2005. 10年なんて早いんですねえ。 春声@  2006/01/30 (月) 22:42
なになに、10年ずれてるんですって。そうですか?
『シンシナティー・キッド』は1965年、『ハスラー』は61年。『シンシナティー・キッド』の場合、ポーカーの真剣勝負が妙に人間臭いかけひきに紛れてしまった感じがしますよ、それはキッド(S・マックィーン)の正義派的感覚のなせる”勝負”を描く映画なんだとノーマン・ジュイソン監督はじめ、言いたいのでしょうけど−−。まあ、しかしチューズディー・ウェルドがあどけない感じで可愛く出演しているあたりはいいんですが−−。
舞台になっている町がニューオ−リンズ。街を練り歩くジャズの
隊列が映画中に。シンシナティーは北上して五大湖南岸に位置するオハイオ州にある町。キッドはここから南部ルイジアナのニューオーリンズ迄はるばるやってきたとの設定があるんでしょう。

新品DVDが安く思えたのでリアルタイムで観たスリリングな感覚をまた味わいたいと考え購入したF・シナトラが出る『黄金の腕』は1955年の映画!!これを観る日を楽しみに期待するのであります。10年一昔か。



2004. 天上草原の歌 コックピットM  2006/01/30 (月) 22:35
最初のタイトル時に、流れる、あのドスのきいた、呻きなのか?、歌なのか?、その事を、鹿児島から、わざわざ、映サの例会に参加された、Mさんと話した所、チャントあの音楽のことを、知っておられ、私に、話されたのですが、聞きもらしてしまったのです。よろしければ、鹿児島のMさん、再び教えて、下さいませんか?あの時は、ごった返してまして、失礼しました。



2003. ノーマン・ジェイソン コックピットM  2006/01/30 (月) 21:49
シンシナティ・キッドで、書き込みをと、掲示板を、覗くと、春っちに、先を越されたわけで、エドワード・G・ロビンソンでは、勝ち目は無く、此処は、「ハスラー」の、ポール・ニューマンの相手”ミネソタのデブ”事、ジャッキー・グリースンで、勝負、と、行きたい所だが、シンシナティ・キッドが、面白い、カール・マルデン、アン・マーグレット、また、ラロ・シフリンの音楽が、きいてる。”俺と勝負するのは10年早いぜ!”



2002. スティーブ・マクィーン 春声@  2006/01/30 (月) 19:41
『シンシナティー・キッド』って映画にはスティブ・マクィーンが出演してポーカーゲームをやるらしい。ポーカーの達人、はたまた賭場あらしかな?もう1人、達人がいるようだ。エドワード・G・ロビンソン。おまけとして、レイ・チャールズの熱唱ナンバーも聴けるというから、これはお得だなと思います。今晩NHK・BS2で20時(午後8時)。ポール・ニューマンは『ハスラー』で玉突きをやったし、マクィーンのトランプ捌きを見ようっと。



2001. Re: 『百合祭』別府で上映! 春声@  2006/01/30 (月) 19:08
浜野佐知監督の『百合祭』が別府で上映!素敵なお知らせです。
どうもこの映画館には映画を観に何年か前に行った記憶がある春声@でして、早速問い合わせてみました。
昔ながらの”映画館!”って感じの劇場でした。懐かしいので3月には状況が許せば、長距離バスにでも乗って行ってみたいと思っています。
>3月4日(土)に『百合祭』が別府市の映画館・別府ブルーバード>劇場(大分県別府市北浜1-2-12 ブルーバード会館2F/JR別府駅>から東へ徒歩3分)で、10時、1時、5時からの3回上映されます。>午後の2回は私も行きます。主催は別府の学生さん達で、この上
>映会を成功させようと一生懸命です。



1997. 例会 天上草原 感想 MMF  2006/01/30 (月) 00:06
今日の天上草原の例会とってもよかったです。やはり大画面はいいですね。VTRもいいのですが、人のかすかな表情、自然の雄大さ、
駆け寄ってくる競走馬など、見る価値が充分過ぎる以上にあります。そして会場で知らない人々と一体になり楽しめる。映画の魅力満載でした。

本日の感想会も映画に劣らない人間ドラマが炸裂していました?!。それも面白いところです。
映画を観た後、いい映画でも一人で感じ、疑問に思ってもわからないことがあります。それで映画の魅力(魔力?!)をつかめないことがしばしばあります。感想会などで気軽に人に教えてもらったり、疑問を確認したりしながら、さらに疑問を作ったりすることもありますが、それも映画が与えてくれる楽しみ方のひとつ、千差万別の人々で映画をわくわくと探索するのがサークルのよさでもあります。

今回は日中さんとの合同でしたので、中国の方の映画感の話がところどころで聞けたことも収穫でした。

今日は旧暦の元日。年明けの輝かしい日にふさわしい、
例会であり、映画さん今年もありがとう!の一日でした。



1996. 『百合祭』別府で上映! 浜野佐知 [URL]  2006/01/29 (日) 17:23
 皆さん、こんにちわ。今日はお知らせ&宣伝です。3月4日(土)に『百合祭』が別府市の映画館・別府ブルーバード劇場(大分県別府市北浜1-2-12 ブルーバード会館2F/JR別府駅から東へ徒歩3分)で、10時、1時、5時からの3回上映されます。午後の2回は私も行きます。主催は別府の学生さん達で、この上映会を成功させようと一生懸命です。若い方たちの努力に私も何とか協力したいと思っていますので、大分、別府にお知り合いがいらしたら声をかけてくださいませんか。
 くるめいわしさ〜ん! 熊本の女性たちはどうかしら? 九州横断は遠い? でも、来てくれたらうれしいな。
 問合せ先は上原仁美さん(Tel: 090-6669-7096/e-mail: renmei19@hotmail.com)です。
 どうぞよろしくお願いします。



1995. ヴィットリオ・デ・シーカ コックピットM  2006/01/29 (日) 11:30
「昨日・今日・明日」(63)確か、マルチェロ・マストロヤンニ、と ソフィア・ローレンの喜劇だった、もしくは、クルメイワシさん、お勧めの「屋根」ソフトが、有るようなら、観ながら、お勉強もいいのでは。後、ヘンリー・マンシーニも、含めて、[映画音楽を楽しむ会]みたいな事も、面白いのでは?



1991. リメイク マグリット  2006/01/27 (金) 01:41
唐 重郎さん
おや、正岡子規ってそういう方だったんですね。知らなかった。
では捻典先生に敬意を表して私の五七五をリメイク。

使用前 「ガウディの フニクラ石化 バルセロナ」
使用後 「アウディの 電光石火 ガガガガガ」

アウディ・クワトロ、2シーター・スポーツ。1.8リッター、240馬力。
お値段は525万円也。



1989. 稔典 唐重郎  2006/01/26 (木) 23:03
私の読書サークルの人からメールあり。
偶然同じ俳句の話になったので−−ご参考までに

柿喰う子規の俳句作法/坪内稔典

俳人で、正岡子規研究者でもあるネンテン先生が
あちこちに発表した子規関連の文章を編集したものですが、
どうせ病気ならその生活を面白がってやろうとする
ユーモラスな子規像などが垣間見えて楽しい俳句エッセイ集です。

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という名句の前に、
夏目漱石の「鐘突けば銀杏散るなり建長寺」という俳句があるのはわりあい有名なエピソードですが、
松山に赴任していた漱石の家に50日ほど滞在した後、
漱石から借りた金で奈良に遊び「柿食えば」が出来たのだそうで(笑)。

因みにネンテン先生には「三月の甘納豆のうふふふふ」という
よく分からないけどチャーミングな有名句があります。
「たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ」とか。
(やはりよく分かりませんが・・・)



1988. 天上草原 コックピットM  2006/01/26 (木) 22:50
天上草原のチラシが30枚程残ったので、百道(ももち)界隈のマンションにポスティングしてみた、果たして、効果は、いかがなものか?もっと早くから、やっておけば良かったかな?注意!29日例会参加予定の方、普段と上映時間が、変わっています、一回目13時
二回目15時30分です、お間違い無きよう。



1984. 素数 マグリット  2006/01/26 (木) 02:37
コックピットMさん
普通、オクターブは7音でできておりますね。でも日本古来の音楽(今様)などは5音音階。これらは短歌や俳句とリンクしているようなきがします。現代ではペンタトニック・スケール(5音階)はギター・キッズ御用達、アドリブソロには欠かせない。沖縄の音階も通常の7音階から“ラ行”つまりレとラの音を抜けばできあがります。
そういやわが国には「三三七拍子」なんてのもありましたね。リズムやスケールはいろいろと調べてみるとなんだか面白いものが出てきそうであります。

“三月の甘納豆のうふふふふ”
そんな素敵な句が載っておりましたか。ちゃんと読んでおけばよかった・・・今回もまた全て・・・

風水さん、春声@さん
スペインについてわたしは何を知っているのだろうかとつらつら考えておりますが・・・
ガウディ、ピカソ、ダリ・・・
最近、我が家ではマリーンが歌うチックコリアの“スペイン”という曲が入ったCDを注文したみたいです。彼女はフィリピン出身、スペイン系は実に魅力的な美人が多いのであります。
そういやなぜか「フラメンコ・ギター教則本」なんてのも1冊棚の上にころがっております。解説を読むと「本書は世界にも数少ない」とある。それはなぜかと言うと「フラメンコは本来伝承芸術であって楽譜は不要・・・」なんて書いてある。さらに「そうは言ってもねえ・・」などとも展開なさる。なかなかおもしろいのだ。

初夏の“コスタ・デル・ソル”をオープンの2シーター・スポーツでボーッとクルージングしたいものであります。



1983. フラメンコ 風水  2006/01/26 (木) 00:00
ここですよ。このお店の前はスペイン料理屋さんです。でも私の見た方は帰国されたみたい。スペインでも有名な賞を受賞されたそうでした。前はほとんどスペインの方でしたが。
失礼ですがやっぱり凄みが違いすぎる・・・余りにも・・日本人と。スペイン人でもただの踊り子の方はたくさんいますが・・。ここのギターは素晴らしいですよ。雰囲気はタブラオっぽいです。小屋って感じ。チョリソもおいしい。
日本舞踊のほうがいいと思う、日本人は。琉球舞踊もいいなあと思います。やっぱり生まれた民族ってあると思う。趣味は多様で結構だけどお金を出して見るとなると・・・・うーん、日本人のフラメンコに感動したことはないです。切れ味がまったく異なるし吠え方が違いすぎる。これは遺伝子レベルのものではないかと思うのですが・・・・。「フラメンコ」という映画探してみます。

http://www.spainkikaku.com/live/fukuoka/index.html



1982. 雨ハ降ルケド、オ前ハ泣クナ コックピットM  2006/01/25 (水) 23:37
マグリットさんの言う「ホテルカリフォルニア」が載る、山中麻弓の本と、2、3日前知った、数学者 藤原正彦著「遥かなるケンブリッジ」一数学者のイギリス、と 坪内稔典著「俳句のユーモア」をそのなかの、坪内氏の一句
”三月の甘納豆のうふふふふ”
ほかにも、面白いのが”皮ジャンのアルトサックス枯木立”池田優”納得の一人ぐらしの豆御飯”田畑美穂女””魂も乳房も秋は腕の中”宇多喜代子
おやすみなさい。



1980. Re: スペイン 春声@  2006/01/25 (水) 12:24
風水さん こんにちは
>ところで春声@さんはスペインがお好きとの事ですがどういった
>部分ですか。

すべての部分です。”想い憧れる”わけですから、悪いところなんてありっこない、”なにがなんでも好きは好き”なのです。
フラメンコについては、スペイン語の先生が言ってたのか、本で読んだんだったか、こういうことです。つまり、フラメンコ舞踊ばかりが喧伝されるが、スペイン人自体は、そういう面はあるかもしれぬが、歌われる”カンテ”つまりギターを弾きながら歌う、手拍子を交えながら渋く歌われる−あの歌−カンテと言う−−を非常に重要視するそうです。
生まれて初めて行ったセビージャという町で、団体の皆さんと一緒にフラメンコのタブラオ(ステージがあって、軽い飲食物をとって、歌と踊りを見聴き出来る)に入りました。フラメンコ舞踊とカンテをやっていました。カンテの素晴らしさがわかります。後で聞いた話では、セビージャで私達が入った店ではない方にも有名なタブラオがあるんだそうで−行きたいけど夢、幻かな。
日本でも映画『フラメンコ』その他カルロス・サウロ作品なんか楽しめますね。中洲− あの公園の近くのサンチョ・パンサですか。年に一度といわず今度案内してください。
映画サークルにもフラメンコ好きな方とか他にもいますよ。
2月にも鍋会が早くも企画されました。では。



1979. スペイン 風水  2006/01/24 (火) 23:55
今晩は。鍋会ではお世話になりました。

ところで春声さんはスペインがお好きとの事ですがどういった部分ですか。私はこの秋にフラメンコを久々に中州に見に行って昔スペインで見たのと同じくらいの迫力だったのでとても満足しました。スペイン語圏の芸術とはまさにフラメンコ的なものだそうですが(サンチョパンサ代表のアルゼンチンの彼によると)そのあたりですか?(つまり現実と幻想の行ったりきたり。ドンキホーテそのもの。)確かに本場のフラメンコは卑弥呼がたけり狂うとはこのことか・・という恐怖感を観客に与えるものなので確かに芸術的ですが今も昔も私は年に一回でいいという感じです。でも年に一度は見たくはなります。解放は感じます。そういう私と同じ感じですか?



