There's something about TONY!
日本公開作品を中心に、偉仔の最近出演作品をレビュー。未公開作品も観たら載せていきます。
東京攻略/花様年華/ファイティングラブ
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『東京攻略』(TOKYO
RAIDERS/2000・香港) 【トニーの見どころ】東京在住の中国人私立探偵・林貴仁(ラム・クァイヤン)。日本名「はやしたかひと」。キュートな助手を従えてクールに仕事をこなす東洋のジェームズ・ボンドといった役柄。在日年数が長い(約二十年くらい?)くせに日本語が絶望的にヘン。だがしかし、意外な正体が…? 【もとはし的感想】この映画を観ながら思い出していたのは、約10年前にリドリー・スコット監督が大阪を舞台にして撮った『ブラック・レイン』。外国人が日本を映画のネタにすると、どこか勘違い的なところがあって、当の日本人には笑っていいんだか怒っていいんだか困ってしまいます。(リュック・ベッソンがらみの作品などがいい例だと思う) 『ブラック・レイン』にも「?」的部分が全くないというわけではないのだけど、きっといろんな規制がいっぱいあって撮影するのも大変だったんだろうなぁと思いつつ、大阪ってこんな街だったのか?ホントにこんなところがあるんだ、よくこんなところ探したなぁ、普通映画でこういうところは撮らないんじゃないかな?と自分が知らない意外なショットを楽しんで観たものでした。『東京攻略』でも同様で、トニーとイーキンとケリーが駆けめぐる東京の光景も日本人がなかなか気がつかない視点で捉えられており、自分がよく知っている街なのになんだか違う街のように感じ、香港人も自分たちにとってはやっぱり外国人なんだなぁ、と改めて認識したものでした。 最近、都知事が都内の映画ロケ許可の窓口を作ったのが話題になっていますね。いろいろ思うこともありますが、日本でもきちんと正式に許可をとって映画の撮影ができるようになるのはいいことじゃないかと思います。これをきっかけにいろんな香港明星や監督に東京で暴れてもらいたいなぁ(もちろん映画の撮影で)なんて思うようになりました。銀座のど真ん中で中学生が殺しあう映画を作るよりも、ずっと楽しいと思うんだよね。 【感想その2・ツッコミあり】まず、偉仔演じる林貴仁は日本在住年数25年を超える設定のはずなのに日本語が絶望的にヘタ。香港の、ほぼ八割方埋まっていた映画館でこの映画を観た私達は当然ここで大笑いいたしましたわよん。某『★月※話』で日本人&香港人の二役を演じた某張先生も日本人パート(すぐ死んでしまったので御退場は早かったが)の声は吹きかえられてしまったけど、いくらアジア各国の映画人に招かれ、現地で映画に出るたびに台湾語・北京語・英語・ベトナム語フランス語・上海語を学んできた朝偉先生も、日本語を短期間でマスターするのは困難だったのでしょう。でも、日本公開時にはこの日本語が吹きかえられないように願うばかりだ。(追記・幸いにして?そのままでした)そんな林さん、探偵というのは表の顔で、実は警視庁外事課の警部というのが正体だというから大驚き。もしかしたらあのヘタクソな日本語はカムフラージュだったのかもしれない…という気にもさせられるかも、と思ったら、制服をビシッと着こなした凛々しいお姿でもイントネーション怪しすぎ(爆)。でもいいか、日本の警官姿も似合うということがわかったから(こらこら!)「東洋のジェームズ・ボンド」というより「でっかい名探偵コナン」といった方がいいような(だってトリモチ葉巻やステッキスタンガンや電動スケボーってコナンに出てきそうなんだもの)フットワークの軽さがかわいい。イーキン演じる大勇もインテリアデザイナー兼借金取りにしてカンフーの達人、という顔は表の顔で、こちらは香港で私立探偵をしているという設定。『古惑仔』や『風雲』、『中華英雄』でのクールだけど悩めるヒーロー、というイメージが強かったけど、今回は二枚目半っぽい役どころでイメージが変わりました。優しくてカッコいいんだけど大ボケ、アクションもバリバリ決めてくれて嬉しかった。浴衣姿もサービスしてくれてるしね。(話はずれるけど、イーキンに仮面ライダーさせたいと思うのは私だけだろうか。ノリダーみたいのじゃなくて、マジなやつをね) ヒロインのケリーさん、日本語も上手になりました。ゲスト出演のセシリア、一応日本人役だったのに広東語ばっかりで苦笑。でもかわいかったから許す(大爆笑)。彼女をはじめとする「トニーズ・エンジェル」たちも好演。特にエンクミが頑張ってた〜。広東語は吹替えなのかな?と思ったけど、ちゃんと台詞覚えてしゃべってたみたいです。偉い偉い。ところで柴咲コウは何度目か観てやっと気づいたけど最初どこにいるかわからなかったのだ。 今やすっかり中堅どころとなった二大日本人俳優、トロさんと阿部ちゃん。トロさんは「ジェネックスコップ」の怪しい英語に苦笑してしまったけど、今回は怪しい広東語に苦笑した(ごめんトロさん、でも嫌いじゃないのよー)撮影当時ドラマと重なってしまったとのことなので、出番が少ないのが惜しいっす。しかし芸域広がったよねトロさん…。(注・私がなぜ仲村トオルを「トロさん」と呼ぶかは、「ジェネックス」撮影時にニコラスやサム・リーが彼のことを「トロさん」と呼んでいたことにまつわる)「孔雀王アシュラ伝説」で香港映画出演経験のある阿部ちゃん、ムチャクチャ怪しくテンションが高いヤクザの親分役で面白かった。