「ラフトの王様カップ」に参加してきました。
日本ラフターズ協会が主催し、今年初めて開催される大会で、諏訪峡出口の銚子橋から沼田市内まで約20kmのダウンリバーレースです。
日本で行われる大会ではもっとも距離が長く、もしかしたら一番過酷なレースかもしれません。
リバベンのようにわかりきったコースを下るのではなく、川の流れを読み状況に応じた判断と操船技術が要求されるます。
途中二ヶ所の堰堤越えがあります。危険な箇所にはレスキュー要員がつきますが、距離が長いのですべての危険箇所につけることもできないので、もしもの時はセルフレスキューができる技術も必要となります。
水量にもよりますが、ゴールまで2〜4時間かかるのでレース中の水分、エネルギー補給も必要となります。
このようにラフトの王様カップは川を下るの必要な総合力が試される、文字どおり「ラフトの王様」を決める大会なのであります。(主催者談)
レース概況
今年は例年より早い梅雨入りとなり、大会当日も朝まで雨が降るという状況、上牧の堰堤もオーバーフローを乗ったまま下れるくらいに増水していた。
参加チームは9チーム(うち1チームは棄権)、まだ知名度の低い大会なので参加チームはやや少なめ。
見たことのある顔が多い。(^^ゞ
強そうな、と言うかプロのチームは出てないようだ。
スタートは最近流行り(?)のルマン方式。
銚子橋下の駐車場に並べたラフトを50mほど離れた川まで担いでのスタート。
# 最初からつらいことさせるぜ。
上流の方は水量が少なく通れるルートは限られている。そこに8艇のラフトが団子状態でひしめき合っている。
団子を抜け出しなんとか3位をキープ。
前に行くランホリンクスとぶつかりながら、前に出るチャンスをうかがう。
遠慮がちに漕いでくれるランホリンクスは自ら岩に乗り上げスタック。
あと前を行くのは神大のみ。
# 夕べお酒あげたんだから遠慮して漕げよ。
川幅が広くなったところで、神大を刺す。
SUPER PUMA、ふつーに漕いでもけっこう早い。
スタート5分ほどでトップに踊り出たのでありました。
時々後を振り返ると、岩に引っかかっている神大とランホリンクスが見える。
差はどんどん広がっていき、吾妻橋を通る頃には完全に見えなくなっていた。
あとはドカドコの独漕、楽しいツーリングの始まりなのでした。
隠れ岩を得意の小技で避けながらいく。大きく乗り上げたりしない限りこのままいけそうだ。
上牧の堰堤。これは堰堤ではなくダムだ。
左岸寄りのオーバーフローしているスロープを下る。
途中の岩に引っかかり斜めになってしまう。横向きになっては堰堤下のハイドローリックに捕まってしまう。ヤバイかなっと思ったがなんとかそのまま通り抜けることができた。
けっこうな落差だ。5mはありそう。
発電所からの放水で水量が戻り、流れにパワーが増してくる。
長丁場のレースだ。瀞場で交代で水分やエネルギーを補給する。
特製ドリンクの効果はちょっとはあったのかな?
月夜野バイパスの大きな橋が見えてくる。
その下の通称月夜野の迷路を越えると大会本部がある中間地点。
ここでスタッフにゼッケン番号を伝える。
この時点で2位と約5分の差がついていたそうだ。
ここまでで約1時間半。
みんな疲れてきているようだ。瀞場ではあまりスピードが上がらない。
しかし後から2位のチームが迫っているわけでもないので、がむしゃらに漕ぐ必要もない。ポイントだけ力を入れて漕げば大丈夫。
後半は支流からの流れ込みも加わり水量はさらに増え、時々大きな瀬が現れる。
なかなか楽しいダウンリバーだ。
クィーン17の瀬、とがのクランクも難なくこなす。
坊ちゃんウェーブができるところだろうか、大きなストッパーに正面から突っ込んでしまう。ラフトが一瞬止まる。
もし横向きで入っていたらフリップしていたかもしれない。危ない、危ない。
ゴールはもうすぐ。
最後のちょっとした瀬を越えるとあとは瀞場を漕ぐのみ。
岩元橋の下で加藤さんがカメラを構えている。
カヌーライフに載るかもしれないと思うと、疲れているがみんなの表情は明るい。
そして、ごぉぉぉぉぉぉる!!
2時間21分、2位の神大 ゴールドフィンガーテクニシャンに約12分の差をつけて、ぶっちぎりの優勝なのでした。
予想外の早いタイムでのゴールだったため、ビールをもって待っていてくれるはずのNASSがまだ現れていない。
レースをコーディネイトしたスミス ネイチャーランドの浅沼さんも「早かったねぇ」って。
でもうちら、ふつーにダウンリバーしてただけで、そんなに一生懸命漕いではなかったんだけどね。
成績
1位 ドカドコドカ〜ン・アハゴン(地平線調査隊)
2位 ゴールドフィンガーテクニシャン(神奈川大学)
3位 オレのちん○を・・・(慶応大学)
4位 チーム ランホリンクス(トヨタ自動車)
5位 EASY FORWARD(東京農工大OB)
6位 ぴょんちゃんと・・・(アルツハイマーズファミリー)
7位 東京農工大
8位 上智大学
棄権 ドカドコドカ〜ン(NASS)
と言うわけで、我々は初代「ラフトの王様」という栄誉に輝くことができたのでした。
賞品のアキレスのダッキーとモンベルのウェットもゲットしました。
春の巡業最後のレースをいい成績で終えることができ、ホッとしています。
これで秋の長良の大会までしばらくラフトはおやすみになることでしょう。