◇ブラックホールは存在しない(一)
            (藤本 貞 物理学論集から抜粋)


太陽よりはるかに大きい巨大な質量の恒星が超新星となり終末を迎えた時、ブラックホールが発生するといわれています。

便亘上地球がブラックホールになれたとした時の事について考えて見ますと、地球の脱出速度が秒速約(11q)ですので、隕石等の落下物体の速度がごく自然な状態(落下物体が地球に近づく時の速度や、地球の空気抵抗等を便宜上考えに入れずに)で秒速約(11q)で地表に達するわけです。地球の質量をそのままにして地球の半径をもっと小さくして行く事が出来れば落下物体はさらに加速され、地球の半径をどんどん小さくして行って落下物体の速度が光速に達した時が地球の半径がブラックホールの半径(シュワルツシルド半径)に達した時です。

しかし、落下速度が光速に達したという事は特殊相対性理論の「速度と質量の公式」

 image_01.gif (1161 バイト) (1) v  =物体の速度
c  =光速
m  =運動する物体の質量
m0 =物体の静止時の質量

に照合して見ますと落下速度が光速に達した時(v = cの時)分母が0となり質量が無限大となってしまいます。質量が無限大となるという事は重力が無限大となり、また、質量とエネルギーが等価であるという事からエネルギーも無限大となってしまいます。

 image02.gif (1297 バイト)

アインシュタインの主張しました宇宙の大きさは光速で見渡せる範囲内という有限の世界です。その有限の宇宙の中に、「無限大の質量、重力、エネルギー」が発生するという事は明らかな矛盾といわなければなりません。

話を「ミクロ」の世界に移して見ますと、粒子加速器に於いて荷電粒子を加速する時、現代の科学技術をして光速の(99%)以上に加速する事が出来るとされています。しかし、加速器の出力を如何に上げようとも粒子を光速までに到達させる事は出来ません。

この事は、

の公式の正しさの立証ばかりでなく、アインシュタインの主張した有限の宇宙の中に、「無限大の質量、重力、エネルギー」が発生する事の出来ない証明でもあります。

それ故にブラックホールは存在出来ないのです。

しかし、粒子加速器に於いて粒子を光速の(99%)以上という非常な高速まで加速出来る様に、ブラックホールに非常に近い状態はこの宇宙の中のどこかに存在しているものと思われます。
(1984.10.28)

LIN_041.gif (836 バイト)

◇ブラックホールは存在しない(二)
            (藤本 貞 物理学論集から抜粋)


ブラックホールは存在しない(二)

無限遠点より「強力な重力場」に、ある物体が自由落下する時、自由落下する物体mが重力半径(シュバルツシルド面)に達した時、自由落下する物体mは、光速「c」に達します。この時自由落下する物体mの質量は、

 (特殊相対性理論の速度と質量の公式)

   (1) v  =物体の速度
c
  =光速
m
  =運動する物体の質量
m0 =物体の静止時の質量

(1)により

 image05.gif (1297 バイト) (2)

となり質量は無限大です。この時、質量と重力は比例しておりますので自由落下する物体mの重力も無限大となります。また、速度は相対的なものですので、物体mから見れば「強力な重力場」今これを「B」としますと「B」が物体mに落下する(近づく)速度も光速「c」となり、式(1)により「B」の質量及び重力も無限大となります。現在、我々は光・電磁波等の(現在ではニュートリノも使用されますが)いわゆる光速「c」で進行するものにより宇宙を観測しているわけですが、もしこれ等のものにより観測出来る、宇宙の中に要するにブラックホールなるものが存在しているとするならば、それは無限大の重力を持っているわけですから、その宇宙全体(ブラックホールなるものから見て光速c未満で遠ざかる宇宙全体「重力波は光速cで伝わるため」)を、そのブラックホールが吸い込んでしまわなければなりません。要するに、ブラックホールは存在していないという事になります。我々が現在この様に地球上に生活しているのも、ブラックホールなるものが存在していない証拠の一つな訳です。

また、前述しました「強力な重力場」「B」に、無限遠点より自由落下する物体mが、重力半径(シュバルツシルド面)に達した時、今度は、その時の、「時間」について述べて見ますと、

 (特殊相対性理論の速度と時間の公式)

 image06.gif (1166 バイト)

(3)により

 image07.gif (1201 バイト)

 

(3)

 

 

(4)

v  =物体の速度
c
  =光速
t
  =運動時の時間
t0 =静止時の時間

となり、時間の延びは無限大となります。

また、これを時間の進行が、「ゆっくり」となり「0」に近づくと考えれば、

  となり (5) v  =物体の速度
c
  =光速
t
  =運動時の時間
t0 =静止時の時間

(5)により

  image09.gif (1145 バイト)

となり時間は止まります。(前述しました様に、重力場「B」と落下する物体mの速度関係は相対的ですから、重力場「B」の重力も無限大となるわけです。)時間が止まれば全ての(そして重力場「B」の)物理現象も止まり、それ故に重力崩壊、(例えば、太陽の数倍以上の恒星が超新星爆発し中心部の天体が自己の重力で限りなくつぶれて行くといわれるもの)もここまでで止まりとなるわけです。時間が止まっていては何事も進行出来ない事はいうまでもありません。また、式(5)からわかります様に重力崩壊にブレーキをかけているもの、それは時間です。 
(1995.8.18)

 

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◇「ブラックホールは存在しない」の解説
                (藤本 貞 物理学論集から抜粋)

特殊相対性理論を使って分析してみますと、理論的にはブラックホールは存在していないという理論。もしブラックホールが存在しているとするならばアインシュタインの理論ではなく、小生著の「運動する物体の重力」の中で述べましたように重力にドップラー効果等が作用するため、例えば現在膨張している宇宙の膨張が止まり、逆に収縮してきた時のような時には、収縮する速度が光速を超えてしまうと考えられますので当然、特異点(ブラックホール)が存在する事となります。

 

LIN_041.gif (836 バイト)

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