1978. 成瀬巳喜男『驟雨』に再びめぐりあった日 春声@  2006/01/24 (火) 23:42
昨年秋NHK・BS2で深夜放映され、最後の方は意識が朦朧となって
いるうちにエンドマーク。再見を期していましたところ、今夕8
時同じチャンネルに再登場。本日ようやく全編を観終わったことになります。本の解説にあった”紙風船をうちあう原節子と佐野周二のふたり”この姿を見ることが出来ました。
原節子が小津作品の世界では見せたことのない”強い口調”で夫役の佐野周二をなじったり”対抗”していく。サラリーマンの妻として、けなげに家庭を守っていく様子を成瀬が意図したそれが故の演技ではあろうが、この原節子は見事です。それがあってこそラストの紙風船のシーンが見事に生きていました。
片隅の小市民の夫婦。かすかな悲哀は感じられるが、なによりも根底に存在した愛情。それをしみじみと感じさせる映画。



1977. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -9 春声@  2006/01/24 (火) 20:28
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊
その9−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

キース・フルトン,ルイス・ペペ
−ドン・キホーテは死んだのか−
引用作品『ロスト・イン・ラ・マンチャ』

2001年 アメリカ=イギリス 
監督:キース・フルトン ルイス・ペペ
テリー・ギリアム監督(『未来都市ブラジル』がセルバンテスのドン・キホーテの映画化「The Man Who Killed Don uixote」に挑み、挫折するまでをとらえたドキュメンタリー。
監督はメイキング映画で活躍する2人。
ジョニー・ディップ ジャン・ロシュフォール ヴァネッサ・パラディ 出演。

”(スペインの)ロケ地の隣はNATO軍の爆撃演習地)。”
”撮影開始後まもなく、大雨が降りだした。(中略)あたり一帯は洪水。(中略)この日の撮影は中止となる。”
”(主演俳優)ロシュフォールが腰の激痛で歩行困難になった。(中略)撮影中止が決定される。”
”かくして、製作費3200万ドルの夢の映画は、クランクインからわずか6日間、数カットを撮りあっさりと闇に消えた。”
”−辛うじて撮られた数カットから、観終わった私たちの脳裏には、彼(テリ・ギリアム)だけの『ドン・キホーテ』が、かすかな幻影のように立ちあがる。
映画とは私たちの切ない夢のかたちであり、その夢のすべてが私たちの観る映画なのだ。”笠井氏。

スペインフリークの春声@としては、”これってなんだろ?”
”テリ・ギリアムなら!”との興味からこの映画は観ています。もっとも<ドン・キホーテ物語>を期待していただけにまったくザーンネンな結果でした。夢はまた開くこともあるかとも。
そして2006年1月8日の毎日新聞読書欄に次の記事。
<興奮誘う新訳版-最も悲しい真実の物語−「ドン・キホーテ」
全4巻 荻内勝之訳 新潮社
1万4700円分売不可。今回の新訳で読み返してみて思った。とにかく滅法調子がよくて、スイスイ読める。
−−ドン・キホーテは面白い。新訳日本語版の登場、慶賀至極。辻原登評。>
価格が高いのが難点だがなにしろ<あの>ドン・キホーテだと切ない夢−いつかきっと、但し死ぬ前か。



1976. 「素数」のような新鮮さ コックピットM  2006/01/24 (火) 17:25
毎日朝刊 仙田洋子氏の俳句月評から
”数学者の藤原正彦氏は、俳句の五七五ないし十七音、短歌の五七五七七ないし三十一音など、日本の短詩型がすべて素数で出来上がっていることに不思議を感じるのだそうだ。素数(それ自身と一以外では割り切れない自然数)は数の構成単位のようなものであり、物理学でいえば素粒子みたいなものだという。”
言葉と数の不思議、算数と国語の、因果関係、いかがでしょうか。



1975. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -8 春声@  2006/01/24 (火) 15:37
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊
その8−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

キム・ジウン:引用作品『箪笥』ー私という映画は妄想で息をする−
2003年韓国 "英語題名:A TALE OF TWO SISTERS" 
監督:キム・ジウン
出演:イム・スジョン ムン・グニョン ヨム・ジョンア キム・ガプス
精神を病み入院していた姉スミが、妹スヨンと共に家に帰ってくる。
父、その再婚相手の美しい継母ウンジュの一家4人の物語である。
家の中で奇妙な現象が起こり始める。継母と姉妹の関係がこじれていく様が奇妙な映像を交えつつ織り成されていく。

”構造的にこの作品は、ホラー映画ではなくて心理的サスペンス映画である。ほんとうに恐いのは,箪笥にまつわる過去の事件ではなく、作品時間としての現在時に起こっている、事の経緯なのだ。細部の映像の持つ意味は、終わりまで観なければ、観ている時点ではまず絶対にといっていいほどわからない。”笠井氏。
”(略)−この作品において客観映像と主観映像とは、大きなジグソーパズルのように複雑に入り組んでいる。”
”私たちひとりひとりは、それぞれの想いや体験に拠って外部を見ている。極端な言い方をすると、物理的には同一の世界のなかで(例えば1枚のスクリーンのなかで)、それぞれが少しずつずれた世界を見ているのだ。(中略)ほんとうは奇怪でも何でもない当たり前の事実を、キム・ジウンは、映画的な構造のなかで途方もなく緻密に、そして論理的に描ききる。”笠井氏。

○韓流ブームと云われる昨今。この韓国映画のことは笠井氏の本を読むまで知らなかった。この種の韓国もので99年、チャン・ユニョン
『カル』というとてつもなく複雑な映画を観たのを思いだす。あれも解らなかったがこれもまた。けれど根がミステリー小説ファンのため
かその”奇妙な味”には魅力を感じる作品があります。
特に『箪笥』の場合、笠井氏の文章を読み直すと、この映画もう一度観たくなりました。きっかけは”客観映像、主観映像”−この2つをきちんと整理して解釈し観賞できるところが笠井氏の眼と文章表現の優れた点だと敬服します。
白状しますと、ストーリーを追って最後まで観ても、私、解らなかったのです。




1970. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -7 春声@  2006/01/23 (月) 02:50
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -7
その7−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

ヴォルフガング・ベッカー:引用作品『グッバイ・レーニン』
−崩壊の時に−2003年 ドイツ 121mins.
監督・脚本:ウォルフガング・ベッカー 出演:ダニエル・ブリュール、カトリン・ザース、チュルパン・ハマートヴァ
”この映画の中の時間は90年秋。その1年前に、ベルリンの壁が崩壊し、「東ドイツ」という国家も消滅した。”
”−主人公アレックス(ダニエル・ブリュール)の母親(カトリン・ザース)−は強固な意志を持つ共産党員としてまた良心的な教育者として、医師であった夫が西側へ亡命したのちも東ドイツにとどまり、息子アレックスと娘アリアネを育て、かつ献身的な活動を社会に捧げてきた。”笠井氏

映画のストーリーとしては「突然襲った母親の昏睡、8ヵ月後の意識回復、母親が社会の激変を知った時のショック死を怖れるあまり社会の現実を隠し偽りの映像を作って見せるアレックス始め周囲が演出する<芝居仕掛け>が進行していきます。

”さすがの母もしだいに社会の異変について疑問を抱くようになる。−東西ドイツ統合を、西側から東側への難民流入だと捏造したニュースを観せた時には、母はすでに真実を知っていた。”
”信じていた夢も理想も、いつかはくずれることがある。
そのとき、かつて夢見たものが崩壊する衝撃に耐えなければならない。(中略)夢や理想をすべて放棄した社会は、はじめから崩壊している。−−私たちの社会に溢れるシニシズムと無意味な暴力。”笠井氏


2次大戦後の東西ドイツ問題、ベルリンの壁崩壊などドイツ国家を単なる東西冷戦の図式にあてはめて考えるには<実感が伴って
いないうらみがあったのが今までの実感>でした。
本を読み感想を書いているこの機会、今夜先刻映画本編をDVDで鑑賞致しました。理屈だけでない感覚的に学習できた映画を紹介してもらったなと感謝しています。春声@
本日昼間、同じくレンタルにて『自殺への契約書』←未見に終わるはずだったJ・デュヴィヴィエの59年作品も見終わる体験を持
つことが出来て、これまた感謝です。




1969. モンクのラリリ、アダージョの安息、 マグリット  2006/01/23 (月) 02:31
コックピットMさん
ああ、やはりモンクは大酒のみでありましたか。音聴いたらもろにそんな感じですものねえ。さらにあのフレーズをホンキートンク・ピアノで弾いたらどういうことになるのやら・・・

春声@さん
実はわたしも本日〈昨日〉弦楽四重奏を聴いてまいりました。近くの音楽教室の関係者の方からメールが入り西新はプラリバの3Fへ。その教室の先生方のちょいとしたミニライヴ。
モーツァルトにJ・シュトラウス。至近距離で聴けてとてもよかった。しかも無料。
室内楽を「おだやかな植物的安息」と言ったのはヘンリー・ミラーでしたか?たしかにそんな感じ、言いえて妙であります。

唐さん
「舟歌」。嗚呼!ですね。名曲であります。もうひとつ酔っ払いの野坂センセイが歌う「黒の舟歌」なんてのもある。こちらのほうもたまに聴くと良いのであります。

Rosieさん
次回は西新ですね。かなり“All Right!!!”であります。

と、なんか出揃ったカンジであります。ジャズにロックに演歌にクラシック。ここは一体なんの掲示板なのか?
などと思っているとコックピットMさんがさらに“追い討ち”をかけてましたね。

「聖歌のようなファドのようなパンソリのような」恋歌。



1968. 「弦楽のためのアダージョ」 春声@  2006/01/22 (日) 21:53
サミュエル・バーバー作曲 これは映画『プラトーン』で挿入音楽として使われた。NHK交響楽団−指揮−尾高忠明で今ちょうどTVで演奏中。”N饗アワー:劇伴音楽ってなに?”の中で。



1967. ストレート・ノー・チェサー コックピットM  2006/01/22 (日) 21:38
四郎に明日・文句、の曲に、「直酒に口濯ぎの水はいらね〜」と酒好きのモンクは、ウィスキーを、ぐびグビと、呑みまくるのを、目撃、モンクが、東京に、来た時の話しなのだ。新宿ピットインが満40年だそうだ、山下洋輔トリオに、ハマッタ時だ、ライブのない、昼の間、コーヒーが50円だったと記憶するが?定かでは無い、ライブの打ち合わせや、相倉久人とか、見たと思う。あの頃、飲んでた酒は何だったのか、思いだせない。トリス?



