最近の食生活については、全国的な傾向として健康・栄養についての適切な情報の不足、食生活の乱れ、食料の海外依存、食べ残しや廃棄の増加等により、栄養バランスの偏り、生活習慣病の増加、食料自給率の低下、食料資源の浪費等の問題が生じています。
 このような状況を踏まえ、国民の健康増進と生活の向上、食料の安定供給確保を目的に、平成12年3月、文部省(現文部科学省)、厚生省(現厚生労働省)、農林水産省の3省連携のもとで新しい「食生活指針」が策定されました。

 福井県においても、「21世紀福井の食料・農業・農村ビジョン」(平成13年2月策定)の基本的方向の中で、安全・安心な食料供給による望ましい食生活の確保を推進することとし、国が示す「食生活指針」を踏まえて、米を中心とした県産農林水産物の食材を組み合わせ、栄養的にバランスがとれた本県独自の食生活のあり方が「福井型食生活」として提案されました。
 「福井型食生活」の推進にあたっては、「福井型食生活行動プラン」(平成14年3月策定:福井型食生活推進県民会議)において3つの実践指針を定めています。






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子供の食事作りについてのアドバイスはありますか?
子供の外食との上手なつきあい方について教えてください。
コレステロールを増やさないためにはどうしたらいいでしょうか?
小児糖尿病について教えてください。
塩分の摂り過ぎで気をつけるポイントをおしえてください。
子供の肥満と痩せについて教えてください。
和食がよいとされるのはどうしてでしょうか?
子供の食事作りのコツ

毎日の食事は栄養を補給するだけでなく、家族と一緒に共に食べることで、会話の楽しみや、家族の連帯感や、食事のマナーや、食文化を共有することができるようになります。その結果、心も体もともに元気な毎日を過ごせるようになります。即ち、健康づくりの大切な要素とも言えます。
子どもに必要なカロリーは、生きるために必要な最少のカロリー(基礎代謝量)に身体活動に必要なカロリー、更に体の組織を作ったり増やしたりするためのカロリーが必要です。このことからカロリーの必要量は、1歳から2歳、3歳から5歳、6歳から7歳、さらに8歳から11歳、12歳から17歳と区分して考えます。お子さんそれぞれがカロリーが少なかったり、多すぎたりしないように注意が必要です。8歳を過ぎるとスポーツのクラブ活動なども始まることから、スポーツをしているかどうかで大きく必要量は違ってきます。しかし、「家の子は、おにいちゃんよりたくさん食べるのよ!!」というお母さんのお子さんが肥りすぎでは意味がありません。好きなものばかり食べることで、カロリーは摂れていても、偏りがあっても問題です。成長期の三度の食事は、適切なカロリーとバランスよく食べることが基本です。
たくさんある食品の中からバランス良く組み合わせていく食事作りのコツは、主食、主菜、副菜、副副菜を揃えて食べることです。それは、《福井型食生活》の実践です。

主食
主菜
まず、主食の量を決め《ご飯、うどん、パンなど》次に主菜、メインのおかずを決めるわけですが、昨日が肉の場合、今日は魚、昨日が揚げ物だったら今日は焼き物といった具合に調理形態にも変化をつけましょう。
副菜では和風の煮付けといった具合にメインにあった調理にするとよいでしょう。
目で見て美味しく食べるには、彩りも大切です。最も美味しく感じる色は食品本来の色をいかに活かすかです。緑鮮やかなホーレン草は美味しく感じますが、そうでないよどんだ色では食欲は低下します。調理技術が必要になりますネ

働いているお母さんも、忙しさでお惣菜を利用したりする時は、どうしても、野菜が不足しがちになることから、お料理の腕も上げつつ旬の野菜を使ってちょっとひと手間かけてほしいものです。・・・・
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子供の外食との上手なつきあい方

最近、ファミリーレストランを初め、ファーストフード・コンビニエンスストア・バイキングなど、いろいろな外食産業・中食産業の店舗が増えてきました。子供にとって楽しい食事だけでなく、食事の基本を学ぶ場として、健康なからだ作りの場として考える必要があります。

