買い付けを兼ねて東南アジアのあちらこちらを旅しています。
私の写真とミニエッセイでアジアの旅をご一緒にお楽しみ下さい。
 

ガンガーに集まる人々

 夜明け前にガンジス河に着いて、日の出を見るためにボートを出してもらいました。
 
 インドは暑い国だと思っていたのですが、1月のインドの早朝はとても寒くて、ボートの上で凍えていました。インド人の漕ぎ手が「温かいチャイを飲むかい?」と聞いてきたので、寒くて仕方なかった私は「お願いします」と頼みました。でも一緒に行った友人は寒そうにしているのに「いらない」。
 対岸について持ってきてくれたチャイは熱々で、冷え切った体には染み渡る有難さでした。「おいしいよ。少し飲まない?」とその友達に言ったら首をふりながら「あのね、ガンガーのボートの上で出されるチャイって、ガンガーの水で作っているって知ってた?」・・・・と一言。
 えー今頃そんなこと言われたって・・・・私はもう半分以上飲んじゃったのに・・・!?。
 明日はお腹が下るかもしれないな・・・・と半分後悔しながら、でもこの寒さをしのげるのなら、明日からお腹をこわしたってかまわない・・・・と残りのチャイを飲み干しながら、ガンガーに上る太陽を見ていたのでした。・・・・・でも、次の日も私、全然大丈夫でしたが・・・。
 
 


ガンガーで祈る女性

 なんてキレイな鮮やかな色のサリー!。
 
 インドでの楽しみは色とりどりのサリーを見ることでもありました。ここガンガーに集まってくる人々の色彩も本当に豊かで飽きることがなかったです。その中でもこの黄色いサリーを着ている女性の祈る姿が私はとても印象に残りました。私にとってガンガーのほとりはまるで一昔前の映画のワンシーンのようで、これほど自分を異邦人だと感じた場所はかつてなかったと思ったほどでした。でもひたむきに祈る姿を見た時、神に祈る姿は(方法は異なっているにしても)人として同じなんだなあと、とても共感をおぼえました。


◎ミャンマーで出会った少女

 ミャンマーへ行ったのは5月。連日40度近い真夏日。木陰の風は気持ち良かったけれど、何しろ暑い。そんな中、ロバに乗りながらゆっくりとパコタを見て回った。仏舎利搭のようなレンガつくりの建物があちらこちらに建っている。この少女にもパコタの前で会った。
 頬に塗っているのはタナカと言ってファンデーションのようなもの。皮膚の冷やし日焼け止めの効果もあるのだとか・・・。ミャンマーの女の子はとてもオシャレだ。みなこのタナカを顔にデザインしながら?塗っており、耳にはピアス。髪の毛には花を飾っている。写真を撮らせてと頼むと「マネー」としっかり催促されてしまった。少女のオシャレまで商売道具になってしまうのかな。きっとかわいい女の子を着飾って立たせておいたら、観光客は写真を撮りたくなる心境になるなんてことはお見通しなのかもしれない。


◎市場の女たちはいつも元気

 どこの国に行っても必ず市場には顔を出す。おいしくて安い現地の食材を買うことも目的だけれども、私はあの活気が大好きだ。特に働き者の女たちの姿を見ると嬉しくなってしまう。手っ取り早く現金収入を得るためには、市場は格好の労働場所だ。重たい野菜や魚をカゴに山ほど積んで運んでくるのも女たちなら、売るのも女たちの仕事のようだ。男たちは横でだべったりタバコをふかしたりして、のんびりしているように見えるのだが・・・。
 これはミャンマーの小さなオレンジ。果物は豊富だ。デジタルの秤なんてないから、天秤で量り売りをする。味見をしたいと頼むと気前よくどんどん皮をむいてくれた。20円もあれば数個は買える。
  もっと貧しくて道具を持っていない女たちは地面にいきなり果物を並べ、3,4個ずつのかたまりにして、そのまま売っている。なんともアバウトな売り方。それにしても生き生きと働いている姿を見るとついついカメラを向けたくなってしまう。私の撮ってきた写真の中でも市場の女たちの姿のものは本当に多い。


 
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