気づかずに通り過ぎるかも
ハマジンチョウ 浜沈丁(ハマジンチョウ科)

(2007.1.20:玉之浦町・荒川)
★分布:九州西部〜沖縄 ★花の時期:1〜5月
★花の直径:1〜2センチ
冬から春にかけて花を咲かせます。
満潮時になると潮に浸かってしまうような入り江などに生育し、
沖縄などで見られるマングローブ植物に似ているとよく言われます。
福江にこの植物があることはずっと前から知っていて、荒川のものは
県の天然記念物になっていることもあり、探していました。しかし、
帰省していた夏には花が咲いてないこともあり、なかなかわからなかったのです。
しかし、2005年に島を初めてバイクで走り回ってやっと見つけました。
荒川湾の入り口、老人ホームそばのバス停前に群落があります。
よく見ると天然記念物の看板もあるのですが、草に覆われていて
わかりません。

花の蜜は甘く、ひっきりなしにメジロが訪れます。
見つけるまでに時間を要した植物ですが、一度認識すると、次々と他の
場所でも見つけました。奥浦にも少しありますし、三井楽の白良ヶ浜にも
いくつかの群落があります。しかし、どの場所もそうなのですが、
波静かな入り江に生えるため、根の内側にはたくさんの漂着ゴミが
ひっかかっています。悲しい風景です。

また、不思議なのは、天然記念物であるはずの荒川の群落のすぐそばには
別荘?とおぼしき建物が建っていることです。以前はなかったと思うのですが…。
たった一軒とはいえ、廃水の影響などもあるかもしれませんし、こうした場所への
建築は規制されていないのでしょうか。それにしても、最近は鐙瀬海岸をはじめ、
海辺に別荘がよく建っています。せっかくの景観を損なわないような、
ある程度のルールが必要だと思うのですが…五島市さん、いかがでしょう。
(2007.7.20記)