2006,3,1 レポート
第11回 “ミス”を発見したら急いで対処するより
落ち着いて“3ヵ条”を実践しよう!【実際にミスを見つけた時には…】
“実際にミスが生じた時”にどのように対処するかが、今回の問題です。
もちろんミスへの対処ですから、被害者や迷惑をかけた先への謝罪や償いは必要ですが、それば かりに目が行過ぎると、更に重要なマネジメント視点を見失うというこ
とです。
【あわてて対処をして見落とすこと】
ある建築会社で、住宅購入者とトラブルが発生した際、設計者の“ミス”が発覚しました。それは、最近話題の耐震構造問題のように深刻ではありませんでしたが、同社
では経営の姿勢を示そうと“副部門長”が住人に謝罪に出向いたのです。
ところが謝罪の直後、新たなミスが見つかります。今度は更に深刻で、社会的信用を失うばかりか、修復に多大な費用がかかるミスでした。
担当者は、最初のミスに怒る副部門長の前で、もっと大きなミスの告白ができなかったのです。
【ミスの“裏”に気付かない怖さ】
ミス発生で一番怖いのは、目先の現象の陰に、もっと深刻な問題が潜むことに気付かないケースです。それは前出の建築会社事例のように、担当者が黙ってしまう場
合にも、更には担当者自身が気付かない場合にも起こり得ます。
ミスは目先の現象のみではなく、全容をつかんで対処しなければなりません。
【ミス対処のマネジメント3ヵ条】
ミス対処に定評のある企業では、その多くが
(1)ミスを見つけたら必ず類似ミスを探す、
(2)探しやすくするためミスをした担当者に徹底的に事実分析をした報告書を書かせる、
(3)その報告書がきちんと提出されない時厳しく叱る、
という原則を貫いているそうです。“ミス対処のマネジメント3ヵ条”です。
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