《上手なつきあい方のポイント》
★野菜の量が少なくなりがちです。付け合わせの野菜は残さず食べるようにしましょう。
★好き嫌いを防ぐ意味で、単品ではなく定食スタイルになっているものを注文しましょう。
★清涼飲料水には創造以上に多くの砂糖(グラス1杯で角砂糖4〜7個分)が入っています。飲み物はお茶や水など糖分の入っていないものにしましょう。
★なるべくメニューに
栄養成分が表示されているお店を選び、塩分なら3g程度、熱量は600〜800キロカロリーを目安にしましょう。
★外食をしたら、野菜を取り入れた料理をしましょう。また、中食を利用した場合は野菜の料理を付け足しましょう。


外食、家庭の食事はできるだけ旬の食材をたっぷり使用したもので日本の年中行事と食文化の継承がなされているかを踏まえたメニューでいろいろな味覚の経験をさせてあげたいですね。
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コレステロールを増やさないためには

食生活が豊かになった反面、最近では過食、偏食、加工食品の使用などが増えてきました。食生活の変化、即ち“あぶら”(脂肪)の摂取量が増加しています。日本人は本来脂肪摂取量は少なく、“あぶら”はおもにごはんなどの穀類を中心に炭水化物食品から取っていました。しかし最近は欧米人とおなじ動物性食品による脂肪の取りすぎが問題です。
 動物性脂肪はコレステロールの過剰摂取につながり、動脈硬化を進行させる大きな原因になります。ひとくちにコレステロールといっても、いくつかの種類があります。動脈硬化を防ぐ働きをするHDL(善玉コレステロール)と、抹消の細胞にコレステロールを運び、動脈硬化を促進させるLDL(悪玉コレステロール)などです。HDL、LDL2種類のコレステロールのバランスを正常に保つには、食生活が重要なポイントとなります。まず、肉の脂・バターなどの動物性脂肪は摂りすぎに注意しましょう。逆に青魚やオリーブ油にはLDLを減らす働きがありますので、献立に上手に取り入れるとよいでしょう。また、いか・たこ・えびなどにはコレステロールが多く含まれますが、血中のコレステロールを低下させるタウリンも多く含まれますので、それほど心配することはありません。さらに野菜・きのこ・海藻類を積極的に摂るように心がけましょう。野菜・きのこ・海藻類には血中コレステロールを低下させ、便秘、糖尿病予防にも効果がある食物繊維が多く含まれていますので、1日300〜400gを目安に摂りましょう。
毎日の食生活をもう一度見直してみませんか?

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小児糖尿病について

糖尿病には2種類有り,インスリン注射を必要とする原因不明の糖尿病(1型糖尿病)と,生活習慣病の一つである肥満を原因とする糖尿病(2型糖尿病)とがあります。最近では,大人だけでなく子供の2型糖尿病が増えています。
現在,糖尿病は治すことはできないので,上手にお付き合いをすることが必要です。そのためには,食事療法が大切なのですが,食事療法と聞くと厳しい制限をイメージされる方が多いでしょう。しかし,糖尿病であっても,子供は肉体的にも精神的にも発達段階にあります。肥満があれば是正しなければなりませんが,そうでなければ同年齢の糖尿病を持たない子供と同じだけの栄養量をしっかり確保し,発達に障害をきたすことのないようにする必要があります。
そのためには,何よりも「バランス良く食べる」ことが大切です。ご飯やパンなどの「主食」を1品,肉・魚・卵・大豆製品などの「主菜」を1品,野菜や海藻,きのこ類などの「副菜」を2品という組み合わせを毎食心がけて欲しいですね。そうすれば,外食だって楽しむことができます。これらは,糖尿病でなくても気をつけたいことです。
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塩分の摂り過ぎについて気をつけること

