1円株式会社(6)

 公証人役場の予定だったが、書類が整わずに月末に延期。私が午前中デイケアセンターで「音あそび教室」を開催中に役員の一人が法務局に行って、必要書類などを再度確かめておいた結果不足がわかったと言うわけである。彼が自分のNPOで1週間北海道ということで慌てたが、結局戻ってからでスケジュール的には間に合いそうだ。誕生日に提出〜これははずせない。

 拍子抜けもしていられない。七夕IT祭の企画書も急がねば。案内を掲載してくれる音楽教育の雑誌の7月号締きりが迫っている。来週頭には企画書を届けないと社内検討に間に合わない。体裁もよくわからないので、打ち合わせの流れの発表原稿を作成してみた。発表する活動を行ったり最新の音楽ソフトを実際に使ったりしているのは私だけなので、中身については議論の対象にならないのだ。切り口の部分での学校が求めるテーマと会場を提供する側の興味関心事が大きく違うよ、という点で再度案が練られていく。やはり視点が複数になると言うのは有り難いことである。更に夫にも吟味してもらえば、堂々と企画書を持参できると言うものだ。我ながら変わり身の早さには驚いている。今日も名刺を作りに来た初対面の経営者とNPOではなく何故1円株式を選択したかについて意見交換をした。我ながらぽんぽんと言葉が出て、受け売りでは無く自分の考えで行動しているからだろうなあと感じた。偶然のように見える流れも、ずーっと前から書き方ノートの薄い線をひいてあったと言う感じがするのだ。幾つかの想定パターンがあったと言うことだろう。

 想定していなかったのがデイケアセンターでの実践である。本日も重大な意見を頂いたし、発見もあった。その1歌は苦手〜音痴と言われたトラウマを持つ高齢者が多い!。遠慮ではなく、昔の指導がよほど厳しかったのだろう、朗らかにリズム遊びをするおばあちゃん達から本音発言。楽器なんかとんでもない〜そうだ。でも、おもちゃの木琴なら遊んでみたいなあと言う声。ちょうどメロディー作りといった創作活動も取り込めるだろうかと模索していたので、次回は挑戦してみよう。とにかく意欲的でこちらの想定を上方修正することが多い。デジタル写真の編集をしているおじいちゃんは音楽ソフトを使って昔の自分の声をCDに整理したいが、うまくいかないなあと質問してくれた。音楽の扱いは経験者が少ないジャンルなので教えてもらうチャンスが無いという実態も浮き彫りに。「私は図書館から借りて聴くよ」「ここはバリアフリーだが図書館には行けないんだよ〜」 ここでは車椅子の人の法がスピーディーなくらいなのに、当たり前の景色も視点が変わると驚くことがいっぱいです。CD-ROMで楽器の音や演奏の様子を紹介したので、じーっと見ていた姿が印象的でした。「音や絵が出る絵本だから音楽の説明には便利なんだよ。」パソコンを導入している施設だから出来る会話ですね。さあ、明日は麻布十番の教室だ〜運動会に参観日、予定していた2家族が不参加。皆一年中忙しいって大変な時代になっちゃたなあ。

2004.5.14