングル盤。後にTEENAGE FUNCLUBやSUPERSTARなどのグラスゴーサウンドの中核成すバンドの母体としての方が有名ですね。このシングルはビーチボーイズなどの60's Popをルーツとする彼らの音楽性が素直に出たシングルで、目新しい音楽では無いですが、素晴らしい才能を持ったソングライターが好きなものを素直に表現するという、後の彼らの作風はすでにこの時点で完成されています。"Golden Shower"の美しいハーモニー、"Tidal Wave"ののどかな雰囲気など自分の理想的なPOPミュージックを凝縮したシングルです。 |
![]() |
Nona Reeves/透明ガール マイ・サマーアンセム!! ノーナとは偶然トッド・ラングレン云々とかいう推薦文が書かれていたCD屋さんの試聴機でインディーズ時代のシングル"I heard the sound"に出会い、その後ボーカルの西寺さんが小学校の同じサッカークラブの先輩だった西寺さんだと知り、そんな偶然もあって、その後もずっと好きな日本の数少ないバンドです。そんな西寺さん率いるノーナリーヴスのシングル盤。バックボーカルに土岐麻子さんを迎えたソウルフルで爽快なこの曲は日本版"My Ever Changing Moodsと言っても良いでしょう。いつも夏になるとヘビーローテーションしています。 |
![]() |
Dani Gugel/Nosso ブラジルの女性SSWのデビューアルバム。両親が演奏家だったという恵まれた音楽環境から生まれた彼女の音楽は土着的な雰囲気をあまり感じない、どちらかと言えばジャズの要素が強い洗練された雰囲気を持った1枚。どの曲もジャズのボーカリストが歌ったジャズサンバ的な塩加減で個人的には一番好きなラインです。そんな素晴らしいアルバムの中で最も好きなのが""laco na lua"と言う曲です。イェレーヌ・ショグレンの"The Real Guitarist in the House"などが好きな方に聴いて頂きたい1曲です。 |
![]() |
Charla Bevan/Shady Waif デンバー出身の女性ボーカリスト兼ギタリストのインディ盤。さすがアメリカだけあってこの手のインディジャズ盤もかなりあり、まだまだ奥は深そうですがそんな中でも非常に完成度の高い1枚。ストレートなジャズ好きには80年代らしい透明感のあるプロダクションが好みが分かれそうですが、ほとんどの曲を自作していることからジャズボーカルというよりSSWという捉え方をしたほうがいいのかも知れません。ジャズワルツ好きには堪らない"Over The Rainbow"、 ブラジリアンテイストの"Magic Makin","Sometime Lover"など全編に渡って素晴らしいアルバム。 |
![]() |
Isabelle Aubret/Venezuela ブラジル音楽を取り入れた作品を多く残しているイザベル・オーブレの中でも間違いなく最高傑作と断言できる69年のシングル盤。タイトル曲はこれぞフレンチボッサと言いたくなる洗練されたメロディと美しいアレンジで、ブラジルものには無いヨーロッパのフィルターを通したボサノヴァ。カップリングの"La renconte"は次々にリズムが変化する凝ったアレンジの高揚感溢れるボッサ調ソフトロックでこちらも完璧な仕上がりのダブルサイダーな1枚です。 |
![]() |
Mateo & Cabrera/S.T. ディアネ・デノアールとの裏ドミンゴなアルバムで有名なウルグアイの巨星エドゥアルド・マテオが死の3年前に同じウルグアイの若きスター、フェルナンド・カブレラとのデュオでおこなった最高のライブ盤。基本的に2人の歌とギター、そしてマテオのパーカッションが時折入ってくる程度のシンプルな編成で歌われる名曲の数々。澄んだギターの音色とカブレラの繊細な歌声は差詰めウルグアイのネオアコと言った感じです。"Por Ejemplo"や"El Viento En La Cara"はホント美しくて切なくて言葉になりません。 |
![]() |
Isabelle/Quand Michel Chante フレンチボッサが好きな方には有名なイザベル・ド・フュネの60年代ノシングル盤。映画に出演していたり、サリュ・レ・コパンで特集されていたりとフォトジェニックなルックスも手伝って当時はなかなか人気があったようですが、レコードの方は人気だった割になかなか見つからなく、しかし内容がいいので結構なプレミア価格で取引されています。さてそんな彼女の通称赤盤(?)と言われるこのシングル盤ですが、まずタイトル曲がウキウキ感じながらどことなく哀愁感のあるメロディが素晴らしい1曲。そして"Deux par Deux"は軽快なボサノヴァで最後のスキャットパートが美しいです。 |
![]() |
Ulla & Ammie/Fint Sasom Snus "双子姉妹の歌"とは言ってもロシュフォールの恋人たちのことではなく、本当双子姉妹による北欧産ソフトロックなアルバムのご紹介。ご紹介とはいってもこの辺の情報は文献もほとんど無く、筆者も双子のアイドルらしき2人の女の子がA&Mマナーに沿った洒落たアレンジで歌うオリジナルや当時のポップスカヴァーの数々を収録したアルバムと言うこと位しか説明出来ませんが(この辺の詳しい情報に関しては第一人者といっても過言ではないaani-levyさんにお任せします)、とにかく北欧産のソフトロックものとしては出色の完成度を誇るこのアルバム。"Nar En Stjarna Fran Himlen Faller"や"Aldrig Mer"などのA&Mボッサやロジャ・ニコ"Love So Fine"のカヴァーなどため息が出るような素晴らしいソフトロック満載のアルバムです。 |