1965. 食卓に珈琲の匂い流れ コックピットM  2006/01/22 (日) 15:55
茨木のり子詩集から「恋唄」の一部
”還らざる兵士を待って老いた妻の
七十歳の鄙(ひな)ぶりうた
あれはいったい何語かしら?
聞えるひとには聞えていて
聞えないひとにはてんで聞えない
そうそうと流れてやまぬ哀歌
タクトでも振りおろされたように
今宵 はじめて聞えてくる
聖歌のような
ファドのような
パンソリのような”



1964. 「All Right "OK" You Win」 春声@  2006/01/22 (日) 13:28
Hi-,Rosie! と気安くよびかけさせてもらっている−今朝です。
今日をさること一日前には”サークル通信”など発刊の作業場で、同一時刻場所、偶然にわたくしめも協議会の事務処理などいたしておりました次第で、冒頭の気安さにつながったわけでございます−−。悪しからず。
あらためて、こんにちは。2006年初めての掲示板ご訪問ですか。

タイトルの「All Right "OK" You Win」というのは、1955年に出来たナンバーで、カウント・ベイシーとかエラやナンシー・ウィルソン、ペギー・リーなどに名演があるとかで、少しCDを探してみたけど今の所見当たらず。Blues とかの音楽ネタの話題でしたので、ついこんな楽曲が頭に浮かび、書いたわけです。
”通信”楽しみに読ませてもらっていますしBBSご訪問心よりお待ち致してます。1/29、モンゴルは大草原、風に吹かれて−。



1963. Blues is All Right !!! Rosie  2006/01/22 (日) 00:52
今年になって初めてBBSを覗いています。
自称ブルースな女の2006年も、最高のElectric Boogie Band“R.C.O.B”のライブで始まりました!
14日のライブでは、博多が誇るブルースBAR“BB”に映サのMさん、Uさんとその素敵なご子息が来ておられ、「あ〜、地道にブルース普及委員をしていてよかった〜」と思った次第。(このBBSにもそのことが書き込まれてて〜嬉)
酒飲みのハーモニカ吹き、ハリケーンと呼ばれるギターリスト、最高のリズム隊... 嫌なことを全て忘れられる至福のとき〜(大袈裟?)
もし、彼らとの時間を楽しんでいただけたなら... また、ご一緒いたしましょう!!! 
(その前に、私の2006年初映画となる「天上草原」でお会いせねば)

R.C.O.B HP(ライブ情報等が載ってます)
 ↓
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=king_of_boogie




1962. Re: 「ルバイヤート」 唐  2006/01/21 (土) 22:09
あんまりお酒飲んでいると体に「ヤバイジャナート」と思いながら、飲むのも楽しい。
昨日お客さんの創立60周年という記念パティーに行く。料亭の玄関先に行って、多少その豪華さにびびった。室内の豪華さに比べて料理はいまいちでした−−隣の初対面の大阪の会社の相談役という人とお話が出来、まあまあ楽しいお酒になりました。その数日前、家の近くの場末の小さなスナックに行った。ママさんが一人だったので、二人で2時間近く話してしまった。ママさん手作りの小鉢を食べながらお湯割りの焼酎飲みながら−−−そしたら自衛隊の人が来て−−いろんな人と飲むのも楽しい。

雪の降る北海道の小さな場末の小料理屋。高倉健が入って酒を飲む。倍賞智恵子がママさんで−−テレビから八代亜紀の「舟唄」が流れてくる。なんて映画でしたかね。

しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がぽろりと こぼれたら
歌い出すのさ 舟唄を



1960. 背取屋マグリット つづき マグリット  2006/01/21 (土) 13:51
そんなこんなで本日もまた処分の準備をしているとこんな本がありました。
「雨ハ降ルケド、オ前ハナクナ」 山中麻弓著 筑摩書房
最初の短編のタイトルが「ホテルカリフォルニア」。
ああ、イーグルスの名曲でありますね。作者はその歌詞を引用しております。
“ようこそホテルカリフォルニアへ。ここでは何でもできるし何でもあるけれど、あんたは永遠にこのホテルから出ることはできない”
もうすぐBO西陣の棚に並びます。Mさん、立ち読みしてください。

春声@さんのおかげで“ルバイヤート”という文字が眼につくようになりました。これもたったいま偶然に見つけだした一節です。
“この永遠の旅路を人はただ歩み去るばかり
帰ってきて謎を明かしてくれる人はいない。
気をつけてこのはたごやに忘れ物をするな、
出て行ったが最後二度と再び帰っては来れない。”
「ちくま哲学の森 5  自然と人生」の冒頭にありました。

ホテルカリフォルニアの歌詞と言い、このルバイヤートの一節といい、偶然にしてはなんか出来過ぎのような気もしますが・・・しかもどちらも筑摩書房・・・

みなさん「忘れ物」には十分気をつけましょう。



1959. 背取屋マグリット マグリット  2006/01/21 (土) 13:49
コックピットMさん
もうしわけない。石牟礼道子はまちがいなくそうであります。「マイブームの魂」と「見仏記」は確証はないですがききおぼえがあるのでたぶんそうかなー、という程度であります。
というのも私、買ってしまった本に対しては一向に興味が湧かぬのであります。ですから処分する時まで黄色い袋に入れっぱなしということもザラにあるわけでして・・・
気がついてみると同じ本が5冊もあった、なんてこともありました。
たまにかごいっぱいに本を棚から抜いていると「一体何を基準に買ってるの?」と言われることがあります。そのとき私はうっかり「モヨウ」と答えたことがありますが、これがあんがい真実で、あらためて自覚した次第であります。
棚をスキャンするとき、以前は「点」や「線」でとっていたのでありますが、現在では棚全体を「面」で採りこみます。そしてそのなかでどこか“ポッ”と光った部分を棚から抜くわけであります。というよりも「気がついたらもう手にとっている」といったほうが正確かもしれない。タイトルや中身はあとからついてくる。これはもう背取師としては達人の境地に至っているのではあるまいか?自分で言うのもなんですが・・・
それもこれも現在のように一つのお店の中に3人も4人も“ご同業”がいたりする状況がまねいた進化論なのかもしれません。
目の前で「ゲーデル・エッシャー・バッハ」をかっさらわれたことがアリマス。100円ですよ。
この世界、高速で棚をスキャンできるヤツが生き残るのであります。さらに身体のキレ。



1957. 「ルバイヤート」 春声@  2006/01/21 (土) 10:43
−解き得ぬ謎−から
生きてこの世を理を知りつくした魂なら、
死してあの世の謎も解けたであろうか。
今おのが身にいて何もわからないお前に、
あした身をはなれて何がわかろうか?

−生きのなやみ−から
今日こそわが青春はめぐってきた!
酒をのもうよ、それがこの身の幸だ。
たとえ苦くても、君、とがめるな。
苦いのが道理、それが自分の命だ。

オマル・ハイヤーム 小川亮作訳



1956. ワンコイン コックピットM  2006/01/21 (土) 09:04
マグリットさん、巡り巡って、あたしんちに、あの日は、「夢却の人」石牟礼道子の世界 河野信子・田部光子「マイブームの魂」みうらじゅん「見仏記」みうらじゅん・いとうせいこう等でした、ひょっとして、マグリットさん流れでは?中でも「マイブームの魂」の「好きな歌謡曲は?」って聞かれたら、ボクは迷わず「京都慕情」渚ゆう子「夏の日の思い出」日野てる子「恋の奴隷」奥村チヨと答えるだろう。と 同感なのだ。



1955. 新オルレアン朝 マグリット  2006/01/21 (土) 03:08
西洋古典音楽にしろベトナムやタイの宮廷音楽にしろわが国の雅楽にしろその高度な洗練を産むにはやはりその時々の権力というパトロンが必要であったようであります。
一方、南北戦争で敗れ、南軍軍楽隊の楽器があちこちに転がっていた南部の街“ニュー・オーリンズ”では、開放された黒人奴隷たちがそれらを拾いあげ、みようみまねで吹奏らし始めた。こちらは帽子の中に投げ込まれる人々のチップにより別の洗練過程を辿ってゆく。
どちらの音楽も人の心を癒すという事実には変わりは無いのでありますね。

“ニュー・オーリンズ”→“ヌーベル・オルレアン”→“新・オルレアン朝”
はて、こうなると“朝”というのがとてもシニカルに響いてくるような・・・



1954. 「風の前奏曲」 くるめいわし  2006/01/20 (金) 23:07
実にいい映画ですね。タイ映画ですが、予想にたがわず
心にしみる作品でした。タイの伝統音楽(楽器)”ラナ
ート”奏者の人生を静かに、淡々と描いているのですが
個人の人生がその国の伝統音楽と密接に結びついている
という設定が説得力があります。
映画も同じですね。日本映画の伝統とは何なんでしょ
うね。そんなことも考えさせる作品です。
上映はシネリーブル博多駅です。



1952. コックピットMさん マグリット  2006/01/20 (金) 02:45
コックピットMさん
「天使はブルースを歌う」、もしゲットされたのがBO西新なのであればそりゃあアタシが売った本だ。しかも読まぬまま。さらに「ザ・ゴールデンカップス・ワンモアタイム」なんて映画が有るなんてことを知らぬまま。前原BOで100円で買って西新BOで10円で売って(たぶん買取価格そのくらいじゃなかろうか?)Mさんがまた100円でゲット。
この“ワンコイン連鎖”はこの国の高度資本主義経済とはちがうベクトルをもつものではありますまいか?

しかし驚きました。いまどき「ゴールデンカップス」なんて問題にするのは私だけかと思っていたのであります。1990年代発行のその本を発見したとき、どこぞのマニアの自費出版かと思ったのであります。ところがどっこい映画まで。いやいやナイスであります。

最初、ルイズルイス加部のベースを聴いた時にはブッ飛びましたね。いまでこそ“MR BIG”のビリー・シーンなんてマッド・ベーシストがおりますが当時としては飛び過ぎていた。しかもみんなカッコ良かった。

こんどその本貸してください。



1950. 天使はブルースを歌う コックピットM  2006/01/18 (水) 22:08
横浜アウトサイド・ストーリーが副題の「天使はブルースを歌う」山崎洋子を入手、
目次に、「ストーミー・マンデー」のエディ潘、 ゴールデン・カップス伝説、はい、これま〜でよ〜ぉ、ついこの間、TVで見た映画「ザ・ゴールデン・カップス・ワンモアタイム」(2004)の事なのだ。”ひとり飲む酒悲しくて 映るグラスはブルースの色 たとえばブルースなんか聴きたい夜は 横浜ホンキートンク・ブルース”てな具合でビデオ共楽しんだ



1948. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-6 春声@  2006/01/18 (水) 17:26
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -6
その6−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

ジュリアン・デュヴィヴィエ:引用作品『地の果を行く』
『望郷』『埋もれた青春』『自殺への契約書』『にんじん』
『我等の仲間』『舞踏会の手帖』『陽気なドン・カミロ』
−戦前から戦後へ− 
”39年(昭和14年)といえば、日中戦争が泥沼のように続き(中略)2年後に開始される太平洋戦争へむけて戦時色が急激に強まっていった年である。(略)私は中学生の頃、外国映画専門の名画座で、父と一緒に『望郷』(37年仏)を観た。”
”(『望郷』や『地の果を行く』の)ラストシーンへの父の愛着は、おそらく体験的なものであろう。”
”『自殺への契約書』は対独レジスタンス組織の同志たちが、15年の歳月を隔てて(中略)裏切り者を探し出そうとする物語である。ダニエル・ダリューが演じるマリーにおける、真相糾明への決然たる意志貫徹の見事さ。”
”どんどん風化していくかに見える戦後をどう生きるか。(略)すでに戦争の記憶を忘却してしまったもの、あるいは忘却したふりをしているものたちへは、ただひとくれの侮蔑をくれてやるだけで充分であろう。”笠井氏

○おびただしい反戦映画が作られ、たくさん観ることが出来ました。太平洋戦争敗戦以来まがりなりに平和な時代があったため
でしょう。<また再びの道>はなんといってもいやです。
『自殺への契約書』を除いて他は観ることが出来ている春声@。

ジャン・リュック・ゴダール:引用作品『新ドイツ零年』−現在形の記憶− この映画多分観ていないのではないか(春声@)
”すべての記憶は現在形である。死者もまた現在を生きている。だから、私たちは、現在のただなかにみずからの身体のすべてを
さらせ、と。”笠井氏