オーバーアクトかも知れないけど、あれくらいやらんと笑えないでしょう。ほかに大和武士も出演してました。…しかしエンクミも真珠ちゃんも含めてみんないい味出してるじゃん、今まで気がつかなかったよん!と彼ら日本人俳優たちの魅力にも改めて気づかされました。こういうキャストでこういう感じなら日本人の香港映画出演もオッケイだなぁ。 昨年の旧正月、香港ではじめてこの映画を観たら…面白いじゃねーか!と大喜びしました。なんてったってトニーの妙な日本語に胸を張って笑え、エンクミちゃんのりりしい登場に「エンクミ〜!かわいい〜(はぁと)」と喜び、阿部ちゃんの反則ぎりぎりの切れまくったヤーさまぶりにひとしお盛り上がる始末。周囲の香港人観客(もちろん彼らも盛り上がって観てましたよ)に奇異の目で見られたけど、香港人とは違う部分で笑える私たちって、日本人でよかったなぁ、なーんて思ったりもして。
『花様年華』(In the mood
for Love/2000) 【物語】1962年、香港。新聞社に勤める周慕雲(チャウ・モウワン、トニー)は妻とともに、上海人コミュニティに越してきた。同じ日、社長秘書をしている蘇麗珍(スー・リーチェン、字幕ではチャン夫人、マギー)も外で仕事をしている夫(ロイ)とともに引っ越してくる。やがて二人は自分のパートナーが不倫をしているという事実を知る。対策を講じてお互いに逢うようになるチャウとリーチェンだが、いつのまにかお互い恋に落ちていく…。 【偉仔の見どころ】オールバックのヘアスタイルにセンスのいい(妻のお見立て)ネクタイ、ダークスーツに身を固めた作家志望の新聞記者、周慕雲。妻はホテルのフロント勤務で日本出張が多いと思ったら…。後にシンガポールで華僑系新聞社の記者となり、シアヌーク殿下の凱旋帰国の際にはカンボジアを訪問する。 【もとはし的感想】初めて観たとき(香港映画祭セレモニー時)には諸事情によりラストまで観られませんでした。だからきちんと最後まで観たのは本上映が始まった時。何のかの言いつつ、地元での試写会も当てて合計5回ほど観ました。 【おまけ…というかもとはし的ツボ】チャン氏が日本で買ってきたという炊飯器が登場したくだりでひそかに笑ってしまったもとはし。なぜそこで笑う!?実は、これを観る前に『プロジェクトX』で「炊飯器の誕生」というエピソードを観て、そこに出てきた時代がぴったり重なっているんじゃないかと考えてしまったのだ。(以下、田口トモロヲ風にお読みください)そして、日本の家族が生み出した炊飯器は海を越え、香港へとやってきた。その炊飯器はある夫婦の住むアパートで、そこに住む男と女の間に起こった一つの不倫とも恋愛ともいえない感情を何もいわずに見守っていた。その男女がどうなったかはその炊飯器も知らない…。(おいおい、どーゆーオチだ)
【物語】おもちゃ会社で働く高飛車OLデボラ(サミー)が牛モツ麺店主のトンザイ(トニー)と出会ったのは車の接触事故という最悪のシチュエイション。和解の勢い余って関係を持ってしまったデボラは「なーんだ、結構いい奴かも」とトンザイを気に入るが、トンザイには人気タレントの恋人ミンディ(ニキ・チョウ)がいた。そんなデボラも、日頃の横柄な態度が祟って会社をクビにされる。家にもいられなくなった彼女は病院で偶然トンザイと再会し、彼の住む豪邸に間借りすることになる。愉快な(笑)家族に「大丈夫なの?」と心配され、牛モツ麺店で働きながら、トンザイとデボラの心は近づいていくのだが…。 【偉仔の見どころ】三代に渡る牛モツ店経営で成功して郊外に豪邸を建て、自分の店がマスコミに紹介されてことがきっかけで芸能人の彼女をゲットした“ホンコンドリーム”(多分)の実現者、トンザイ。父を亡くして一家の主となり、母親や弟妹の面倒を見ている。独身。母親や妹、現恋人、そしてデボラとパワフルな女性に取り囲まれ振り回されてしまう運命の星のもとにあるらしい。 【もとはし的感想】サミー主演ということで『needing you』とつい比べがちになってしまうのかもしれないけど、相手役がアンディとトニーではまた雰囲気も変わるものだし、サミーの役柄の性格づけも明らかに違うから似ているところはないと思うぞ。彼女の役どころに関しては、最初の性格の悪さはこちらの方が勝っているし、物事に対するパワフルさもこちらの方が上じゃないかな。そんな彼女を迎え撃つトニー、ついついサミーに対してはなんとか上位にいようとするけど、結局彼女のパワーに押し切られてしまうような感じで見ていて楽しい。アーバンコメディという点では『君を見つけた25時』(後日感想をアップします)とも共通点がありそうな感じもするし、こちらでもサミーと現彼女の間をふらふらしているトニーだけど、その成り行きは『25時』の時よりはハラハラしないで観ていられたと思う。トニーもステキだけど、何よりもサミーを始めとして、出てくる女性たちがパワフル!映画の冒頭では病人だったというのが信じられないほどアクティブなトンザイのママがいい味出していたよ。これは香港女性のバイタリティを感じることができる映画でもあったのだ。 『インファナル・アフェア』(無間道/2002) 【物語】 【偉仔の見どころ】 【もとはし的感想】
『無間道V終極無間』のメンバー。りよんと陳道明先生が加入。 |
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