収まりのつかない生徒のざわめき。
徐々に、それは現実味を帯びた恐怖へと変わっていく。
――泣き喚きながら防災頭巾を被る者
――震えながら机の下へ隠れる者
――冷静に、廊下に整列してから脱出しようとする者
「アンタ、今、絶対失礼なこと考えてますよねえ!?」
「人の心を読むなよ、偽者」
「誰が偽者だっ!!」
とまあ、教室では前代未聞の出来事に打ち震える生徒が増殖中な訳だ。
――バタン!!
突然とドアが開く。
「みんな、落ち着け!」
「あ、智代」
この騒ぎをどこから聞きつけたのか、生徒会長である智代と他役員二名ほどが押し入ってくる。
「この騒ぎについては、われわれ生徒会が緊急をもって迅速に対応する! なので、どうか他の生徒は意識をしっかりと保って、冷静にしていてほしい!」
「何で僕が問題解いただけで、こんなに騒ぎになるんですかねえ!!??」
言ってみれば宿命。
2004/5/14
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