○笠井さんの最後の文章、第2段目が春声@には少し解りにくいのですが、記憶が現在の事象がもたらす結果たるのは自明ですから、”身体をさらし”苦い誤った記憶を払拭しよりよい現在とその先を実現すべく努めるべきだと思います。どうも私は実行できてはいないでしょうが−−。J・L・ゴダール作品は『気狂いピエロ』以外、おそろしく難解で敬遠気味です。



1946. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-5 春声@  2006/01/18 (水) 11:10
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社刊 -5
その5−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

ジョエル・セリア:引用作品『小さな悪の華』70仏 ”みずからの意志で悪を犯し、死へと向かう(15歳の)アンヌとロールは、悪という観念への殉教者である。少女たちの悪は、負の倫理として屹立さえする。悪というこのテーマを明晰に描き切ったこの映画は、私にとって生涯わすれられない作品となった。”笠井氏

○103mins.撮影:マルセル・コンベ 音楽:ドミニク・ネイ 
出演:ジャンヌ・グーピル カトリーヌ・ワグナー ベルナール・デラン
ヨーロッパ上映禁止作品が日本で上映され、笠井さんは観賞しパンフレットまで所有されているとは立派なものだと思います。
ぴあシネマクラブにも紹介が載っていました。メディア類はないようです。生涯忘れられぬ映画というのがファンそれぞれに
あるようで、春声@にもあります。年度、国不明の『ルードヴィッヒ2世のためのレクイエム』と『緑の壁』ペルー69年
アルマンド・ロブレス・ゴドイ監督(他『砂のミラージュ』有)が、その2本です。いずれも資料を所有していませんが観た時の状況だけは脳裏にやきついている不思議さです。

クロード・ランズマン:引用作品『ショア』85年 
”ランズマンは、強制収容所と虐殺にかんする大量の証言を時系列で追わず、さまざまな証言や場所の映像を複雑に組み合わせ、
再編集して観るものに提示した。””−ランズマンがなぜどのようにして(略)製作しえたかといえば(略)イスラエルの国家的な協力を見落とすわけにはいかないだろう。(中略)『ショア』の置かれた構図は、謎解きとしても興味深い。”笠井氏

○9時間30分の記録映画。何回かに分けて観ることを考えてはいますが未だ春声@未見です。すごく努力が必要でしょうねえ。



1944. レトリカ マグリット  2006/01/18 (水) 02:16
あらなつかし、「ディラン」に「サガン」。
かたやフォークのシンガー・ソングライター。こなた裕福家庭のお嬢さま作家。
かたやプロテストの、こなたフレンチ・スノビズムの修辞法。
ディランが“どれだけ大砲の弾が・・・”なんて歌っているそばでサガンは“たいくつだわ”なんてあくびをしていた(わけではないのかもしれないけれどなんかそんなイメージ)。
どちらも当時大流行しましたね。かくいうわたしもその例にもれず、彼らのレトリックにハマッたくちであります。しかも節操の無いことに同時期。さらにこまったことに私としてはディランより、ブラームスでなくとも「エリントンでもガーシュインでもよかった〈コックピットMさんの書き込みではじめて知ったのですが〉」アルコホリックなサガンのほうが好きなのでした。

ちなみに、ボブ・ディランは2003年に「ボブ・ディランの頭のなか」という映画を作っているようです。



1940. Re: 宣伝 管理人  2006/01/17 (火) 13:23
宣伝のためのサイトの登録ありがとうございます。改めて、HPの宣伝活動をしていなかったことに気づきました。



1938. 陽のあたる場所 コックピットM  2006/01/17 (火) 08:24
シェリー・ウィンタースが、逝った。エリザベス・ティラー、モンティ・クリフト、との「陽のあたる場所」が有名だが、あの「ポセイドン・アドベンチャー」の、昔の水泳選手巨体おばあちゃんが、忘れられない。合掌



1937. 宣伝 風水  2006/01/17 (火) 01:41
ふっと思って宣伝しようかなと思ってここの公式サイトを登録してみてまだ認可されてないけどよっかたでしょうか。無料で気楽にできるのでふっとしてしまったような・・・。
http://www.emachi-town.com/40/

問題であれば削除しますが。してしまってから動揺している。



1936. オマル・ハイヤームのルバイヤート コックピットM  2006/01/16 (月) 23:33
春声@さま、早速の、解答ありがとうございます。全く知りませんでした、本を、お持ちなら、貸して下さい。茨木のり子の四行詩を”酒を忘憂物と名づけたのは
いつのころの どんなひと
わが憂いは深くして 忘れさるすべもない
火酒(ウォッカ)であれ 老酒(ラオチュー)であれ マッコルリであれ”



1934. Re: 「スタンドアップ」!! 春声@  2006/01/16 (月) 21:27
『スタンドアップ』NORTH COUNTRY アメリカ 2005 124mins.
監督: ニキ・カーロ 原作: クララ・ビンガム ローラ・リーディー・ガンスラー 「集団訴訟」
出演: シャーリーズ・セロン フランシス・マクドーマンド ショーン・ビーン シシー・スペイセク 
2006-01-16 福岡中洲太洋にて観賞。
全米で最初にセクシャルハラスメント訴訟に勝った実在の女性をモデルにした原作がありさらに映画化。主演は『モンスター』のアカデミー主演女優賞受賞者シャーリーズ・セロン。
監督は『クジラの島の少女』のニキ・カーロ。
2人の子どもを持つシングルマザーが、北ミネソタの“男の職場”−石炭の鉱山で現場労働を始める。同僚の男性労働者からは冷たい視線ばかりか、露骨で悪質な嫌がらせの連続。ついに弁護士の協力で法廷闘争に持ち込むが、孤立無援−−。
こんな映画でした。くるめいわしさん情報有難うございました。

ボブ・ディランの新曲”Tell ‘Ol Bill”の他、”Lay Lady Lay” “Do Right To Me Baby””Sweetheart Like You”これらが流れる時にはセリフなどもほとんど入っていません。

アメリカ映画を乱暴に2大別して、人間臭さがあまり感じられない無機質で大仕掛けの大作(SFなども含め)と、ここに感想を書いているカントリーっぽいというか人間味が溢れた映画もあるように思う。後者の例をあげれば、『ザ・リバー』や『歌え!ロレッタ・愛のために』などを思いつく。その人間像がいい。
『スタンドアップ』のシャーリーズ・セロンが、ひと頃のジェーン・フォンダをイメージさせる怜悧なマスク。女性監督ニキ・カーロとナイスに意気投合してのコラボレーションだそうです。



1931. Re: 食卓に珈琲の匂い流れ 春声@  2006/01/16 (月) 10:07
「ルバイヤート」オマル・ハイヤーム 岩波文庫赤783−1
過去を思わず未来を怖れず、ただ「この一瞬を愉しめ」と哲学的刹那主義を強調し、生きることの嗟嘆や懐疑、苦悶、望み、憧れを、平明な言葉・流麗な文体で歌った四行詩の数々。11世紀ペルシャの科学者オマル・ハイヤームのこれらの詩は、形式の簡潔な美しさと内容の豊かさからペルシャ詩の最も美しい作品として広く愛読されている。←2001年の目録で\400。



1930. ブラームスはお好き コックピットM  2006/01/16 (月) 09:36
懐かしい映画が、掲示板に「バニシング・ポイント」と「さよならをもう一度」以前「グッバイ・アゲイン」で書き込みを、サガンの原作は「ブラームスはお好き」しかしサガンは原作の表題を、「ガーシュインはお好き」あるいは「デューク・エリントンはいかが」と変えても良い、語ったそうです。10吋の「サウンド・トラック」レコードの裏の、案内より。映画より、音楽が、印象に残ってます。



1928. “I Know Who I am” マグリット  2006/01/16 (月) 02:13
おや?春風@さん、“エンゼルハート”のシャーロット・ランプリングでしょうか?
もしそうであれば場所はやはりディープ・サウス。
私はこの映画大好きです。でもシャーロット・ランプリングよりも“エピファニー”役のリサ・ボネーのほうがイイです。とても美しい。

本当の自分を知ることはとても怖いのであります。

と、逃げてばかりはいられないのが、くるめいわしさんご推薦の「スタンドアップ」という映画であるような。

ボブ・マーリーも歌っておりましたね。
“Get Up, Stand Up”・・・ウーム! 
レゲエのリズムだとこの私ですら“立ち上がれ”そうな気がしてくるのであります。

もう、寝よう・・・



1927. 食卓に珈琲の匂い流れ コックピットM  2006/01/16 (月) 00:40
珈琲一杯にも満たない銀貨で
茨木のり子の詩集「食卓に珈琲の匂い流れ」を買う このくだりは詩集の中の一節を引用それは、四行詩の一つ”珈琲一杯にも満たない銀貨で
オマル・ハイヤームのルバイヤートを買う
オマルとはまたなんという名前
全篇殆ど酒の詩(うた)なぜかなつかしいペルシャの古歌”
この「オマル・ハイヤームのルバイヤート」とは?ご存知の方、教え下さい。



1926. 「スタンドアップ」!! くるめいわし  2006/01/15 (日) 20:13
中洲大洋で上映中の「スタンドアップ」、とにかく見てください。
他に言うことはありません。
監督は「くじらの島の少女」のニキ・カーロ。
この映画をみて「地の塩」というアメリカ映画を思い出しました。



1925. 『さよならをもう一度』 春声@  2006/01/15 (日) 19:55
今しがたまでブラームスの交響曲第3番がFMから聴こえていました。映画に出てきたブラームスとしても有名な曲。
アンソニー・パーキンスがフラれて雨の中を一人立ちつくす場面なんかがあるそうで、ブラームスの交響曲第3番、第3楽章、第4楽章が使われている。モンタン、バーグマン共演の61年アメリカ映画 アナトール・リトバク監督作品。原作はフランソワーズ・サガン、彼女はそういえば昨年あたり亡くなったのではなかったでしょうか、そんな訃報記事を読んだ気がします。
どうもこの映画を観たような記憶がありません。



1924. 『イン・ハー・シューズ』はアメリカ映画 春声@  2006/01/15 (日) 17:09
前掲発言に訂正です。『イン・ハー・シューズ』なにを間違えたか言語をスペイン語としましたが、製作もアメリカ、スタッフ・キャストもアメリカです。カーティス・ハンソン監督、
主演:キャメロン・ディアス トニ・コレット 
シャーリー・マクレーン。お詫びして訂正します。



1923. クラシック1本&近作再映外国映画上映 春声@  2006/01/15 (日) 17:00
netをブラウズしていて、上映情報に気がつきました。
3本とも未見でして、観に行ければいいなと−−。

◎『イタリア麦の帽子』1927年 仏 ルネ・クレール監督  
福岡市総合図書館ミニシアター(無料)
1月21日(土)13:30〜14:43 1月26日(木)13:30〜14:43
↑結婚式当日、風に飛ばされた帽子を追う奇想天外な花婿、メカニックな動きの連鎖。サイレント 喜劇 

◎『イン・ハー・シューズ』IN HER SHOES
福岡天神 Solaria Cinema (再映)
1月24日(火)〜2月6日(月)10:10/13:00/
15:50/18:35〜20:56終
※レイト21:15〜23:36終 (レイト=日・祝日は休映)
↑言語はスペイン語です。

◎『親切なクムジャさん』SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE 
:福岡天神Solaria Cinema (再映)
2月7日(火)〜2月16日(木)
上映時間は直接劇場まで問い合わせ要。
↑韓国映画です。英語タイトル-Lady Vengeance 怖そうだな!!




