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JBNリオデジャネイロ事務局便り no.3 2003年 12月15日発信

リオ便り 第3号

 日本ブラジルネットワークでは、このたび日本事務所を縮小し、ブラジルでの活動をさらに効果的、効率的に進めていくため、ブラジル・リオデジャネイロでの事務所の強化を図っております。そして日本からボランティアやインターン生もこちらで活動を始めております。今後、そういった活動の様子や、日常生活から感じること、リオデジャネイロの生活情報などを、JBNリオデジャネイロ事務局便り「リオ便り」として報告いたします。さらに充実させ、ブラジルのニュースなどもお知らせできればと頑張っておりますので、よろしくお願いします。


 12月にはいりました。ブラジルは夏に入ります。ここリオデジャネイロは、ほぼ南回帰線の上、熱帯です。ブラジルに「リオ40度」という映画、歌がありますが、夏になると40度に達する日もしばしばあります。真夏です。湿度がそれほど高くなく、スコールの降る日もあり、夜よく心地よい風が吹くために夜は過ごしやすい日が多いですが、昼間は家の中でも暑くて汗がだらだら出てくることも多くなりました。

 近年、世界的に気候が不安定になりつつあり、雨が多く降る年は大洪水、降らない年は旱魃というような極端な気候になっているようですが、ここでもそのような傾向を感じることがあります。先日、エスピリトサント州で会議に参加したときも同様の話を聞きましたし、アマゾンでも雨が少なくなっているという話は何度も聞きます。
ここリオデジャネイロでも、昨日は久しぶりに、一晩中大雨が降って、私が住む周辺でも低い場所は水浸しになり、死傷者が出るほどの災害となりました。我が家は3階なので浸水するというような被害はありませんでしたが、寝室で雨漏りが激しく、夜中に起きて雨漏り対策をする羽目となりました。また、長い間停電が続きました。
停電は良くあることですが、今回はこの雨のせいか、長時間の停電が何度もありました。これから夏、雨季に入るので、少々不安ですが、いろいろと対策を練っておきたいと思います。

さて、10月末から11月に入って私達の事務所がある大学では、新学期の授業も始まり、新入生も増えてきて、大学の雰囲気もがらりとかわりました。また、近頃、大学への新入生の恒例イベントも開かれていました。
 こちらでは新入生は学生に頭を刈りあげられたりいろいろとからかわれたり、馬鹿なことをやらされるというものがあります。頭を刈り上げるといっても、ただ丸坊主にさせられるだけではなく、モヒカンやトラ刈り、落書きまでさせられるというものです。まるで新入生いびりのいじめのように感じられるかもしれませんが、大学に入学できた人のみが参加できるというもので、嫌なものというより、皆で入学の喜びを分かち合い、一緒に馬鹿騒ぎするというような気持ちで楽しんでいるようです。日本でも新入生歓迎会で池に飛び込むというようなものがありましたが、それに似ているのかもしれません。

 前にも書きましたが、ここでは大学以外何もない地域ですので(国立農牧業研究公社・普及公社・国有林など研究機関は大学以外にもありますが)、学生が集まる居酒屋や娯楽施設というものもそれほどありません。そこで、学生が定期的にシュハスコと呼ばれるバーベキューパーティや、大きなお祭りを開催しています。
 各学科ごとにそういったお祭りがあり、直訳すると林学祭、獣医学祭、生物学祭などであり、そこでは安くお酒を飲んだり、肉を食べたりでき、人が集まるので、地域の人たちや公的機関の職員なども、そのうわさを知って遊びに来ます。学生達が生演奏をしたり、ダンスパーティのようなものもあるので、非常に面白いです。学生や近隣の人々も、林学は音楽がいいとか、獣医はいい肉がでるとか、それぞれ評判があるようです。

ところで、前回の便りでは、大学のストライキについて書きましたが、1ヶ月〜2ヶ月で大学のストライキも終わりました。しかし、今度は銀行がストライキに入ったり、その他の国立の機関なども、しばしばストライキを行っています。とくにIBAMA、国立天然再生可能資源院がストライキに入ったことは環境や天然資源を利用した産業にとっては大きな影響を与えます。アマゾンの木材産業の紛争でも少し書きましたが、アマゾンでの違法伐採というのは、一つには書類の不備があります。アマゾンの木材利用は基本的に、このIBAMAからの許可が必要です。しかし、そのIBAMAがストライキに入ってしまったら、もともと「お上仕事」のため猥雑で時間がかかった許可の承認や書類にかかわる手続きが、さらに滞り、事業を行おうにも許可証が得られないという事態になります。しかし一方で、取り締まりは、これまでどおり厳しいままです。
 また、私達、NGOもIBAMAや大学といった行政期間と共同で事業を行うこともありますが、それらについても遅れてしまったり、連絡がスムーズに取れなくなってしまったりすることもあります。一緒に活動している人のほとんどは、ストライキ関係なく、NGOや大学との共同事業に参加してくれますが、事務作業などがストップしてしまうので、彼ら自身ももどかしい様子です。そもそも、IBAMAは国有林や国立公園などの管理作業をしていますが、資金がほとんどないため、適切な管理作業がほとんど出来ていないという地域が多いのが、現実です。そのため、NGO等とのパートナーシップで活動を進めていくことが重要となっているのです。

 このストライキや、行政とNGOについては、今後もニュースレターなどで報告できればと思います。

 


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