ご飯+漬物の生活から、バラエティ豊かな食生活へと変化したため、食塩摂取量は国民全体で一日当たり20g以上から11.2gと年々減少しています。
人間にとって必要な塩分(ナトリウム)は年齢及び体重によりますが、濃い味付けに慣れた子どもは塩分を多く含む食品を好んで食べているものです。
塩分の摂り過ぎは心臓病・脳卒中を招く恐れもあり、生活習慣病になりやすくなります。
味付けを工夫し、塩分を摂り過ぎない食育が必要です。

また塩分の摂取量が多いとナトリウムとカリウムが体外に排泄されてしまいます。カリウムを多く含むフルーツ・イモ類・野菜・海藻類を積極的に食べる習慣を身に付けさせてあげたいものですね。
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子供の肥満と痩せ


今、生活習慣病予備軍である肥満が低年齢化し、子どもに急増しています。その原因には偏った食事、不規則な生活、運動不足などがありますが、最も大きく影響しているのが「食べ物」といえます。食べ物の好き嫌いは3歳から6歳くらいで決まるといわれます。この時期に甘く、軟らかく、脂肪たっぷりで塩味のきいた食べ物に習慣性ができてしまうと大変です。特に脂肪分に対して脳が依存性をもち、もっと食べたいという気持ちをおこすことがわかりました。成長期に形成される食習慣は一生の健康を左右しかねません。3歳ころからいろいろな物を食べさせる必要があります。また子どもは台所に立つことで「食」に対する興味を持つことができます。この興味こそが正しい食習慣の第一歩になるのです。
運動不足の原因には塾通い、一緒に遊ぶ兄弟姉妹や友達の減少、室内娯楽の充実などがあげられますが、運動の習慣も幼児期から親が外で遊ばせないとうまく身につきません。いろいろなスポーツをして体を動かす楽しさを知れば、生涯スポーツにもつながっていきます。
一方子どものやせには遺伝的素因やストレスが原因になる場合がありますが、女子を中心とした過激なダイエットが問題です。無理なダイエットによる悪影響には拒食症、過食、無月経、低体温、低血圧、味覚障害、イライラ、不眠などがあります。どか食いや早食い、テレビや雑誌を見ながらのながら食い、夜食など不摂生な食生活に注意することでも太ることを予防できます。無理のない健康的なダイエットを実行してもらいたいものです。

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和食について


「和食」すなわち「日本料理」は、季節を料理するとも言われ、海の幸、山の幸など旬の材料を使うことはもちろんですが、盛り付けや器の選び方にも気をくばり、見た目の美しさを楽しむ料理です。また、和食の組み合わせパターンは、農耕文化以来の主食、副食(主菜、副菜)、すなわち、飯、汁、その他の副食というパターンで構成され、現在では、その中に和、洋、中国の料理が多彩に取り込まれ、混合型や折衷型の日常食が楽しまれています。調味料としては、主に味噌、しょうゆ、塩、砂糖、酢などがよく使われます。
 さて、その「和食」の栄養や健康面における利点を整理してみました。


     
*「和食」は、蒸す、焼く、揚げる、あえる、いる、煮るなどを基本とした料理であることや
      素材本来の味を生かす料理であるため、生で食するものも多く、比較的脂肪の少ない、
      エネルギーの少ない料理が多くなります。
     
     *「和食」は、地域でとれた四季折々の野菜や山菜をふんだんに使う他、一度にたくさん取れた
      野菜類は乾燥させて保存し、年間を通じて 使用し、料理のバリエーションを広げているため、
      野菜を多く取ることができます。
     
     *たとえば、「和食」はご飯を中心にたっぷりの野菜料理と魚介や肉料理を加えるなど、
      主食と副食という食事パターンを基本に料理を組み合わせることでバランスの取れた食事を
      簡単に取ることができます。


 
 ハンバーグやステーキなど洋食を和風ソースで食べたり、料理が洋風化しても、ご飯をパンに、汁をスープに置き換えるなど気がつかないうちに、食べ方の意識も和風になっており、日本人の食事意識は、基本的にあまり変わっていないようです。和食の良い点を私たちの健康に活かしたいものです。
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