1922. Re: ブルース・ナイト 春声@  2006/01/15 (日) 13:43
"映画のタイトルは“ヴァニシング・ポイント”。アジアの片隅のライブハウスで妙な映画を思い出してしまった夜でありました。"

マグリットさんがブルースのライブを聴いている時に思い出した
映画−−下記『バニシング・ポイント』ならば−
なんの、なんの、決して<妙な>映画ではありませぬ。

『バニシング・ポイント』Vanishing Point 1971年アメリカ
リチャード・サラフィアン監督 音楽:ジミー・ブラウン
出演:バリー・ニューマン クリーボン・リットル
ディーン・ジャガー ヴィクトリア・メドリン
デンバーからシスコまでの車の陸送を仕事でやる男。限られた時間、執拗な警官の追跡、時速200km。行く手を遮るバリケード。
71年キネ旬ベスト第5位。同じ年第9位に『ファイブ・イージー・ピーセス』。前年に『イージー・ライダー』が出た70年代初頭−永遠のアメリカの1本です。ぴあシネマクラブ96には出演俳優にC・ランプリングと書かれているが、これは???。









1921. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-4 春声@  2006/01/15 (日) 12:27
その4−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

成瀬巳喜男:−接近と離反−引用作品58年以降『鰯雲』『夜の流れ』『女の中にいる他人』『コタンの口笛』『娘・妻・母』
『妻として女として』『女が階段を上る時』『秋立ちぬ』『女の座』『放浪記』『乱れる』『ひき逃げ』『乱れ雲』
”−『乱れる』や『女の中にいる他人』における白と黒の作りだす、観るものを陶然とさせるほどの美しさは、物語の進展を遙か
超えて記憶の深部に焼きつき、モノクロ映画の極点をなす。その成瀬が、67年に撮ったのが、カラー=ワイドスクリーンの『乱れ雲』である。””−観るものは悲恋を観た時の喪失感をほとんど感じない。むしろ逆に、ある種の充実した思いで観終えることができるだろう。その理由は何よりも、作品が絶えず接近と離反という二重のベクトルをもつ運動を生み出しているせいである。(後略)”笠井氏 

○この著書では『乱れ雲』を正面に据えての論が展開されています。精細な説で、1回ビデオで観ただけの自分は驚きを覚えます。<よかった、面白かった>の印象程度で片付ける能力しかありませんので。この映画の司葉子を大スクリーンで観たくなります。

山中貞雄:引用作品『人情紙風船』『丹下左膳・百萬両の壷』『河内山宗俊』←3本自主上映等で観賞出来ています(春声@)
笠井氏は『人情紙風船』をひいて−−
”ここには、戦争に傾斜していく当時の日本の状況がきちんと描かれている。(中略)−32年に22歳で監督になり、38年には中国で戦病死してしまう山中のような作家の場合、作品と状況との関連性は一般に考えられている以上に色濃いのではないか。『河内山宗俊』では”下水道での立ち回りの素晴らしさを見るにつけ、私の胸のうちにはもうひとつの切ない思いがわいてくる。初期の山中作品を観たいという強い欲望である。⇒『磯の源太・抱寝の長脇差』。−フィルムはすべて失われて見るすべはない。”
”映画とは暗闇の中で生起する光の集合体であり、映像の断片的な連続であり、そこに現実など存在しない。映画とは本質的に幻を体現したものなのだ。”笠井氏

○『人情紙風船』に抒情性をものすごく感じる春声@です。ゆらゆらと揺れ動く紙風船にやりきれなさと絶望とを感じています。



1920. ブルース・ナイト マグリット  2006/01/15 (日) 12:12
昨晩はRosieさん発、コックピットMさん経由でのブルース・ナイト。
RCOBライブ。ここのところティーンエイジャーのライブばかり行っているので、さすがと思わせるおとなの演奏に出会えて感動いたしました。
森下氏のブルースハープが流れた瞬間30数年前に観た映画のワンシーンが突然蘇ってきたのであります。

アメリカ南部、田舎町の渇いたストリートを盲導犬に引かれた黒人の男が歩いてくるのでありますが、そのシーンのバックに流れていたのがアコースティック・ギターのスローなブルースであったような・・・
男はローカルFM局の盲目のDJ、その名も“スーパー・ソウル”。
“聴いてるかい?コワルスキー、おれたちゃあんたの見方だぜ。”
とスーパー・ソウルはラジオで語りかけます。
“コワルスキー”とは孤独な逃走者、映画の主人公であります。
映画のタイトルは“ヴァニシング・ポイント”。

アジアの片隅のライブハウスで妙な映画を思い出してしまった夜でありました。
ベーシストの高橋ゲタ夫を少しスマートにしたような“ハリケーン湯川”氏のギターがカッコよかった。
“チェッキングオン・マイベイビー”(ストーカーの唄だそうで・・・あっは!)




1918. モンゴルからさわやかに 春声@  2006/01/14 (土) 14:30
福岡市総合図書館映像ホール・シネラにて下記モンゴル映画特集
■『新文字先生』Asia Focus 2---
1月19日(木)14:00 1月21日(土)14:00
1998年/ビデオ/カラー/109分 監督:B.バダルオーガン
出演:B.ガルディ、D.フルレー
■ 『山の蒼い影』Asia Focus 2002
1月20日(金)14:00 1月22日(日)11:00
2000年/ビデオ/カラー/80分 監督:B.バダルオーガン   
■『ゴビの聖者』Asia Focus2--- 
1月18日(水)14:00 1月21日(土)11:00
1998年/35ミリ/カラー/106分 監督:I.ニャムガワー
■『愛のさだめ』Asia Focus2000 
1月19日(木)19:00 1月21日(土)17:00
2000年/35ミリ/カラー/77分 監督:J.ビンデル
■『心の言葉』Asia Focus2003
1月20日(金)19:00 1月22日(日)14:00
2001年/ビデオ/カラー/96分 監督:O.バトウルズィ
以上はいずれもAsiaFocus福岡映画祭に近年登場。『新文字先生』と『山の蒼い影』のB.バダルオーガン監督は映画発表後2000年に心臓発作で亡くなっています。
『新文字先生』は大変面白い映画だと思いました。
月末1月29日(日)には福岡映画サークル協議会と福岡日中文化センターとの共催自主上映にて『天上草原』2002年 113mins. マイ・リース サイフ共同監督 製作:中国 も。奇しくもこの映画の監督サイフさんも昨年9月肺ガンで病没されています。

昨日KBC1にて『天空の草原のナンサ』2005年 ビャン・バスレン・ダバー監督(『らくだの涙』)製作:ドイツ を観賞。
拡がる大草原、羊の群れ、ゲルという大テント、そして家族5人の生活。可愛いブチ犬、二人の幼い少女、弟−そんな様子が可愛らしかったです。評論家佐藤忠男氏が「いま、世界でいちばん、こういう、さわやかとつつましさの結晶のような映画を作りつづけているのはモンゴルです。」とチラシで述べていました。

折りしも夜は映画サークルの数人が”モンゴル料理を食する会”に集ったとか−−。



1916. 訂正です。 春声@  2006/01/14 (土) 11:04
『月光の囁き』△『どこまでも行こう』『ギブス』『カナリア』『害虫』 △を除き未見。←前1915発言の訂正です。
前1908発言中−村川透って”処刑シリーズ”の監督−−誤。
村川透って”遊戯シリーズ”の監督−−に訂正。お詫びします。



1915. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-3 春声@  2006/01/14 (土) 10:59
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫著 饗文社 
その3−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。

塩田明彦:−断絶と運動と−引用作品△『月光の囁き』『どこまでも行こう』『ギブス』『カナリア』『害虫』 △を除き未見。
”『月光の囁き』のモチーフは、好きな男とのあいだに絶望的な断層を見てしまった少女が、それからどのように変化していくか
というところにある。””『カナリア』”(前部分省略)この作品が描いているのは(中略)元信者−−”笠井氏。

○感想を書こうと『カナリア』をビデオレンタルに行ったが在庫なし。世を騒がせた新興宗教の人たちがテーマらしい。
『月光の囁き』は在庫していたが、笠井氏の文章を読むと、私には登場人物の設定が少なからず”ひかざるを得なくて”今回遠慮しました。観賞済はしたがって『どこまでも行こう』だけ。今後気をつけていこうと思っています。

三隈研次:−まばゆく、深い闇−引用作品『斬る』『銭形平次捕物控・美人鮫』『剣』『剣鬼』『新撰組始末記』『座頭市血笑旅』『大菩薩峠』『釈迦』『子連れ狼』シリーズ
”三隈の撮る作品の多くは、自己の不幸な宿命とたたかい、敗れていくプロセスを隙のない映像で描き出したものである。(中略)映画作家としての営為が、己自身において存在の根源と向き合う情念の表出と重なり合っているのかもしれない。”笠井氏

○引用作品中観賞しているのは春声@は殆ど無し。よってビデオテープで『斬る』を観た。笠井さんの詳細な『斬る』の映像に
ついての文章に惹かれたからです。この作品は原作が柴田錬三郎。脚本:新藤兼人。市川雷蔵、藤村志保。主人公の生き方と3人の女性の<死に方>への重ねあわせを私は面白く感じました。当時の大映時代劇って丁寧な作り方をしています。市川雷蔵の虚無的なキャラクターは翌年からの眠狂四郎シリーズに受け継がれていったよし。『眠狂四郎無頼剣』等1〜2年前雷蔵祭で観たような気もします。




1913. サガワ・キュビズム マグリット  2006/01/14 (土) 01:36
例のヨコシマのユニフォームをピカソばりのキュビズムで描くと・・・
うう、どうもイケナイ。
春声@さんのパワフルな書き込みを拝見しながら眠ることにしよう。
明日はお仕事です・・・・




1912. 歌劇「トロイ人」 コックピットM  2006/01/14 (土) 01:24
夜な夜な、酔いちくれて、帰宅、BSでは、荘厳なオペラ「トロイ人」ベルリオーズ作曲を、なんと濃密な、贅沢な、映像なのでしょうか?それに、つけてもオッパイの、ふくよかさヨ!おやすみなさい。



1911. 皆様ご要望のサイト 風水  2006/01/14 (土) 00:30
今晩は。本日はお世話になりました。とってもおいしい馬乳酒でした。ところでサイトのご紹介です。
まず無料電話 http://www.skype.com/intl/ja/
無料プロバイダー http://www.shes.net/
日仏学館 http://ifj-kyushu.org/modules.php?op=modload&name=News&file=index&catid=&topic=6

冬季講座表をクリックして見てみてください。日程値段がでます。とてもいい講義です。
仏映画史の先生お勧めタチ監督サイトです。フランス国旗をクリックしたらビルが出てきますので右のビルの3階にクリックしてください。いい感じの音楽が勿論無料で聴けますよ。癒されます。とっても。http://www.tativille.com/



1908. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-2 春声@  2006/01/12 (木) 12:21
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫著 饗文社 
その2−失礼ですが少しだけ原文を引かせて頂き、各映画や監督についての一言感想をのべさせてもらいます。
村川透:引用作品『白い指の戯れ』『処刑遊戯』”どちらの作品においても村川透は、登場人物の感情をなぞるのではなく、皮膚や筋肉の震えとしか言いえない感性の動きを描く。”−笠井氏。

○72年、神代辰巳の『一条さゆり 濡れた欲情』と村川透の『白い指の戯れ』があいついでキネ旬ベストテンに登場、2作に出演の伊佐山ひろ子が福岡出身ということもあってこれは観ておこうと思い、日活映劇に出かけました。村川透って”処刑シリーズ”
の監督なんですね。最近、松田優作ファンの大学の先生が公開講座で『処刑遊戯』中、彼の<疾走する>様を熱心に語ってありました。

増村保造:引用作品『刺青』『セックスチェック/第二の性』『積木の箱』『盲獣』『でんきくらげ』いずれも未見(春声@)
”おそらく増村は、映画を美の表現媒体だとは考えない。定めたテーマにしたがって俳優たちに演技をつけ、いいたいことをいい切ればそれで彼の作品は完結する。”−笠井氏。

○増村保造作品観賞は自分は文芸ものが多いことに気づきます。
『巨人と玩具』『卍』『陸軍中野学校』『華岡青洲の妻』『大地の子守歌』『曽根崎心中』。評伝では相当の無頼派映画監督だったと読んだ記憶があります。福岡の映像ホールでも未だに特集上映なども。長く観賞機会のなかった『陸軍中野学校』と27年前、福岡映画サークル例会の『大地の子守歌』が春声@のベスト。

田中登:引用作品『牝猫たちの夜』『夜汽車の女』『好色五人女』『まる秘 色情めす市場』『実録・阿部定』『責める』
いずれも未見(春声@)
”(『好色五人女』や『夜汽車の女』を説きながら)田中登が性を描くときその背後にはつねに死の影がつきまとっている。”
”(『まる秘 色情めす市場』の節で)いかなる望みも捨て、いかなる幻想をいだくことも拒絶しつつ、孤絶を意志したまま
この世に生きつづけること。そうした生き方は果たして可能なのか。”−笠井氏。

○田中登観賞作は『人妻集団暴行致死事件』『天使のはらわた 名美』だけ。これを3番館終焉の時期、福岡でピックアップ出来た時は<すごいものを観た>と衝撃。自分が勉強不足なので脚本家の田中陽造と監督の田中登とがごっちゃになる傾向が。




1906. 読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫-1 春声@  2006/01/11 (水) 18:31
読書感想文「映画の歓び」笠井嗣夫 饗文社
失礼ですが少し原文を引かせて頂き一言感想○印をのべさせてもらいます。

鈴木清順:引用作品『陽炎座』『ツィゴイネルワイゼン』『東京流れ者』『夢二』左記の他『けんかえれじぃ』の5本程観賞(春声@)『殺しの烙印』『ピストルオペラ』『河内カルメン』『オペレッタ狸御殿』『カポネ大いに泣く』←未見(春声@)
”鈴木清順のすごさは、スクリーン上のイメージがどこまでいっても本物にはなりえないことを逆手にとって、まがいものそのものの美を作り出していったことだ”−笠井氏。

○我細々たるアンテナを通じて80年頃、身体全体でそのすごさを感じることが出来た観賞者(私)は幸福でした。

若松孝二:引用作品『情事の履歴書』『胎児が密漁する時』『犯された白衣』『日本暴行暗黒史』『天使の恍惚』
”60年代中頃のいわゆるピンク映画(中略)−この種の作品から受ける印象に明るさはまったくない。(中略)−
なぜこの種の映画を観にしばしば足を運んだのだろう。やはり、あの暗がりには、私の感性を慰撫する何ものかがあったのだ。”−笠井氏。

○上記作品群の殆ど、上映されていることすら意識せず、敬遠しまくりました。若松作品ではなかったかもしれませんが似たような題名の映画を1本見て”汚く”感じてしまいました−−。
後期の若松孝二作品『水のないプール』『われに撃つ用意あり』『寝盗とられ宗助』の3本は面白かったです。

相米慎二:引用作品『台風クラブ』『ラブホテル』未見(春声@)
”(『台風クラブ』『ラブホテル』での雨のシーンを説いて)男と女にも雨は同じように降る。(中略)それは私たちの生理の深奥と共鳴し終りのないように思える日常から何かを覚醒させる。大切なのはこの感覚を日常へどう繋ぎとめ以前とは少しだけちがう生をどのように生きていくかということだ。”−笠井氏。

○『魚影の群れ』福岡映画サークル例会観賞。自分が観ていたと少し毛色が変わった日本映画だと感じた。魚の場面が印象に。『夏の庭』文学賞受賞作品ということで観に行った事、子どもが出ていたことのみ記憶。
『あ、春』は相米監督とは意識せずに観た。面白く感じました。
最近亡くなった映画監督ですね、新聞に追悼文が出ました。
そういえば一般の方の”相米監督の『風花』を是非例会にとりあげてくれ”という要望を読んだ事があります。観たいと思いましたが上映終了で未見に終わっています。



1902. 佐川急便 コックピットM  2006/01/11 (水) 08:26
マグリットさん、ヤマザキさんの制服談義、大変面白く、佐川急便には、笑えました。こちら福岡では、真冬の今でも、半袖のTシャツで、街を、駆けずり回って、いる様子ですが、北の方でも、そうなのでしょうか?そういえば、元日の社会人駅伝では、佐川急便チームも、走っていましたね。



1901. 使用禁止 マグリット  2006/01/11 (水) 02:43
ヤマザキさん
「使用禁止の身体」という言葉自体は大塚英志のものです。
上野千鶴子さんの著書「発情装置」によれば以下の通りです。
[『少女民俗学』の著者、大塚英志さんの明快な定義によれば「少女」とは「使用禁止の身体」の持ち主のことです。つまり第二次性徴によって生理的にはすでに性的成熟に達していながら、社会的・文化的にその身体の使用を禁止されている存在、のことをさします。]

現代の日本ではその社会的・文化的なる「禁止」がゆるくなってきております。でもまあ少なくともお仕事中や授業中はガマンしましょうね、と言った程度でしょうか。

電気資材の倉庫で倉庫番をやっていたことがありますが、○電工のお兄ちゃんが腰の工具ベルトから“からすぐち”を引き抜きクルクルとあざやかな“ガンプレイ”をみせてくれたことがあります。ジュリアーノ・ジェンマに似た奴だった。なるほど人妻はこういうのにヨワいのでありますね。勤務中の電工屋も人妻もとりあえずは“使用禁止”であります。

なんだか映画の“マッシュ”がみたくなってきたのであります。
みなさん、魅力的でありましたね。



1900. 読書感想 清張初文庫化作品集1「失踪」 春声@  2006/01/10 (火) 23:09
2006年明け(年期もあけ)おめでとうございます←こちらの話。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

松本清張初文庫化作品集1「失踪」双葉文庫
「草」「失踪」「二冊の同じ本」「詩と電話」の4編。
「草」どうしてこういう標題になっているのか、この感想文を書きながら始めて気がついた。主なテーマは病院長と看護婦長失踪事件。患者が二人、付添婦が他の主要な人物。麻薬が関係しているからか、成る程。少々アンフェアだと思われるトリックあり。
もっともこれは探偵小説の世界では公然と認められたもの。
「失踪」理屈っぽいというか、犯罪及び捜査の事細かな法律事項などが細かに書き込まれている分、一層そんなことを感じた。
「二冊の同じ本」この文庫中、一番面白かった。犯罪事件そのものより、調べ始めるきっかけ、発端をなしたのが”同じ2冊の古本があって、そのそれぞれに書き込みがある。しかもその書き込みは各本の異なるページに異なる書き込み”だという奇妙さ。
これは不思議だと思うのが当然。犯罪が陰に隠されているという−そんな清張−社会派推理小説です。
「詩と電話」少々軽め。新聞記者の取材競争に題材をとった。
電話交換手がいた時代もそういえばあった。2006年の現代では、そういう事業所は少ないのでは。1956年(昭和31年)。



1898. ウィスパー・ノット コックピットM  2006/01/10 (火) 22:09
ヤマザキさま、百軒店ですね、入り口付近にクラッシックの純喫茶左に折れて、右から二軒目に、カリーの美味い店が、濡れレーズンが4、5粒のっつてる、ムルギー・カリーが絶品でした。そう、カレーじゃなくて、カリーと、言わせてました。その奥に足を進めると怪しげな店が、並ぶ、百軒店の中心部へ、確かジャズ喫茶がオスカーの他まだ、あった様に記憶します。坂を上りつめて、チョット下った所にデュエットが渋谷まだまだ。



1897. 佐川急便! ヤマザキ・クニノリ [URL]  2006/01/10 (火) 05:50
マグリットさんご指摘の「使用禁止の身体」こそ過激だと思いましたが、佐川急便の制服、というか、あのブルーの縦じまのシャツですよね。思わず吹き出しましたが、たしかにアレに「萌え」るゲイがいないとは限りません。制服の持つ記号性が、わたしたちを挑発してくるのでしょうが、「使用禁止」の大胆さには恐れ入りました。わたしがもうひとつ、ピンク映画で試みたのは、腰に工具をいっぱいぶら下げて、電柱に登っている電気工事人と人妻(だったかな。男のほうは覚えているのに、女のほうは覚えていない)のカラミを、ヘルメットをかぶったままやらせて、配給会社の部長の激怒を買い、1年ぐらい干されたことがあります。わたしには、ヘルメットより、腰の工具類のほうにトキメイタのですが、しかし「使用禁止」って、何に向かって使用するのを禁止されているのかな。「個性」が封印、あるいは密封されたユニフォームに発情することは考えられますが、北朝鮮のマスゲームには、そうした色っぽさをまったく感じません。むしろ強硬な声明を、戦闘的な口調で読み上げるTVの中年女性のアナウンサーの方に、エロを感じます。



1896. 60年代の渋谷 ヤマザキ・クニノリ [URL]  2006/01/10 (火) 05:31
コックピットMさんと、笠井さんのHPのシンクロぶりが、とても頼もしく感じられます。つられて、笠井さんの蔵原惟繕論を読みました。「狂熱の季節」も「憎いあンちくしょう」も観ていませんが、60年代の青春が、鮮やかな言葉で定着されているように思いました。わたしも60年代末に、渋谷をウロウロしていましたが、「デュエット」も「オスカー」も知りません。百軒店にあった店でしょうか? あの辺ではストリップ劇場しか知りませんが、それも学生時代からあったかどうか確信もなく。



1895. 左手に“みすず”、右手に“ダイヤモンド” マグリット  2006/01/10 (火) 02:10
“平穏無事なくらしにめぐまれている者にとっては思い浮かべることさえむつかしいかも知れないが、世の中には、毎朝目がさめるとその目覚めるということが恐ろしくてたまらないひとがあちこちにいる。”
これは、みすず書房、神谷美恵子著作集1 「生きがいについて」のイントロであります。
数年前に買ったきり長いあいだ放っておいた本であります。嗚呼、こんなことが書いてあったのであるなと私は打ちのめされるのであります。決して忘れてはなるまいね。
かく言うわたしの場合も毎朝うつ状態、とくに週の初めは猛烈な鬱に襲われることがおおいのであります。でもそんなことばかりも言っておれないので“ちいさいことにくよくよするな”とかいうダイヤモンド社(我が家にはないのでありますが)ばりのタイトルとコンテンツを思い出すのであります。まあカンフル剤程度なのですがけっこう効きます。

“映画サークル例会の映画”、と“ダーティー・ハリー”私にとってどちらも重要であります。
明日からまた1週間のお勤め。でも今週末はコックピットMさんとブルース・ナイト。
なんとかのりきれそうです。






1892. 制服 マグリット  2006/01/08 (日) 04:21
ヤマザキさんほど過激にはなれないのですが“制服”、なぜかドキドキしますね。スチュワーデス(まだこの呼名でよいのだろうか?)、看護婦(看護師)、女子高生etc・・・
制服がとてもセクシーに感じるのはそれは“使用禁止の身体”を強調するからということになるのでしょうか?こんなことを言うと両サイドから別々の意味で怒られそうな気もしますが、まあ、少なくとも授業中やお仕事中はとりあえず使用禁止。
さらに数の増大が引き起こす“陶酔感”というのもあるのかもしれません。おなじ身体が一より百、百より千と。
同様に女性もあるいはゲイの方々も男性の制服姿に胸をときめかせておられていても不思議はないのですね。これは迂闊でありました。消防士、パイロット、学生服、あるいは佐川急便、なんてことも考えられなくは無い。

私も仕事で制服を着せられるのでありますがそのような熱っぽい視線を浴びたことは一度もナイナ。制服といっても実も蓋も無いどろのような作業着ばかりですが・・・一度だけある公共施設の警備員の制服というのもあるにはあったのだが・・・
人間、やはり、“身体”でありまするね。孫にも衣装というけれどありゃあ虚だ。
さて、明日も寒くなりそうだ。何を着よう?
オレンジ通りのフリマは200円で買ったシープスキンのジャケットにしようか。とても暖かいのであります。



1890. 笠井嗣夫の電脳掲示板 コックピットM  2006/01/07 (土) 23:19
早速、福岡映画サークル協議会と、題した、返信が”電脳掲示板”に、笠井さんの、書き込みが、そこに、成瀬作品「旅役者」の事が、我が福岡の福岡市総合図書館映像ホール・シネラの3月のプログラム成瀬巳喜男映画祭の中に、あるのです。又「夜ごとの夢」サイレント映画弁士・楽団付き上映も有ります。笠井様、ヤマザキ様、3月には、博多方面に、いかがでしょうか。



1889. 狂熱のデュエット コックピットM  2006/01/07 (土) 21:05
笠井嗣夫の映画論に蔵原惟繕の「狂熱の季節」渋谷のジャズ喫茶「デュエット」が舞台の確か、河野典生?原作では、当時喫茶「デュエット」はチェット・ベィカーの甘いボーカルが、よくかかる、ウエスト・コースト系の店と記憶する。渋谷には、「オスカー」が、イースト・コースト系としてあった。リー・モーガンやジョニー・グリフィンが、ギンギンに鳴っていた。「デュエット」はアダルトぽい店で、未成年の俺っちには、チョット



1887. ファイアーマン! ヤマザキ・クニノリ [URL]  2006/01/07 (土) 00:21
そうなのです、マグリットさん。消防士の服はセクシーです。わたしは以前、浜野組の薔薇族映画の企画で、消防士と、彼を愛する男が、消防服で愛し合うシーンを作ったことがありました。役者よりも、監督よりも、そばで見ているわたしが、誰よりも楽しんだシーンでした。火を消す自分の姿を幻視するあまり、つい放火してしまうのも消防士のようですが、鐘を鳴らしながら赤い消防車が走っていくのを目撃すると、つい興奮して駆け出したくなるのは、年を喰った今でも変わりがありません。
 春声さん、コックピットMさん、マグリットさん、笠井さんのHPへの感想、有り難うございました。皆さんの該当箇所をコピーして、掲示板に伝えておきました。



1885. “ダンスしないか?” マグリット  2006/01/06 (金) 01:46
おうちに帰るとテレビジョンでは田村正和と松嶋菜々子が“シャル・ウィ・ダンス?”
どうもそれは古畑任三郎のラストシーンのようでありました。残念、今回も見逃してしまった。
邦画の“Shall We ダンス?”、ビデオで観るにはみたがどうも今一であったような。

レイモンド・カーヴァーに“ダンスしないか?”という短編がありますがこれはおすすめ。
原題は“Why Don’t You Dance?”というらしい。フーン、もう一度タイトルを考えながら読んでみようかと思います。

そういえばビーチ・ボーイズの曲に“Do Y0u Wanna Dance?”なんて歌詞がありましたね。
どうもみんなが踊りたがっているようであります。



1883. 野球選手イチローがドラマに コックピットM  2006/01/04 (水) 21:56
古畑任三郎ファイナル「フェアな殺人者・バッター、ライト、イチロー、ピッチャー、警部補、古畑任三郎」三谷幸喜脚本に、役者として、イチローが、出ている。今シーズンは野球ではなく、役者として、やっていく、つもりなのか?決して松井秀喜には、できないだろう?日本代表は断るは、役者は出来そうじゃない、私の好みが、逆転した。イチローより、松井のファンであったが、このドラマ出演でイチローファンに、変わるのである。



1882. 風のささやき マグリット  2006/01/04 (水) 02:18
昨日、田舎に行って山の中を4時間ほど彷徨ってきました。森の中で聴こえてくるのは鳥の鳴き声と涸れかかった小川のせせらぎと“風のささやき”という自然音のみ。人口の音は一切無しという世界がそこにはありました。植林された杉の林が終わると林道が途切れそこは藪の中。けもの道さえ途切れる世界ではそれまでの思考形態は通用せず匂いとか兆候をたよりに動いたほうが良いように思われました。落ち着いて辺りを見回すと、必ず“道”のかすかな兆候が感じ取れるのであります。そうやって2時間ほどリゾーム的阿弥陀くじのスキゾフレニアな藪漕ぎを楽しみました。その後プイとこの世へ吐き出されみかん畑のみかんを一つ失敬、実においしかったのであります。

コックピットMさん
映画「華麗なる賭け」の音楽はミシェル・ルグラン、主題歌の“風のささやきも”てっきり彼かと思っていたのですが作曲者は“マイケル・ルグラン”という人だそうです。ミシェル・ルグランとなにか関係のあるひとなのでしょうか?グラディ・テイトはちょいと渋め。
マックィーン、なぜあんなにカッコよろしいのか?ただいま研究中であります。
私は着るものに関してはこだわる方ではないのですが、これは欲しい!という1着があります。それはマックィーンが「タワーリング・インフェルノ」の中で着用していた消防服です。前をバキッツ、バキッツ、バキッツと金属の留め金でとめてゆくあのヘビー・デューティー、あのタフネスが脳裏に焼きついております。



1880. 華麗なる賭け コックピットM  2006/01/03 (火) 13:09
箱根駅伝を、昨日、今日と、楽しんでいる。コマーシャル音楽に、気が付いただけでも、「第三の男」「ニューシネマ・パラダイス」「華麗なる賭け」昔の映画音楽が、使われている。とくに「華麗なる賭け」の歌が、良い。映画で使われた、歌手とは、違うようだ、マグリットさんがお気に入りのスティーブ・マックイーンとフェア・ダナウェイ監督ノーマン・ジェイソン、昔グラディ・テイトのボーカルで、レコードを持っていたのだが。



1879. 女系家族 コックピットM  2006/01/02 (月) 23:38
山崎豊子原作シリーズの中で、昨年TVドラマで、評判だった、映画”女系家族”を、面白く見た、それもそのはず、脚本新藤兼人、監督三隅研次、であった。京マチ子、若尾文子、中村雁(?)治郎、田宮二郎、浪花千栄子、面白さを、説明する、すべがわからない。TVドラマを見た人は、見比べると、面白いはず。



1878. あけましておめでとうございます 管理人  2006/01/02 (月) 17:24
今年もよろしくお願い致します。



1868. 時が流れるお城が見える マグリット  2006/01/01 (日) 05:10
あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくおねがいいたします。

ついいましがたお通夜の席から帰り着いたところです。
親戚に不幸があり、唐津の町に行ってきました。
大晦日の夜ということもあって町は深く静かな闇。その闇の中からひとりふたりと同じ顔をした人々があつまってくるのです。ああなつかしいね、といいながら。
時が時だけに“おせち”のおとき。たらふく食ってきました。

帰り道、バックミラーをのぞくと闇の宙空にお城のライトアップ。
数十年前この街にも映画館がありました。ヘイリー・ミルズの「難破船」やクリント・イーストウッドの「マンハッタン無宿」なんか見た覚えがあります。
その映画館のあった場所はいまではコンビニ。
バイクのエクゾースト・ノートを除夜の鐘がわりに海岸線の帰宅ライディング。寒かった。
家に帰り着くと深夜のテレヴィジョンでオレンジレンジが“お願い!セニョリータ”を歌っておりました。

ヤマザキさん
前々から拝見しようと思っていた笠井嗣夫さんのホームページ、コックピットMさんの書き込みもあってやっと拝見いたしました。
あまりの密度の濃さにビックリです。とても興味をひかれる部分が多かったので以後ゆっくりと拝見させていただきます。

そういえば紅白歌合戦見逃してしまったのだけれどいかがでしたのでしょうか?なんでも美川憲一がとてもよかったということですが・・・





1866. 笠井嗣夫の「電脳掲示板」 コックピットM  2005/12/31 (土) 22:35
笠井嗣夫さんの「電脳掲示板」を、覗いていたら、成瀬巳喜男が特集で「乱れ雲」が、好きな人は、ほんとうの成瀬ファンだと、お友達になりたいものだ。



1865. 屹立する発熱と凝視 コックピットM  2005/12/31 (土) 22:04
「叙事詩(エピック)が死んだ日にわたしらは旅に発つ」上野ちづこの俳句である、後の上野千鶴子の、最初で最後の句集「黄金卿」の紹介が、笠井嗣夫のホームページの中の、詩論、”屹立する発熱と凝視”に詳しい、又「狼や見果てぬ夢を追い続け」大道寺将司の紹介も、リンクも又楽しいのだ。ヤマザキさん、ありがとう。



1864. 新宿西口地下道 コックピットM  2005/12/31 (土) 20:54
44、5年以上前の話しである、ジャズ友と、コルトレーンやドルフィーを新宿のジャズ喫茶「きーよ」や「ディグ」で、聴いたり、「ピット・イン」で、山下洋輔トリオの、ライブ聴いた帰り、西口の、京王線に、たどり着くまで、酒好きの、奴と、決まって、西口飲んべい横町で、飲むのが楽しみであった。もつ煮込みの美味い店、鰻のきもを、食わせる店、今も、あるのでしょうか?その後、奴とは、義兄弟に!?!?



1860. スキゾキッズの逃走 マグリット  2005/12/31 (土) 04:03
コックピットMさん
おや、Mさんも“スキゾ”派?少し安心。私の履歴書の職歴欄もとてもにぎやかであります。
それとは逆に“社会的信用”なるものがかぎりなくゼロに近づきつつあるようです。

たしかにわたしのバレリーナも頭に三角の布をかぶっておられました。でも電動のポリッシャーは“特別”な人たちのものでわれわれはさわらせてもらえなかった。社会の下層の(こう言っても良いと思います。まちがっても上層とはいえない。)その中でも最下層で私と“バレリーナ”は息をしていたわけであります。
“こんな日はね・・”と梅雨のとある夜に彼女は言うのです。
“踊りすぎて痛めた足首が疼くの。”

当時の記憶はあの床をみがく洗剤の臭いを纏って甦って来るのであります。



1859. ナイチンゲールかチョングムか コックピットM  2005/12/30 (金) 22:02
いつでも、バレリーナみたいに、大型タワシのごとき、電動掃除機を、操る人が、決まって、いるものです。しかも、決まって、頭にナイチンゲールかチャングムのごとき、三角の布を、つけた女性なのだ。マグリットさん、あなたのバレリーナは、そのような、方では?私も彼女に、電動掃除機の扱いを、教わった口である。



1857. 『パリ・ルーブル博物館の秘密』 春声@  2005/12/30 (金) 00:23
本日深夜2時5分からNHK・BS2で放映される『パリ・ルーブル博物館の秘密』という映画は、実を言うと私(春声@)は『ルーブルの怪人』というフランスの映画と混同して、なんとなく同じ映画だと思っていたのですが−−。題名が違うから当たり前の話ですが、別の映画です。記録映画らしい。常連MMFさんがたしか観てあるんですよね。”ルーブル美術館の裏方の仕事をしている人たちのことを記録した映画で、面白かったですよ”と聞いたような気がします。ですからジュリー・クリスティーは出演していなくても、こちらの”ルーブル”も是非観たいなと考えてはいるんですが、なにせ”映画以外にも準備や段取りがこちらにもあって−芸術的要素皆無なれど−”、シビアに考えまして、残念ながら、今夜はあきらめて、なにかの機会を待つことにします。



1856. 星の数ほど コックピットM  2005/12/30 (金) 00:06
自慢じゃないが、星の数ほど、職と、ゆうか、仕事を、変えたなかで、東京は、銀座のド真ん中の新築ビルの最上階のダダ広い、フロアに、清掃兼夜中の留守番(一週間位)を、した事が、しかも一人である。マグリットさんの、書き込みを読み、当時の事が、鮮やかに、甦るのでありました。俯瞰で眺めるミッドナイト銀座は写真に、留めて、おけばと、悔やまれるのです。
「ジャズが泣く俯瞰銀座のミステリア」



1853. リーヴアイズ マグリット  2005/12/29 (木) 03:12
春声@さん
Claude Levi-Strauss  人類学者。「悲しき熱帯」の著者であります。
LEVI STRAUSS  私が今はいているジーンズのタグにこの文字が。百地のフリマで100円で手に入れました。

“リーヴアイズ”、発音としてはこちらのほうが正解なのかもしれません。
普段、ジーンズは“リー”や“リーバイス”なんて表記をよくみかけますね。
一方の構造主義の立役者は“レヴィ・ストロース”の表記。
“リーバイ・シュトラウス”はドイツ語読みでしょうか?
ちなみにジーンズ・メーカーの創始者と人類学者は無関係。

フォン・ノイマン   数学者です。現在日常的に我々が目にするコンピューターはほとんどが「ノイマン型」コンピューターです。このコンピューターの動作原理を考案した人。
コンピューターといっても所詮は「電子“計算機”」であります。SFのように直観でものを言う、あるいは寝言をいうコンピューターができるとよいですね。

アルゴリズム   “式化”、“一般化”、“コンピューターに仕事をやらせるときのそのやらせ方”などなど。

C言語      プログラミング言語の一つ。やったことないのでよくわかりません。
なにしろ私の知識は30年前のCOBOL言語どまりなもので・・・
現在われわれが使っているパソコンの何千分の一あるいは何万分の一という程度の機能のコンピューターが(漢字もでてこない)体育館と同じ価格である時代の、しかもその大きさたるや一部屋を占領してしまうくらいのしろものである時代の、しかもプログラムの入力方式がまだパンチ・カードであった時代の、しかもキー・ボードを操作する人をオペレーターと呼びその人は白衣を纏いうやうやしくコンソールの前に鎮座ましましておられた時代の夢のようなできごとなのであります。


リゾーム(根茎)  ジル・ドゥールーズ、フェリックス・ガタリあたりが発信源でしょうか?“ツリー”状のすっきりとした存在モデルに対して地下にはびこる“根っこ”のようなぐしゃぐしゃな思考モデル。と私はドゥールーズ/ガタリも読まずにかってに解釈しておりました。ちがっていたらごめんなさい。

以上、ガセネタです。

などとヨタをとばしているすきに唐重郎さんがすっきりとまとめておられました。
エドウィン・・・“江戸が勝つ→ED WIN”
ええっつ!? ですね。そうだったんだ・・・・



1852. 虎や馬 沈む夕陽に 縞模様 春声@  2005/12/28 (水) 23:29
マグリットさん こんにちは。
深夜のビル、もとバレリーナ、これで掌編小説が書けませんか?

英会話(米語会話)のスクールに週一回半年程通ったことがあります、私。先生はアメリカは西海岸出身だったようだ。
「GパンといってもUSでは解らない言いたければリーブアイズ⇒(と聞こえた)と表現しなさい」これがあやふやなままに頭の細胞の片隅を占拠しているらしく消去できない。途中で会話をあきらめた自分の不甲斐なさを他に転嫁しようというわけか、浅ましいぞよ、>自分。
さすがにアメリカ製のジーパンを着用してみようとは思ったことない。アイルランド(?)のスカートみたいなのだったら着用してもいいかなとは−−−。折角ですので、ジーンズのメイカーらしい”それ”のアルファベットの綴りを教えてください。発音も訂正すべきだとわかりましょうから。
お教えついでに(1)”フォン・ノイマン”(2)”リーバイ・シュトラウス”もご教示を。字引ですぐひける”アルゴリズム”=”コンピューター用言語のひとつ”でよろしいか?
”リゾーム”は字引をひきかけて解らず、挫折。
∴(3)リゾームもよろしく。
ついでに”C 言語”とは、どんな言語なんですか?



1850. エドウィン 唐重郎  2005/12/28 (水) 15:17
西部劇や若者の映画では、アメリカ人は、かっこよりシーンズを履いている。エドウィンというジーンズもEDWINって、皮に書かれていて、老舗のアメリカ製の感じがしていたが、驚いたことに日本の会社のジーンズらしい。江戸が勝つ ED WIN アメリカ製に負けない製品ということらしい。こんな語呂合わせもエードって感じですかね。



1847. “夕陽が沈むのをみるのは嫌だ” マグリット  2005/12/28 (水) 02:36
私、かってビルの清掃の仕事をしていたことがあります。巨大なオフィスビルです。毎日毎日、夕方から深夜まで。季節によってはちょうど夕陽が沈む時刻、人々が仕事から解放されるのと入れ違いに私は鎖につながれに行くのであります。そして各“セル”をお掃除。
相棒のおばさんはもとバレリーナ。でもたぶんそれはウソだったと思う。来る日も来る日もだれもいなくなった深夜のビルの壁にもたれながら彼女の独白を聴きかされていたのであります。当時のビルの谷間に落ちる夕陽はトラウマ。
それとは対照的な雑居ビルの清掃にスポットで行ったことがあります。エレベーターも無く、狭い廊下、階段はうねりゴキブリが這い回る。こちらは“セル”というより“リゾーム”といった感じ。
この時は朝日がトラウマ。

それはそうと“リーブアイズ”。なにやらききなれぬ言葉ですがどういう意味でしょう?
ひょっとしてジーンズの“リーバイス”?→“リーバイ・シュトラウス”→“レヴィ・ストロース”。こうなると熱帯も悲しむ構造人類学の様を呈してきますが・・・



1846. 魚嫌い、リーブアイズ似合わず−− 春声@  2005/12/27 (火) 23:53
もひとつおまけ”I hate to see the evening sun goes down.”

EXCELソフトで”セル”なる構造を発明・開発したチームはすごい。やりたいことを一定限”なセル”んだから。EXCELはすごい。



1844. セルフィッシュ・ジーンは沈む夕陽を観るか? マグリット  2005/12/27 (火) 03:32
ヤマザキ・クニノリさん
またしても、当方不勉強で「ダークスター」という映画知らなかったのですがなんだかとても愉快な映画みたいですね。
われわれ人間でさえ何者かの手によってプログラムされているといえなくもないわけですからコンピューターが「自殺」してもおかしくはないといえるのかもしれない。
「死んでやる」なんて機械に脅迫されたりなんかして・・・
私のコンピューター・プログラミングの知識は30年前で止まったままですので、現在のシステムがどのようなアルゴリズムを採っているのか皆目見当もつきませんが近い将来本当に自殺する(フォン・ノイマン型を脱したという意味で)コンピューターやロボットがあらわれるのかもしれませんね。
でも「私」、あるいは「無意識」、なんてのはそう簡単にはプログラムできないのではないかという気もします。

でもでもCPUが乗っかってる基盤をマザーボードと呼びそれらに接続される周辺機器用の回路をドーターボードとよびそしてそれやこれやが遺伝的アルゴリズムによって進化してゆくこのコンピューターの母性系はなにやらわれらの利己的遺伝子の匂いが漂ってくるのであります。
「死」もまたセルフィッシュなジーンの仕業であるような・・・



1843. 幻想が現象と競争し曲解する夜 春声@  2005/12/27 (火) 00:10
>笠井さんと『第七官界彷徨・尾崎翠を探して』の札幌上映で知り>合ったのですが、年上の詩人である彼に、塩田明彦監督の『月光>の囁き』を教えられ、

ヤマザキクニノリ様 笠井さんの御本、確かに入手できております。ただし、人生どころか人命まで定年過ぎているのに、妙に
バイトなど始めてしまい、本を読むこと映画を観ることが出来ない昨今です。必ずや読もうとは思っております。
それから塩田明彦監督の作品は、不肖、わたくしめ、ただ1本『どこまでも行こう』しか観ておりません。あの映画は皆さんもよく言ってあるように子どもたちがかわいらしかったです。
おじさんもどこまでも行ってみたいんだけど、しがらみはしらががらみで−今夜も−明日にそなえて寝なけりゃいかん。
昨夜FMを聴いていたら70才を遙かに超えたUSのジャズピアニストのレイ・ブライアント、ジュニア・マンスがデュオで演ってい
ました。エリントンのA列車なんて10人のピアニストがハンドレッド(100本)の指を使って粋にジャムっておりまして場内、手拍子が盛大←こういう素晴らしき人生もあるってのに。もう変えようがないらしく、やはり小粋なバラードがいいです、私。The Way You Look Tonight−等。今宵ヤマザキさまはどこに出没なのか!



1842. 現象学 ヤマザキ・クニノリ [URL]  2005/12/26 (月) 22:50
マグリットさん
 またしても、カーペンターで恐縮ですが、長編第一作の『ダークスター』で、自爆装置を起動した宇宙船のコンピュータと、それを阻止しようとする乗組員たちの必死の問答が、忘れられません。あくまでプログラムどおりに自爆しようとするコンピュータに、人間は問います、「自分とは何か?」。命令が正しいと判断するところの自分とは、いかなる存在であるか、どんな根拠があって、自分の判断は正しいと思うのか、自分とは、それほど確固たる存在ではないのではないか、といったような論争を挑み、ついにコンピュータは、論破されて、自分の判断は正しくないかもしれないことを認め、自爆回路を切ります。ホッとする人間たちでしたが、存在の懐疑に陥ったコンピュータは、アイデンティティを喪失し、ハカナイ気持ちになって自殺、つまりは自爆してしまうのでした。
 このやり取りが傑作なのですが、確認しようにも、大事にしてきたLDを、レーザーのデッキが故障して見ることができません。まるで、宇宙船に自爆されてしまった乗組員のような心境です。このような技術進歩は、まことに腹立たしい。

春声さま
 笠井嗣夫さんの『映画の歓び』(饗文社)を注文して頂いたように、浜野監督から伝言がありました。有り難うございます。わたしは、笠井さんと『第七官界彷徨・尾崎翠を探して』の札幌上映で知り合ったのですが、年上の詩人である彼に、塩田明彦監督の『月光の囁き』を教えられ、以来、この監督の作品は感嘆しつつ観続けています。以前、こちらの掲示板に、笠井さんの本を紹介させて頂いたことを、彼のHPの掲示板で知らせた際に、次のような書き込みがありました。

ヤマザキさんに紹介・宣伝していただいた福岡映画サークル協議会のサイトを拝見しました。『百合祭』をふくめ、さまざまな特色ある作品を上映しているサークルなのですね。
60年代からの上映リストを見ていると、なつかしさがこみあげてきます。『灰とダイアモンド』など、いまの若い人たちが観ても胸キュンにはならないのだろうな、とか。感慨深いものがあります。

なお、笠井さんのHP「Poesie Sky」のアドレスは、以下の通りです。映画論も収録されています。
http://members.jcom.home.ne.jp/poesiesky/index.html



1841. 仏映画 風水  2005/12/26 (月) 13:28
美しき諍い女は実はまだ上巻だけで。彼女の解放と画家の解放が重なる作品かなと予想しているのですが。でも間がスローですよね。見ながら思わず部屋の掃除が出来てしまうくらい。巴里の屋根の下とかそんなに間が空くというかスローではないので元々の仏の価値観ではないと思うのですが。
 愛人 ラ・マンもそうでしたが女性の心の解放を性的な面によって促しそれを高らかに賞賛する、というのは仏の伝統的価値観だとは思います。ただそれを逆手に悪用するケースもありますので微妙な所だなと感じます。そういう意味では昔のアジアはもっとすべてがゆるいのでなにかホットするところはありますね。



1840. Re^2: ゴダール!ゴダール! 春声@  2005/12/25 (日) 23:45
>最近見た映画は「巴里の屋根の下」、タチの「プレイタイム」リ>ベット監督「美しき諍い女」

風水さん こんにちは。まさしく風に水、しかも流れています⇒風流ですよ。今後ともどうぞよろしく。是非映画の話をしたいですね。1月末の図書館シネラ!モンゴル題材の中国映画例会です。

『美しい諍い女』ってのがなんともしぶいじゃないですか。この映画を観ようって人がいたことに驚きかつ嬉しく思っています。詳細こそ忘れかけていますが、キネ旬のベストテンに入った年に、未見でしたのが、後日だったと思いますが、幸い福岡のどこかの映画館で観ることが出来て、なんともしれぬあの”奇妙な味”にびっくりしました。長い映画じゃなかったですか。
ジャック・リベット監督。エマニュエル・ベアール主演。



1839. Re^2: ゴダール!ゴダール! 管理人  2005/12/25 (日) 23:03
>お電話するのですがなかなか誰にもお会いできないので1月にお会いできればと思っています。

こんにちは風水さん。事務所の当番体制が整ってなくて申し訳ありません。1月例会会場でお待ちしております。



1838. 42インチ、プラズマ・テレビ コックピットM  2005/12/25 (日) 21:15
「素晴らしき哉、人生!」に、始まって、成瀬巳喜男のNHKの役者が語る、裏話を、交え「スイング・ガールス」迄、6時間近く、食べて、飲んで、ちぢみ、鍋、の、記憶は、あるのだが、シャンパンとケーキの、姿が、思いだせない。そんなに、呑んだとは、思え無いのであるが。記憶がないことは、酔い知れていたのでしょうか?赤ワインも、ヒレ酒も、あったのでは?部屋を提供して、くれた方、料理を作ってくれた方、ありがとう。